広報ななかい No.170 1990(平成2)年 3月
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昨年十月に十歳以上の村民 五首四十九名を対象にアンケ ート調査を実施したところ、 四百八十一名の方に回答をい ただきました。そこで、意識 調査からみた村民の実態の一 部を発表することにします。 ◇学習潅験の有無◇ この一年の間に学習活動を していた者は三十八・五%で、 十人に四人がしています。男 女差があり、男の四十一・七 %に比べて女は三十五・三% と低くなっています。年代別 では三十代から四十代が五十 %を越し、二人に一人の割合 で学習の経験があります。 67・8%の村民は今後学習を希望 =生涯学習に関する意識と 活動調査から= 晶 界 「友達・仲間づくり」が一番高 く、「健康な家庭づくりL、「心 豊かにするため」 の順で、村 民は内面的な充実や精神的な 豊かさを志向して学習に取り 組んでいることが明らかとな っています。 ◇今後の学習希望の有無◇ これから先、何かを学んだ り、趣味やスポーツ活動を楽 しみたいかという観点からみ ると、全体では「ある」が六十 七・八%の者が学習希望を示 しかし、五十代から六十代 は四人に一人の割合で、学習 への取り組みほ伸び悩んでい ます。 ◇学習に取り組んだ理由◇ 00 訓 側 30 20 10 0 学習に取り組んだ理由では、 その他 仲間づくり 心豊かに 学習が生きがい 地域のため 家庭づくり 子供のため 所得をあげる 賛播取得 仕事に役立てる しています。しかし、年代が 進むにつれて、希望の率は減 少しています。世代別では十 代から四十代は八十%ですが、 五十代以上でほ次第に少なく なっています。 ◇生涯学習の必要性◇ 生涯学習推進の大きな指標 である生涯学習の必要性につ いてみると、「大切なことだと 思うL は七十四・四%の村民 がその必要性を認めています。 「それほど大切なことだとは 思わない」 はわずか七二一% と低くなっています。 そして、その理由について は、精神的充実への目的意識 があらわれています。つまり 「生きがいをみつけることが できる」、「仕事や家庭生活に 必要なことを身につけられる」 「世の中のことを知ることが できる」を多く選んでいます。 ◇村 民 憲 章◇ 十人中八人が知っています。 ′-ヽ 摘習や文化活動 紬がわかります。 用報の提供」 の 要望◇ 村への要望 については、 「指導者の養 成に力を入れ る」「伝統的文 化の保護」「学 順に多いこと についての情 その手段として、村広報紙 「ななかい」と役場の封筒に印 刷してあるのをみて知ったの が、六十八・一%でした。 そして、その実践化の推進 のために何らかの手だてが必 要であり、さらに、全村的な 組織が必要と考えている者は 四十%いることが明らかにな りました。 ◇お わ り に◇ 生涯学習に関する気運が高 まる中で、どのようにしたら 地域の実態に立脚した効果的 な事業の推進・展開ができる かという観点から社会教育調 査を実施し、村民の生活意識 と学習要求の実態等について つかむことができました。 調査にあたっては、七会村 社会教育実践研究委員、各地 区の社会教育推進員の協力を 頂き、実施することができま した。 これらの結果から、七会村 の持つ地域性や学習課題等を 基盤としてふまえ、今後の事 業に取り組んでいきたいと考 えております。 (教育委員会社会教育主事 久下沼四郎) 広報ななかい

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