広報ななかい No.219 1998(平成10)年 6月
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現在七会村では、人口の長期的な 減少を始め、若年層の流出、農林業 の担い手不足による農地や山林の荒 廃と生産の低下など、様々な問題を 抱えています。「新線合計画」にお ける村づくりの住民意識調査では特 に人口の増加・定住化・交通条件と 買物環境の改善・雇用の場の確保な どを望む声が多くみられました。 そのため村では、「二十一世紀へ の着実な村づくりを目指して」を基 本テーマとし、過疎からの脱却と生 活環境の整備・財政基盤の強化等主 要課題に取り組んでいます。 一方、近年価値観の多様化から地 方での生活を再確認する動きが高ま りつつあります。近隣町村において も多稜なU・1・Ⅰターンを促進す るための施策が講じられており、 U・1ノーターン希望者に仕事を始 め住宅事情等様々な情報提僕や優遇 措置を講じております。 いつまでも親しみと崇りをもてる郷づくり このような背景を踏まえ、若年層 の流出による人口減少、高齢化によ る生産性の低下に歯止めをかけ、活 力ある村づくりを進めるため、定住 化方策についてコンサルタントに委 託し調査を実施しました。企業の誘 致・周辺市町村のベッドタウン化・ 村外に住む村出身者に対するアンケ ート調査や村営住宅団地に住んでい る人たちへ聞き取り調査を行い、 U・1・Ⅰターン希望者の積極的受 入れ、七会村周辺都市における住宅 政策の動向などを調査し七会村の住 宅開発の方向性を検討してきまし た。 これらの調査検討結果を踏まえ、 住宅環境の基本方針としてアンケー ト調査結果を反映した実現性のある 住宅計画の推進、地域バランスを考 慮した住宅の計画的な配置、新たに 移り住む人々がいつまでも住み続け られる快適な住宅環境の整備、新た ( に新たに移り住む人々が地域にとけ 込みやすい受入れ態勢を順次実施し ていくこととします。 今後、空き屋情報や温休地の活用 を図るための情報収集や、公営住宅 の建設、制度の検討など、より具体 的な施策を展開していくため、村民 の皆様の更なるご理解、ご協力をお 願いいたします。 ( 地域(大字)別人口の推移 (人.) 1200 1000 800 600 400 200 0 徳蔵 」、月券 塩子 下赤沢 上赤沢 異端 大網 【笠間地区交通安全協会・笠間警察署】

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