誕生35周年記念 桂村勢要覧 1992(平成2)年 12月
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■桂村のおいたち 明治二十二年(一八八九牛)四月一日から、全国的に新しい町村制が実 施されました。わが種村でも、上咋・下咋・粟の三村が合併して印材に、 北方二尚久・錫高野・孫根・岩船・高根の六村が岩船村に阿波山・下阿 野沢・上阿野沢・赤沢四村が沢山村となりました。 こうしてできた旧三村は、その後六十余年にわたり、地方自治体とし て重要な使命を果たしてきましたが、終戦後の社会情勢は急速に変化し、 経済、交通等の発達は、従来の町村規模では、到底住民の福祉増進を望 み得ない実情となりました。終戦後の昭和二十八年十月、町村合併促進法 が施行されました。関係者の非常な尽力によって旧三村が合併したのは、 昭和三十年二月十一 三村にわたってゆかり深い桂川にちなみ「種村」と名付けられました。 本庁は阿波山におかれています。旧印材・旧岩船村役場は「支所」とし て行政の一部を執行し、村民に便宜を与えていましたが、現在は公民館 分館となっています。 (種村郷土誌より) 「茨城県管内図」より抜粋(昭和24年3月発行) / 3
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