広報ななかい No.257 2005(平成17)年 1月
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七会村長 阿久津 藤 男 村民の皆様、新年明けましてお めでとうございます。 皆様には、新春をご家族お揃い で穏やかにお迎えのことと心より お喜び申し上げます。 皆様には、日ごろより村政に対 しまして暖かいご支援、ご協力を 賜り厚くお礼申し上げます。 昨年を振り返ってみますと、国 内外ともに多くの出来事がありま した。国外では、イラク戟争の悪 化、北朝鮮の拉致間置、史上最悪 の惨事となったスマトラ沖地震等 さまざまな事件や、自然災害が発 生いたしました。 国内におきましても真夏日の最 長記録、台風上陸新記録、新潟中 越地震など、自然災害の恐ろしさ を実感させられた年でありまし た。また先の見えない経済情勢に 伴う不安定な雇用、治安において も県内に連続発生した凶悪犯罪等 暗い年でありました。 しかしト紀宮棟の婚約発表、ア テネオリンピックでの日本選手の 大活躍、大リーグでの日本選手の 活躍など明るいニュースも数多く ありました。 さて、昨年の七会村は厳しい財 政状況下の中にありましたが効率 的な運営に努め、村営徳蔵住宅の 建設、塩子塙住宅建設、物産セン ター山桜のオープン等定住化対 策、農林商工業の振興を始め、福 祉の充実、少子高齢化対策、そし て情報化時代に対応すべく光ファ イバーの全戸数設と各種事業を図 ってまいりました。 しかし、地方分権と構造改革が 強まる中で更なる郷土発展を願う とき、町村合併は必須めものであ ります。幸い村民の皆様のご理解 とご協力をいただき本年2月1日 に常北町・桂村・七会村が合併 し、城里町が誕生します。 明治二十二年の市町村制施行に より七会村が誕生し、以来百十七 年の歴史に幕を閉じるわけであり ますが、先人たちの英知と努力、 深い郷土愛を受け継ぎ常に創意と 工夫を持って郷土発展に精魂を傾 けられました諸先輩や村民の方々 に思いをはせるとき最後の村長と して感慨無量であります。 今日まで村の発展の為ご尽力を 賜りました歴代の村長はじめ議会 議員、関係各位、村民の皆様方に 深甚なる敬意を表するものであり ます。今後は環境の共通した城里 町が更なる発展を遂げ、村民の皆 様一人ひとりが住んでよかったと 言える町づくりができましたな ら、村長としてこの上のない喜び であります。最後になりましたが 村民の皆様の益々のご健康とご多 幸を心からご祈念申し上げまして 新年のご挨拶といたします。

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