広報 しろさと No.037 2008(平成20)年 2月
10/12

正月中のある日、天気が良かったので、町内の山間部にある、道木橘、倉見、住谷の集落を廻ってみました。いずれも、Ⅱ中は日溜りのある穏やかな山村風景ですが、猪被筈防止の防護柵など作っており、庭先まで侵入して来るイノシシ退治に苦労しているということでした。農家の一人の方は、「イノシシよりハクビシンの方が始末が悪い。木登りは出来るし、隙間があれば防護網を潜る。りんご栽培を始めて収稚できるようになったら、ハクビシンの害により全滅状態なので全部切り倒してしまった」と言い、また庭先のぶどうも切ったようで、その枝先がまだ残っていました。股近ハクビシンの被審ハ渥歩ビシンの害を挫家の方からⅢくようになりましたが、訓年くらい以前には、腿作物の被答の話はほとんど無かったように記憶しています。ハクビシンは、元来日本には生息していなかったともいわれており、毛皮を取るために放したとか、杉・桧の植林後の食箸を防止するためにウサギの天敵として野山に放したとの説もあります。丹精を込めて育てたトマト、イチゴ、トウモロコシ、果樹等が、ちょうど収稚時期に失敬されては、悩慨しているだけでは治まらないのではないでしょうか。つい過激なようですが、深刻な農業被害を与える「害獣」として積極的に駆除を図ってよいのではないかとも魁っているところです。戸苗床を均せしのみに日恐れけり飯田勇一枯木山日射して烏の賑々し山崎正行風音の中の鎚音寒茜いそべきよ初旅や潮目の先は瀬戸の凪今瀬多代美教会の素朴厳木松子寒稚飯村昭子荒き波岩に巻き付く冬の海燕静江すっと履く出勤の靴シクラメン竹内幸子影太く残し冬賜枝移り鯉剥寿美恵鮎を行く息にて眼鏡くもりけり田所厚子万両を活け輝ける白き壷仲田まらゑ卵焼ふんわり鮒の溶けはじめ飯村愛子実南天短く活けて夜の雨高橋芦江校庭は大き日溜り穐の花瀬谷博子子に因みこつこつ努める初句会岩下金司蓉らんの没す寒水一揺すり田口勝元この年はよき事あれとダルマどのに黒目を入れて平和を願ふ山形式妙岩下通子亡き夫の悲しさ募るこの思い百人一昔で心和むる岩下美智野初日の出乾杯音頭とる孫と髪をなびかせ羽根適うひ燕仲田こういやされる枯葉が浮かぶホロルの湯まぢある老後仲間と共に富田欽子元旦のめでたき朝の玄関にシンビジウムの花芽ふくらむ鶴田すが識鴎篭哨昇り行く皆の戸チューリップ早や芽爽きたるきさらぎや坊醗矢く巻の待ら遠しきを鯛市川戎子山峡に生れきし霧に祝界ゼロ湯宿は白き棚に包乳ろ.,敬‐泳美冬至の南瓜タ鯛の単に設らえて明日よ、沸蕊びむ日射を待む…卵“愚片曾塊鰹節.穀蛾繊溌篭紅葉妾犀川上千代子千曲川流るる岸辺草紅葉は波にたゆとう淡き陽を受け勝災子歳末の商戦ははげしく雛る日々ポストより重き朝刊服り出す多田忠保子薄れ行く記憶の中の麺を見弓撫毎けれど着りゐろ吾は坪井きよ子木枯らしの近づく気配する今朝は寒さに負けじと濡れ落ち葉掃く萩経登喜子南天の枯れ葉薄らてもしっかりと鮮やかさ保ち集団成せりひとと…馳聯澱似溝二日続きの大霜に散り果てたり富田佐智子了櫛織焼き餅は正月以外もたまに出る脅木効三郎チャンピオン男を上げて今スター密田多戯乾杯の音頭が祝辞よりながい山木隆荘いく通いでもあるぞと雪は降り積る中島芳春人込みでそぞろ歩きの初詣で化野式I「7丁広報しろさと2008年2月茎=しろさ通

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です