広報ななかい No.217 1998(平成10)年 1月
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新年あけましておめでと うございます。 輝かしい新春を村民の皆 様と共にお迎えできました ことを衷心よりお慶び申し 上げますとともに、日頃か ら村政に対し深いご理解と ご協力を賜りますことを厚 くお礼申し上げます。 さて、昨年を振り返りま すと国内外とも激動の1年 でありました。特に国内で は、タンカー「ナホトカ号」 からの重油流出からはじま り神戸の小学生連続殺傷事 件や奈良の中学生殺人事件 など暗い事件・事故が多発 新年のごあいさつ し、又経済面では金融機関 などの倒産が相次ぎ大変厳 しい状況でありました。 国においては、厳しい財 政状況や長引く景気低迷の 中で財政再建に向けた取り 組みを推進しており、行財 政改革、地方分権は避けて とおれない状況にあります。 このような中で、本村の 平成10年度の予算編成は例 年にも増して苦慮する事は 必至でありますが、行政改 革を推進し、新総合計画を 基本に諸施策を展開してま いります。 その中でも、定住人口対 〔 七会村長 岩 下 金 司 策に向けた学校の整備、道 路網の整備、上水道完全僕 給、人口増加策を優先し、 遅れている小規模生活ダム 建設や河川改修等の促進、 高齢化に向けての医療・福 祉対策など村民福祉の充実 に向け全力を傾注してまい ります。 本年も職員一体となり、 地域活性化に向けて一層の 努力をしてまいりますので、 村民の皆様のご支援ご協力 をお願い申し上げ、新年の あいさつといたします。 「人 とらとらえと 今年は寅年。虎は干支の三番 目、食肉目ネコ科の動物です。 ライオンが「アフリカの百獣の 王」なら、虎は「アジアの百獣 の王」です。ウスリー(ロシア と中国の国境地帯)、中国大陸、 朝鮮半島、東南アジアなど、温 帯から熱帯地方にかけて広く生 息していますが、日本列島には 野性の虎はいません。 ◆ ◆ ◆ 日本の文献に初めて虎が登場 したのは『日本書紀』で、欽明 天皇の六年(五四五年)に、百 済で虎退治をして、その皮を日 本に持ち帰った人がいるという ことが記されています。生きた 虎が日本に来たのは寛平二年 (八九〇年)といわれ、その後、 江戸時代には、虎は見せ物とし て江戸・大坂(大阪)などを回 っていたようです。 多くの人が虎を見られるよう になったのは、動物園が普及す るようになってからです。・しか し、虎はことわざなどによく登 場し昔から親しまれています。 だれでも知っている「虎の 子」は、大切なもの、秘蔵のも のということ。「叔舞に入らず

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