じょうほく議会だより 第74号 1994(平成6)年 2月
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冷雲による栄一露輸一人・こ軽症休耕の問題について賀間いたしま一兆有史上、空前の冷夏により農作物は冷害で不作となり、豊かな実りの秋もついに見られず、平成五年の年の瀬を迎えました。今、時のニュースとして米の輸入問題が大きく世論をわかせ、議論されております。まさに、全国農民の結集と熱気は日増しに加熱され、一般消費者を含めて、全国民がその成り行きを見ております。そして、農村を取り巻く環境は、十数年来統いた生産鯛整で、日本の農業の代名詞である耕して天に至ると言われた田畑は荒れ放題、さらに農村人口の若者離れで、優良農地までも耕作放棄で、山野と化していく姿が見られます。今、農村は今後の営農のあり方に話題が集中されており冷害によ》る米輸入と転作休耕について’一五番園部暇職員一ます。今までは生産調整をして、食管制度の堅持を信じ、それに協力し、そして、消費者の好みの品質に日夜努力してまいりましたが、今、それが音もなく崩れつつあり、農政不信の輪が幸今ごくなりつつあります。長い間論議されていた牛肉、オレンジの開放で、ミカン農家、また肥育畜産農家など、大きな打撃を受けており、今度は米の最低輸入の受け入れの義務がきょうにも決断を迫られており、次は全面開放と、まさに風前のともしびといった感じでございます。このような中で、平成六年度の生産調整は、一部緩和されたと聞いておりますが、市町村の割り当てが終わり一般農家へ下ろした場合、どのように説明するのか、また指導するのか、町長にお伺いいたします。次に、水戸茂木線の改良により、旧県道が町道に編入さrテー、れました水戸茂木線は平成八年を目指して完成を急ぎ、用地交渉、一部着工と日増しに進んでおる現況です。完成後はすばらしい道路となり、交通渋洲の綴和、膿作物の流通促進など、付近の腿家に大きな飛剛があることと思います。このような期待と半面に、残った旧道でありますが、何十年にわたって舗装がかさ上げされており、そして高くなり、道路沿いの住宅に雨水が入り、現在大変苦慮しております。道路幅は生活道路であるので十分でありますが、あの高さを下げて、雨水処理の側溝を入れれば快適な環境になることと思います。そのような二事をするときは県土木で施工するのか、また町で施工するのかお伺いいたしま一兆また、そのような計画をぜひ実施していただきたくお願い申し上げます。町長農政全般の大きな問題はさておいて、実際に今回も約九沙が緩和されて百十三鯵が転作、青刈りという形になるわけですが、それも一つの施策の里国政農政の四行政としてはお願いをしていきます。議員さんご指摘のとおり、農政については私自身の考えもあるし、議員さんの考えもあると思います.ただ、一つのミクロ的な階をすれば、当然今の農業に対してミニマムアクセスを受けたり、例外なき関税化を六年後に引き延ばして、歯どめのきかない自由化という形で物事を論じていいのかどうかというのがまず第一点。それから、日本の経済の中で雲業の位置づけなり、農業の果たす役割なり、そういうことをきちっとして諸じた位置づけをしておかなければならない。今回のウルグアイ・ラウンドを脱退して、米のために退会するという形が、果たして国益にとってどうなのかということを考えますと、その責任者たるものは、これは断腸の思いだと思いま{乳ですから我A行政に携わっている者、また、いろいろな面で冷静に判断した国際協調という形の中でどういう結論を出すのか。一国益といごものをまえた中での、また日本という一つの国を考えて、将来性ということを考えた中で、耐えるところは耐えて、また、いろいろな方法の中で、解決策はあるのではなかろうか、そう思っておりま{乳ただ手をこまねいていたのでは、それでなくても、きょうもマスコミにありましたけれども、米の自由化だとか、ミニマムアクセスの今のことを受けるとか、そういう問題ではないというのです。日本の水田農業そのものが崩壊しているのではないか。しかし、今回はそれにまた追い打ちをかけるのだろうということが心配されているので一兆ですから、国政の中で、また、市町村、県も通じて、おのおのの特色ある農業形態というものをつくっていかなければならない、そういう時期にきたと思っております。ですから、一つの小さな団体でもいいですから、協業化なり公社なりをつくって、その土地の利用を図って、企業化した、そういうものをしていく時代だろうと、そういうことを申し上げているわけで-19

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