常北町勢要覧 1983(昭和58)年 3月
20/52
蓼常備消防の早期実現を めざす 町の消防体制は、八分団・二三三名からな る消防団を中心に構成されています。各分団 にはポンプ自動車や小型動力ポンプが配置さ れており、さらに町内各所には、貯水槽(二 二七基)、消火栓 (一八一基)等が設置され、 万一の事態に備えています。 火災発生件数は、ここ数年二⊥二件程度で すが、市街地の密集化や建築構造の多様化な どにより、消火活動が高度化してきているた め、常備消防の早期実現をめざしています。 鍵万全を期す交通安全対策 市街地を縦貫する幹線道路の交通量の増加 に伴い、交通事故の危険性もますます高まり つつあります。そのため、町では、幼児から 老人まで一貫した交通安全教育を図るととも に、道路の拡幅、カーブミラー・ガードレー ル・信号機・横断歩道等の設置を進めていま 着々と進行する地域開発が くらしの安全と快適さをつす。また、毎月一日を「交通事故ゼロ・歩行 者優先の日」と定め、安全指導を行うなど交 通安全思想の高揚を図っています。 馨大量輸送機関としての 路線バスの見直しを 本町の交通網は、定期路線バスが、水戸〜 宇都宮、石塚〜茂木、石塚〜常陸太田、石塚 〜笠間、石塚〜水戸間の五路線を運行してい ますが、自家用車のめざましい普及により、 バス利用が低下を続け、運行回数の削減等の 問題が生じてきています。 省エネが叫ばれている今日、大量輸送機開 としてのバス輸送を見直すことは、地域住民 の足を確保するうえからも必要なことです。 そのため、町では、バス運行に支障をきたす 道路の整備等を行っています。 ●正確かつ迅速な情報の 伝達を 公社電話の普及に伴い、有線放送が廃止さ れた昭和五十三年以来の懸案であった広報無 線の設置が五十六年に実現しました。 これにより、災害時における情報の伝達を はじめ、一般行政事務連絡等が、正確かつ迅 速に全町民に伝達できるようになり、大きな 威力を発揮しています。 涌 k〆 lβ
元のページ