かつら議会だより 第5号 1992(平成4)年 8月
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かつら議会だより至鴬業(6)兼業 去る六月八・九日の2日間 にわたり、有島県大沼郡金山 町役場において 一、保健、医療、社会福祉の 取組みについて 二、文教施設の概要について の二項目について行政の取組 み方を研修視察したので主な 内容について、次のとおり報 告します。 一、金山町の概要について 金山町は、会津若松市から 南西約五十五血の位置にあ り、主な山岳は惣山八一六m、 沼峰山一、〇二〇m、高森山 一、一〇〇m、鍋倉山一、一 三七m、高幽山一、一九二m、 日尊倉山一、二大二m、洛ケ 森山一、三一五m、御神楽岳 一、三一大mの九つの重畳な る山に囲まれている。又、尾 瀬沼を源流として西から東か ら合流する大小の河川を集め 教育民生委員会 視察報告 てⅤ字状の谷間を雄大に流れ る只見川がある。その川に 沿って国道二五二号線が走 り、四季を映ずる自然に恵ま れた町である。 ①人口 四、一七五人 昭和三十五年国調で一〇、一 一九人いたが、鉱山廃鉱とダ ム建設のため昭和六十年同調 では、四、二八二人と率にし て五十七、七%の減少で平成 四年度には、さらに四、00 0人を謝った現状である。 ②面積 二九三、九七〇㍍の 内訳は 田 三、二〇四㍍一、一% 田 五、三三三び一、八% 原野 九、四一〇び 三、二% 宅地 九三〇扉 ○、三% 雑種地二、三八一賊 ○、九% 山林 二六五、八九九好 九十、四% その他六、八一三好 二、三% ③平成四年慶一般会計予算 三、一九〇、六六三千円のうち 自主財源 九五一、五七四千 円 二九、八% 依存財源 二、二三九、〇五 九千円 七〇、二% (うち町費債四五一、二〇〇 千円) 二、保健活動について 三つの柱に基づき、活動を 推進し、実施に当っては地域 組織活動として、健康づくり 推進協議会、保健委員会等に よる。 その主な内容は、 ①地域に根をはった地区組織 活動の推進 *健康づくりの組織を基に、 地区の健康管理について検討 し、推進する。 *活動を通して住民とのつな がりを深めていく。 ②生涯を通じた健康管理活動 の推進 *少ない子供達の健康を守り、 すこやかに育つための援助。 *若年層から健康に関心をも ち、保持できるよう援助。 *地域で高齢者を守り、寝た きりを予防する援助。 ③快適環境づくりの推進 *害虫駆除事業。 *春秋の大掃除。 *県下一斉清掃活動の日の推進。 *計画的なゴミ収集による環 境衛生の推進。 *河川の水質検査。 *廃油の回収処分(各部落毎 にドラムカンを置く)。 三、老人福祉 金山町は、高齢化が非常に 進んでおり、現在その率は三 十三%に達して福島原下一番 の町である。そのために老人 福祉に対する関心は高く、各 施設は完備されて「潤いと安 らぎ」をモットーに各施策に 取り組んでいる。又、一人暮 らしの老人に対し、緊急のた めのポケットベルを貸与する など行政の行き届いた配慮が 伺われた。 老人福祉施設として *有料老人ホーム し *老人福祉センター *老人福祉施設付設作業所 *在宅老人ディサービスセンター *老人休養ホーム *老人憩いの家 *ショートステイ (特別養蓄 老人ホーム) *ホームケア(かねやまホーム) 四、文教施設 金山町には、小学校三校、 中学校二校がある中で、児童 生徒数が減少している。過去 に統廃合を実施したが、現在 もなお統廃合せざるを得ない 状況である。 小学校 ①金山小学校=昭和五十六年 に川口・中川・水沼・・沼沢の 四校が統合された学校で、現 在の児童数一〇〇名。 ②本名小学校=児童数十六名 で平成6年度には廃校の予定 ③横田小学校=児童数一〇〇名。 中学校 ①第一中学校--昭和五十三年 に川口・沼沢の二校が統合、 現在生徒数六十名。 ②横田中学校=生徒数四十三 名。 以上、学校について簡記し たが、地元住民にとっては自 分達の学窓の思い出の足跡が

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