広報ななかい No.184 1992(平成4)年 7月
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ふれ赤いコーナー 自由化に揺オlる佗を押えつ・ 市進き仔牛をブラシかけ点り ネ漏脅1日の揺オlる牧違を魯り行く 貌は仔牛をいとおしみつゝ 骨捨の腕をつら飢ていらだてる なだ 藤を宥め虐り打ともる嗅 文芸ななかい ほのかなる甘き乳匂はせてわが胸に 聴る勿縁よ窒にも収て 晴れレ朝こがれて果たり上高地 鎗高仰ぎてムちつくしをり 臆放牧由十三キの歴史残レ 軽きれる増将にしみる 宮 田 佐智子 広く村民の方々の応募によってご活 用いただくために、「ふれあいコーナー」 としてスタートし、今回は、文芸なな かいと題して三名の方々に作品をご寄 稿いただきました。他にもいろいろな 作品、家族、仲間、善意等の紹介、不 用品、ペットの譲渡情報、各地域での 話題など広く募集しておりますので、 応募につきまして、ご協力下さいます ようお願いいたします。 役場 広報係 八八-三一一一 叔露婁の嫁より受ける盈東に しか 彩なすえにレ確ヒ受止む 嫁むかえ英領明るい生活にて 憂いることのなきを硬いて 膝にきて絵手ひろげる藤池けば 楊の香残る饗もいとおレ 歯 詳 丸 子 夏の思い出 作詞 作曲 心に刻み込まれるほどの 風景と巡り合えるというこ とは、旅するものにとって 大きな感動です。その実景 が、いままで自分の心のど 子直 こかに描いていたものとび 章喜 たりと争えばなおさらですD 尾瀬を訪れた詩人、江間 章子の心をとらえた素晴ら しい自然は、叙情的な言葉 を得て、そこを訪れたこと のない人たちとでも尾瀬の イメージを分かち合える風 景となったのです。 中田書直は、幅広い創作 活動を展開する作曲家とし て知られ、「雪の降 る街を」「ちいさい 秋みつけた」など、 優れた作品を生み 出しています。日 本語のもつ美しさ や抑揚を重視する 彼の音楽表現は、 「夏の思い出」の 詞にあふれる柔ら かな情緒を見事に 引き立たせています。 「水芭蕉の花が咲いてい る」のところでは、花に対す る気持ちのふくらみが音楽 的な盛り上がりと素直に結 びつき、しかも言葉のリズ ムを生かした語りかけるよ うな表現が、何ともいえな い色合いを醸し出します。 終わりの「はるかな尾瀬」 では、自然への感謝の気持 ちを表すかのように、旋律 は跳躍的に高い音域に達し ます。続く「遠い空Lとの 間には、ささやかな時間的 ゆとりが与えられ、懐かし きを味わう余韻のなかに、 曲全体が包み込まれます。 昭和二十四年、NHKの 「ラジオ歌謡」のなかでた いへん好評だったこの歌は、 二年後には女声のための合 唱曲として発表され、以来、 日本の名歌の一つとして広 く歌い継がれています。 佐野 靖 - 妄真裏大学助葺)○
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