七会村117周年記念誌 2005(平成17)年 3月
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閉村は正直ゞ寂しし〕で篭七会の良さを改めて思い起こし今後の地域づくりに生かそう。家族的な温か味のある人のつながりの深さ、子供が歩いていても誰もがどこの子なのか分かっている安心感、必ず挨拶してくれる気持ちの良さ、ずっと続いている地域ならではの催し、そして、万人が認める自然環境という財産、それらをこれからも大切にしながら、一方で若い世代が希望のもてる地域づくりを進めよう。神興祭りなども、ぜひ復活させたいものだ。入づくりに生かして行くことが大切だと思います。その意味で、この機会に皆さん方に日頃感じている七会の好きなところ、残したいもの、育てて行きたいことなどについて、ざっくばらんに語っていただけたらと思います。仲田純子七会にお嫁に来て皿年になります。七会の良さというと、やはり地域阿夕津藤里年間続いてきた村の歴史が、平成Ⅳ年1月釧日をもって幕を閉じることは正直に申しまして誠に忍びないものがあります。しかし、これも時代の趨勢として致し方ないことでもあり、合併をひとつの契機として地元・七会の良さを再認識し、新生「城里町」の中での新たな地域百十七年の節目に七会の未来を語り合う。全体刀家族的左温か味のあるつながりをもっているというところでしょうね。飯村義弘半面、すべてが見え過ぎてしまう(笑)こともあると思うけれど。塚田修合併しても、そういう家族的なつながりは残ると思うし、この地域のまとまりは無くならないと思うな。これまで続いてきた地域の催;物か」は。」・卯からも継続して行きたいですね。飯村義弘そうなると、地域のリーダーというのがこれからも必要ですね。塚田修それが大事なんじゃないだろうか。合併してからも、地域を盛り立てて行く推進役の人が必要だ。仲田英尚合併を境に、》会か一くさ。変わ二・三う、ということは無いと思うけれど..….。阿久津藤男そんなに変わってしまうことは無い。阿久津豊それでも、昔からの祭事が、ひとつふたつ立ち消えになっているものもある。私の上宿地区では、稲刈りの後にサンマを焼いて食べる「サンマ祭」がまだ続いてvまでか阿久津藤男犬供養とか庚申(こうしん)誰とか、その地域ならではの催しがまだ幾つか続いているね。塚田修そういう場合に、やはり熱心な世話役というか信頼の厚いリーダーが必要になってくる。回り番で世話役が交替する方法だとどうしても形式だけにな座談会LivingNanakaiってしまうことが多いから。阿久津則男共働きの家が増えたり、やはりみんな忙しくなっている事情もあるし・その意味では、今度できた区長制座は有益だ。阿久津藤男七会地区で8人の区長が選任されました・任期は2年、合併後も地域の声の窓口となり、地域の催事や行政サービスに反映させて旧七会村民の要望や意見が生かされる仕組みになっています。仲田純子子供が歩いていても、どこの子なのか誰もが分かっている。それは親としてとても安心なことで、素晴らしいことだと思いますね。塚田修都会で、道ですれ違った子供に声をかけたりしたら、怪しまれる時代だもの(笑)。阿久津藤男七会の子供たちはみんな、こっちが顔を知っていることもあるんだろうけれど、「おはようございます」「さようなら」と、必ず挨拶してくれて、気持ちがいいよれ。人口が少なかったからこそ保たれてきた、良い部分ですね。ところで、この地域の将来にどんなことを期待していますか?仲田純子お年寄りを大切にする心というのは、この地域では良く守られていると思います。子供達もそういう雰囲気を感じて育ち、やさしい気持の子に成長できる。これはとても良い事だと思います。一方で、若い人の活力を引き出し、応援できるような環境づくりがこれからの課題ではないでしょうか。塚田修同感ですね。飯村義弘自然の環境などは最高なのですから、あとは、子供が増えて若い世代が定住するシステムづくりが必要です。たとえば、産業文化祭に地元在住の芸術家・作家の方々にも作品を出していただいて交流を深めたり、さらにもっと多くの芸術家のみなさんに七会地区に住んでもらう可能性を追求する方法も考えられますね。阿久津則男産業文化祭については、農協(JA)と商工会が一体になって取り組み、お互いが協力し合えばもっと盛り上がるのではないでしょうか。座談会出席者阿久津藤男第16代村長昭和17年生まれ垣子在住迩村義弘団体職員昭和31年生まれ上赤沢在住阿久深玲子主婦・パート勤務昭和39年生まれ迄子在住阿久津則男自営業昭和30年生まれ塩子在住仲田英尚理容業昭和38年生まれ塩子在住阿久津登建築業昭和42年生窯れ塩子在住塚田修自営業昭和29年生まれ上赤沢在住阿久津責守養鶏業昭和35年生まれ塩子在住仲田純子美容師昭和39年生まれ塩子在住

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