常北町勢要覧 1983(昭和58)年 3月
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●近代化による生産性の 向上を土辰業- 農妾を基幹産柴として発展を乾けてきた本 町では、今なお数世帯の約四八%が多少にか かわらず農乗を営んでいます。しかし、近年 の水田利用再編対策等の農政事情や産業構造 の変動は、当然農業経営めあり方にも影響を 与え、農業を経とする第二種兼業農家が増え 将 来 を み つ め て 地域 業開発を ており、その構成比は、昭和五十六年で専業 一七・四%、第一種兼業二八二%、第二種 兼業五四・五%となっています。 町では、こうした兼業農家の増加現象を踏 まえ、農業の近代化・合理化を図るため、早 くからほ場整備等の農業基盤整備を重点施策 として推進してきました。現在では、すでに その大半が完了しているため、今後は整備率 の低い畑地の区画整理事業を中心に、積極的 に進めていきます。 一方、農業の生産状況は、米・野菜を中心 に畜産・工芸作物・茶・タバコ・果樹などバ ランスのとれた作目構成で生産がなされてい ますが、町では、さらに生産性の向上を図る ため、自立経営農家の育成や大型機械の効率 的利用および農作業の協業化など、新しい時代 と地域性に見合った農業の振呉を図っていま す。 ●森林の保全と生産基盤 の整備を1林業- 本町の林野面積は、二、九七九ヘクタールと、 即の総面積の五七・九%を占めており、この うち人工林は二、六〇Uヘクタールあります。 木材の需要は、需要構造の変化はあるもの の、増大傾向を示していますが、町の林業生 産は、生産基盤の未整備、労働力の不足など から小規模な副業的存在となっています。 そのため、町では林業構造改善事業などを ● ● ● かした 雪 導入し、生産基盤・経営基盤の整備を図って います。 また、森林は経済的機能のほか、水資源か ん養・自然環境など公益的機能を有している ことから、その保全にも積極的に取り組んで います。 ●地域に根ざした商業へ 都市化の進展や消費生活の向上を背景とし て、今後も予想される大型店舗の進出は、商 圏の拡大と商業の活性化を促す反面、地元商 店街の沈滞化を招く恐れがあります。町商工 会では、地元商業者のそうした不安を解消す :・_て争コ ニr L .i.・ 戸ぶチ √ヰ:・「心透こ▼・・「7ゴ■ I ・-、 こノて」聖 み- -∴ ‾l ーユニニi. ′′’ ♪■㌧-・_ て、__ lβ
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