合併25周年記念 桂村勢要覧 1980(昭和55)年 11月
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協業化による明日の農村づくり これからの農業のあり方については、吉自 治体でもいろいうな問題ガ提起されています か、村においても農業後継者の減少、再業農 家から兼業農家への移行、稲作の生産調整な ど農業をとりまく情勢はきわめてきびしいも のとなっており、これらの諸問題を正確にみ つめ、把握し、長期展望のうえにたって総合 的施策をすすめます。 何の農業現況は、農家一戸当り〇・〔ヘワ タールと規侵は小さく、□四五〇ヘクタール となっており米を主軸とし、葉たばこ・野菜 等を配した鞍塾経営ガ大部分ですが、施設園 芸も近年盛んになり、トマトーキュウリ・い ちご「メロンガ栽若されています。その他、 栗・しいたけの出荷も盛んになっています。 地場産業の育成をぉしすすめるためタラの 木の導入開発か行われており、試験ほ湯ガ二 刀所設置され、また、ゆす・ぶどうガ栽培さ れています。△フ後は村の観光にも大きな役割 を果す特産物の育成に期待をよせています。 畜産については、豚約三〇〇〇頭、和牛約 n00頭の飼育ガ行われており城北地区では 最高の飼育量を誇っています。また、高令 書の生きガい対策事業の一環として高令書和 牛の貸付飼育を推進しており、これらの状況 から△フ後、和牛の飼育頭数は伸びるものと予 想されますガ、飼育方法は大部分、里山方式 であり、労力の軽減と午の昏格ブくりには、 放牧は、欠かすことのできないものであり、 放牧と草地造成を促進いたします。 商工業については、小親榎経営で、小売業 の組織化による充実をはかると共に合理化、 近代化をすすめていく方針であり、工業につ いても五〇人以上の企業は一カ所でぁり、△フ 後は公害のない安定ある企業の誘致を積極的 にすすめて行きます。 村にあける観光資源は、御前山県立自然公 園をはじめ、自然に恵まれており、また文化 遺産も数多く、これらを活用して新たな観光 ・レクリ工1ションの開発をおしすすめて行 きます。
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