広報 しろさと No.038 2008(平成20)年 3月
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2月初旬、新聞の茨城版に、このほど県の附芸研究所が品種改良を重ねて開発し、昨年8月に品種登録された赤ネギ「ひたち紅っこ」が大手コンピニのおにぎりに登場するという記訓が戦ったので、私は「はてな?」と首をかしげました。1月に県内各地域の団体等が参加した新年の染いに、各市町村の地場産品が出展されたコーナーで、城里町の「レッドポアロー」の他に県南の地域から「ひたち紅っこ」の名でほとんど同じような赤ネギが出品されていた事を思い出し、あの時のものだと分かりました。坪地区の赤ネギは、地元で長年細々と栽培されていたものを「レッドポアロー」と名づけて、股近作付而砿も期えてきた元祖赤ネギ垂砂ところで、那珂川の沖穂土壌でなければ良い赤味が出ないともいわれていたので、ビックリしてしまいました。それに、その原種は坪の赤ネギと聞いては、それはないだろうという気持ちでいっぱいです。京郁に京野菜といわれる聖謹院かぶら、壬生菜、賀茂なす、堀川ごぼう、九条ねぎ等々ありますが、原産地、原種を大切にしながら振興を図っていると聞いています。種子を制するものは、農産物を制するともいわれていますが、地元でも、術、種子の管理には気を遮っていたようですが、その辺を考えると、何か配噛が欠けている開発手法ではないかと考えているところです。元祖赤ネギはこ、ちらです。会冬の烏日向の土をこぼしけり飯田勇一宮?長き枝運くり空に冬の鳶山崎正行沖の山樹氷朝日にきらめけり飯村昭子せせらぎの燈めき流れ寒明くる高橋芦江教室に弾ける笑ひ桃の花仲田主らゑ朝日射しざくざく刻む春キャベツ嫌静江すぐそこを国道走り梅咲けりいそくきよ布に撒く待針五色なの雲鯉測寿美懲緩やか戦灸事制限悲隣今瀬多代美灸堂に八時の朝日シクラメン竹内幸子ふるさとや日当る縁に身を伸ばし飯村愛子后垣の前の一列水仏花田所厚子海目指す風の勢ひ蕗の蕊瀬谷博子西小の三世帝寄り餅を渇く岩下金司苛傾げ何て楽しげ小鳥群れ田ロ勝元雪降らず感ばれてる通学路蒋田欽子俳貼句曇秋山愛子絵手紙にふきのたう州かむ師走日をひっそりと萌ゆろ色合ひ選りて大森久子刃のごと澄める川あり移動する雲を映して流れゆきたり高堀よしの仕上りし髪を鏡に今はすれば若き日の如満足感党ゆ佐川あや豊かなる施設設備を見学す那須塩原市稲祉センター杉山みらこ若きらは屋牧の栗山切り倒し「サクランボウ」の紬苗植ゑゆく宮木ふみ江温室ゆ出されし日を浴ぷるレモン鉢焚緑五、六個洲毎と垂ろ所芙思子「ウクライナ国立バレー団」の識どゆく「白崎」の舞いをうつつならざり荷柳京子クリスマスッリI煙くふるさとを旅ぴとの如く見つつ通りぬ山形式妙真冬日の永く続いて氷たる池面に今朝もセキレイ遊ぶ阿良山ウメノ大寒の身に東む寒さ増しくれば明けの明星膜きましぬ岩下迩子春よ来い早く来いよと庭先の雪刺草が芽を吹き出しぬ岩下美智野二十年明けても暗きニュースのみ峻々と笑む放映を待つ仲田こう米寿なれど椛泌救え共に楽しむ初孫の爪を狐みつつこの柔き手が掴む遥か蛍未来を思ふ‐l遡三度デイサービスに行く純姉はPL渡辺千紗子冬の風冷たく次きし山肌をジョウビタキ二羽飛び交い遊ぶ鶴田十が節分に大曾降りLめずらしき粘木に雪の花の咲くらん市川魂子他飾の街は夜毎に華やぎゆき自ずと「ジングルベとのリズムで歩む枝不美も錨の鈴はるかに過ぎてははを恋ふ鮎の甘露煮ほぐしつつゐて片見和枝暮れに痛めど癒えて正月を迎へられ心新たなる年となりたる川上千代子息ら寄りて初日おるがむわが家に陽はさんさんと津りつつ昇る島愛子爆撃うけ無より起きたる二十歳今日錆飾れる成人に触る多田志保子一本の「ろう」燃やしつつ亡き夫の前長く立てリ言莱かけつつ坪井きよ子御神灯の点る古杉の参逆を感謝と願いを込めつつ歩む萩谷登喜子祭壇の遺影の笑顔に隠された漣え来し山坂の険しさを思う富田佐智子孫達のバレンのチコヨは高く付き青木新三妬自慢ではないと斬り孫自慢宮田多蔵見学着濫から逆に見つめられ中島芳巻泌光の中見知らぬ人と知合に北野武一易笑覗これがうれしいボランティア、永井英魁幾な板も鍋も使わぬ晩ごはん山木隆荘II了す広報しろさと2008年3月葵一一暮しろさZ
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