広報ななかい No.252 2004(平成16)年 3月
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・一り・∴ 中世とは一般の歴史時代区分でいいますと平安時代末 期・鎌倉時代・南北朝時代・室町時代・戦国時代の約五首 年間が入ります9この時代は、それまでの貴族や農民たち に加えて武士が成長してきて集団をつくり、世の中の勢い の中心となってきました。この七会村地方では、東北部か らの佐竹氏一族の動きや西南部の宇都富民密笠間氏の勢力 拡大の警が中心となっていきます8 この時代の主な調査方法は、次のようなものがあります。 菩薩立像、室町時代に創建きれたとする大師潜 などご本尊や優れた文化財が多く残っぞおりき す8創建蓑琴の仏国書は何度か火災に計ってい 会によって発掘調査などもなされていますが 徳蔵望戸倉城跡や荻鹿屋敷、塩子の「御東館・ 御酉館」、ヰ勝城跡などがあります。小豪放の 住まいした跡であると患われます。 「佐竹氏や笠間氏が活躍した時代」 一整理刊行された歴史事実・伝承等の史料集 一城・館▼社寺跡 一神社や寺院の文書や宝物 一個人所蔵の文書や系図 一各地の墓所 せ紀初めの弘仁年間に創建された徳蔵寺に 世期に造られた十一面観音菩薩重像や地誌 や館跡などについては、既に村の教育委員 ・ ■ てほとんどの史料は残っておりませんが、中澄男の鋳造千 手戟音菩薩像が残っています⑳この寺望見麗は、近世潮で はありますが匡戸時代半ばの郡奉行歯音毒草のスケッチや 「天保検地絵図」によって懸崖づくりの観音堂をど往時の 規模を偲ぶことができます。中世に戯建された寺院に小膠 の修多羅寺があります¢ 個人の家の文書調査もさせていただきましたが、中世に はまだ文書が多く出回っていませんでしたので、近世にな って増えてくる農相文書のようには残っておりません。個 人の家の系図をどがわずかに残っているのみですが、これ らは大変貴重なものですQ 既に刊行されている史科の代表的をものには『新編常陸 国誌』があり、そのほか「笠間城記ヒや「弘安大田文」 (径倉時代に行われた土地調査の記録)などがあります。 しかしながら、本当に少ない史料のため=具体的な村の動 きはなかなかはっきりしないところが現状です。今後、 「これはどうであろうか」などの史・資料をどがありまし たら、編さん重富でお知らせいただければ有難く存じます8 徳蔵書所蔵「地蔵菩薩立 地 区 下赤沢 塩 子 お 地 区 徳 蔵 小 勝 薗瀞 た か さ ご 地 区 民 小 勝 卜 部 御前山村 (櫓山) 下赤沢 近 浮 氷戸市 (岡村) お め で た 出生児 小瀧 雅大 鶴田健一郎 く や み 死亡者 塩沢 芳郎 清永 筆子 猟 性別 保護者 (男) 真一 (男) 巻章 〞一缶 年 齢 78歳 70歳 清正悦 芙輝子裕 月分 2出 届

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