広報ななかい No.194 1994(平成6)年 3月
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●はとめに日本のがんの現状 について説明します。 平成三年のがんによる死亡 みなさんこんにちは 健康的な生活を していますか 診察室から 国保診療所 医師 菱 川 修 司 者は二十二万人を返えています句 これは一年間の死亡蕊数八十 三万人の二十七%にあたりま電 上井所長、小生菱川二人の 医師が赴任して、十ケ月が経 ちました。まだまだ充分な診 療が行き届かないかもしれま せんが、今後勢力を続けてい きたいと考えています。 今回は、昨年十月〜十一月 に村内の各集落を対象に実施 いたしました健康教室のテー マでもある「療Lについてお知 らせいたします。 園l参應グラフの悪性新生物が轟を意味しま毛陳印) (四人に一人はが んによるものです) がん死の制令は、 昭和十年にはわず か四%、二十年に は十一%、四十年 には十五%であっ たことと比較する とがんはいかに深 刻な問題であるか が理解できると思 います。 ( ○これは年齢階級別(横軸) がん死亡者数、(人口十万入射) (縦軸)を表わしたものです。 0才から三十才までの死亡 【…ん」が続きます。 また女性ではべ乳がん」「子 宮がんLが目立ちます。 これらの臓藩を特に注意し て検査、治療すれば、がんで 死亡する可能性は少なくなり 3ます。 図 ◎これは、何がんで亡くをつ たかという臆器別のがん死亡 率です。第一位ほ、男女とも に「胃がん」で男性でほ、以下 「肺がん㌔「肝がん」「大腸が 五十オ〜六十オ代は債隆約に 検査をした方が良いという裏 付抒になります。 率ほ少なく、 三十オ以降 徐々に上昇 しはじめ、 五十〜六十 オ台では急 救に増加し ていること がわかりま す。 三十オに 2 図なったら、が んを意識し 今回は、がんに対する統計 をもとにお知らせいたしまし たゆ 「がんLという物療を表現 を連発して申し訳ありません。しかし、皆さん 恐れては いけません? がんは、 早期発見と、 治療が適切であれ ば、充分治療可能 な病気なのです。 みなさんの努力で 一人でもがん患者 を減らそうではあ りませんか。 (がんに関する質問がありま したら診療所までお越し下さ い.、) 次回は、がん予防法につい てお知らせいたします。
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