合併25周年記念 桂村勢要覧 1980(昭和55)年 11月
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の研修及び自主研究について援助し、その奨 励につとめます。 一方、就学前教育にも力を入れ、希望者全 員が施設の利用ができるよう努めています。 現在、幼児教育施設としては、村立保育所 一(定員六〇名)・私立幼稚園一(定員八〇 名) がありますが、村内の幼児全員の利用は できませんので施設の新設も検討されなけれ ばなりません。 また、私立幼稚園に対する助成を行い、父 兄の負担の軽減をはかります。 ●社会教育 近年、ふるきと再発見の動きとともに、郷 土志向が芽生、え、村民相互の連帯感をのぞむ 声が強くなってきました。こうした素地のう えにたって、村の社会教育も社会の急激な変 村民だれもが機会を与、えられるよう積極的に 化に適応しつつ充実感の得られる生涯教育を 推進Lています。 社会教育施設としては、中央公民館(鉄筋 コンクリート造、二階建一五三六平方メート ル) のほか分館二がありますが、今後は集落 公民館の建設を促進して行きます。文化活動 も盛んに行われ、郷土の文化に対する関心も 高まってきました。村には数多くの文化遺産 があり、その調査・保存・資料の発刊など、 これらの施策をすすめる郷土資料館の整備、 jた単なる展示する場のみでなく、創作活動、 民芸品などの生産活動施設を併設して、伝統 文化の復活や保有のできる場の設置をはかり ます。 村のコミュニティづくりに大きな役割をは たしているのが、村民のあいだで自然発生的 におこってきた草の根スポーツです。 村民の余暇利用とスポーツ、レクリエーシ ョンに対する関心にこたえるため、村では、 運動公園(野球場二面・バレーコート三面・ テニスコート二面、二六〇〇〇平方メートル) 体育館(一二二七平方メートル)を設置しまし た。また、農村青壮年についでは、休日を一 定にすることは困難なため、夜間に利用でき る施設として、グランドの夜間照明施設の整 備をすすめています。 さらに、青年が研修・体育・野外活動を通 し、相互交流し、知識と教養を高め、心身と も健やかな社会人となるための施設が要望さ れており、せた一般村民にとっても必要なも のであります。このような施設の建設をはか って行きます。 ◎

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