広報 しろさと No.045 2008(平成20)年 10月
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今年の中秋の名月(十五夜。旧暦の8月晦日)は、9月哩日で、満月が見えるはずでしたが、あいにく懲り空になってしまい、満月を見ることができませんでした。先日、昔話でお月見の諦迩が出たときに、子どもの頃のお月見の夜はわらと細で棒状のバッタリを作り、近所の子どもたちが連れ立って、「大麦バッタリ、そば当たれ」と言いながら各家庭を廻り、庭先でバッタンバッタン叩いて手作り催賊等を政って歩く風習があったが、それも昭和妬年頃には途絶えてしまい、お月見も寂しい気がするという話になりました。そこで、ああ今日が旧雁8月の十五夜のお月見さんだというときに、昔を懐かしみながらお月見の雌術をしようとしたのですが、ススキを取りに行く時刻から空が暗くなり始め、満月が見られるような状況ではなくなってしまいました。満一脚の夜満月の話は磯業とも関連して言われることがあり、そばの花盛りが満月に当たると不作であるなどとも言われておりますが、私は以前に旧暦8月の十五夜の真夜中になると竹の節は凹凸状態がなくなり、水平になると聞かされたことがありました。その話は本当なのかと県の伝統工芸展で竹細工師の方に質問したところ、「わからない」と返事が返ってきました。さて、それでは自ら実証しようと意気込んで、十五夜の日、寝る前にのこぎりとなたを用意して竹山入りの準備をしました。いよいよ「かぐや姫」が現れるか、はたまた満月の夜天女が空を舞うか、というところまでいきましたが、目が党めたのが午前1時を過ぎ、雨も降っていたので実祇中止となりました。どなたかそのような竹についての余話をご存知の方おりませんでしょうか。今年の満月の夜の話です。兵一・嬢匂霧雨あとの蛙の短L識識心“山崎正行鮎の川鉱泉宿へ二つ越え飯田勇一処やんまためらひて門くぐりけり高禍芦江流木は寝そべる形秋高し鯉心制寿美恵歩く会ポケットの柚子匂ひけリ蕊の声して榊榊屋階誰のひ金鯵し雨妙趣今瀬多代美菊咲いて父より大き歩幅なり…し竹内幸子剃のうるさき程の住み家なり飯村昭子ハンバーグ黒く焦がして夏惜しむいそべきよ盆祭過ぎて金魚を貿ひにけり飯村愛子虫すどくそれぞれにある好きな本年t野千猟子竹のオブジェに灯鼻点しけり終戦日響琴曙こ田所厚子眠さうな山鳩の声稲の花瀬容博子うれしがる稲豊作の指数載る”了岩下金司下野の花も僅かに紅と白田ロ勝元秋風や新米供えお中日束見登美子来る日毎花と語れる秋の入り富田欽子塞一しろさ進華を引く手を止め宙を児上ぐれぱハンググライダー北を指しゆく。:い所美恵子紫陽花に梅雨の雨降り濡れたれぱむらさき更に色濃く変はる青柳京子教え子たち夫の葬儀に馳せくれぬ愛育教師の成果見るくし山形式妙小さき花寄り添ふ白き紫陽花のひとつひとつに淡き影もつ渡辺千紗子脅田より吹き上ぐる風酷暑の日も家開け放せば次きいける涼秋山愛子ほとばしる汗に一日を過ごし来て風なき今宵の疲労箸しく大瀧久子御泳歌を唱ふれば心瀞もりて浄土に座する思ひに浸る佐洲屋あや明日在るを鵜じ罰明日滞る服を寝し職に揃え今宵も蕊ぬるい謹杉山みらこ老いの身を労はりにっっ畑に立つ命ある実は吾の分身瞳木ふみ江なにげなく雨戸開ければ秋の風月は東に虫の声する阿良山ウメノ国会は残暑の如く厳しかり稲田内閣辞任表明仲田こう庭先にピンクの花のサルスベリ心などます良き花なれリ岩下英知野遠き峰夕焼け染めて日は沈む初秋の風はさやかに吹きい岩下通子総糾欝潔瀞一鐙」市川蕊子一青木紺三郎稲揺れて夕日を浴びてトンボ飛ぶ永井英陽秋の空サンマ一匹泳いでる中島芳春朝メジャー昼甲子園夜五輪山木隆荘脱メタボきのこへ鋪懸縄澱鱗懸灘窪枝不美億じたくなき率ばかりが我りてゐる今日の新聞もて泥靴を拭けり赤燃ゆろ桧原齢難諦職く偲びつつ雨の湖水ながむる八月の裟惑畜馴群械溶きくる雲に平和を祈る島愛子一秒の百分の一を縮めたる北島の記秒虹は世界に冠たり厳謬田志保子はなれ住む男孫二人はそ執ぞれに司法と税理の道歩み初む平井‐弾きよ子鴬リ溌蕊燕て倉うどん盆の夕錆を子殊らと共にのぼりゆく国鱗僻灘需の誇らしき旗満ちたれる顔富田佐智子訂正広報しろさと9月号M頁、多田志保子さんの短歌は徹「孟宗の若竹訴軸れ背を整十気を賞ひたり竹叢のみち」の誤りでした。お詫びして訂正します。川柳ル、〆ド油とり'四広報しろさと2008年10月
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