誕生35周年記念 桂村勢要覧 1992(平成2)年 12月
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市場適応型 種村の基幹産業は農業ですが、農家一戸当た りの経営耕地面積は○、八hと小さく、兼業化 が進んでいるのが実情です。その理由につい て、「国の減反政策などによる農業不振にもよ るが、昭和三十年代後半から高度成長下で若 い人たちが他産業に働きに出ていったからで すよ」と、農家の人たちは話してくれました。 昭和三十五年に九三一戸あった専業農家も、昭 和六十年には一八八戸と八〇%も減少し、大 部分が第二種兼業農家に移行。営農形態は、 米を主軸に野菜、菓たばこなどの工芸作物を 配した類型が大部分ですが、近年は仰の区画 整理、転作団地などの土地改良事業や県内の大 豆、麦などの採種事業、特産物づくりを行い、 生産性の高い都市近郊農業の確立を目指して います。 L くりたけの特産品作りに取り組む 後継者クラブの皆さん 16
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