広報ななかい 第144号 1984(昭和59)年 1月
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昭和59年1月31日(2) しl 第144 号 新年明けましておめでとうご ざいます。ここに七会村の皆様 と共に新しい年を寿ぎ、併せて 皆様のご発展をお祝い申し上げ ることが出来ますことは、ご同 慶の至りでございます。 さて我が国は、戦後めぎまし い経済の成長を続け、国民生酒 の向上は目を見張るものがあり ました。然し昭和四十八年に突 然おそった石油ショッタは国中 をパニック状態に陥れ、いわゆ るインフレと不況が一挙に押し 寄せ、年を追う毎にそれは深刻 さを増し、五十四年二度目の石 油ショックを過ぎた頃には、完 全な低成長期を迎えるに至った のであります。こういう中にあ って七会村は健全財政を信条に、 新年おめでとうございます。 村民の皆様もお元気にてご越年 のこととお事び申し上げます。 私達譲合も昨年は選挙その他い ろいろお世話様になり有難うご ざいました。さて昭和五十九年 を展望いたします時経済的社会 的、はたまた軍事的にも国の内 外を関わず重大な時局に直面す るものと思われます。中東問題 をからめて軍事力、特に核戦力 に依る東西両陣営の対立、農産 物を含めた米国及びEC諸国と 新年のご挨拶 村 長 阿久津 憲一 自己財源十六%を基盤に最も有 利な村憤を以って、一般事業や 災害復旧等に対処して参りまし た。又、昨年策定した夢一次総 合計画にのっとり諸事業に計画 性を持たせたわけであります。 現在教本の幹線道を始め広域 農道、河川等の改良に憲を注ぎ、 他方、山技法、林基韓をベース に農林業、緑の広場、高齢者福 祉事業を推進しておりますが、 いずれも国の財政を反映して事 業は延伸されている状態です。 然らば先の見通しはどうかと いうと、戦後、経済の浮沈の周 期は何回か訪れたわけですが、 最大と云われた今度の経済の停 滞は、五十八年後半に入って漸 く回復の兆しがはっきりしてきま した。即ち、周期の上昇部分に 年頭のご挨拶 議会議長 石 川 亮 の経済ヰ擦、世界的な不況下に なやむ開発途上国の間鰯、さら に国内的には財政引き締め政策 による社会福祉の後退、農業政 策の行きづまり、教育問題を含 めた青少年間用事々枚挙にいと まない有様です。ひるがえって 七会村の現状を見ます時、高度 成長時代よりの恩恵に依り行政 経済、産業、教育、衛生、福祉 と大きく前進して参りましたが、 昭和五十年後半から経済不況に 見疇示れその進展は思うにまか 入って果たということです。消 費者物価上昇率は、先進国とい われる日本を含めた欧米諸国共 三〜五%台迄落付いて来ている し、経済拡大のテンポの進展も 徐々に見え始め、緩やかながら 景気は回復しっつあります。 これ等はいずれも回復の基調 であって、直ちに日本経済に好 感して来るというものではない し、国の財政と不離一体の関係 にある地方自治体の財政も又然 りであります。そこには石油情 勢の安定確保の問題もあるし、 難解な発展途上国や中進国の累 棟債務等の問題もあるからです。 あらゆる困難な国際間題を乗り 越え、状況を間違いなく見定め ることは絶対不可欠な我々の責 任であると考えます。 茨城県に於いては南は筑波科 学博、裔ケ浦開発、北は射爆場 跡地、中部は大牢-北海道間の カーフェリ1の就航或いは常磐 高速道と大型プロジェクトが目 白押しで積極投資を行っており、 せぬものとなって参りました。 殊に五十九年度は国の超紫紺予 算に依り大型新事業は何も出来 ない状態であります。そうした 中にあって継続事業である広域 よ遺や退隠対策事業に依る村道 の改良、山村振興事業による緑 の広場建設、地区林業構造改善 事業による林業対策事業が行わ れ、また一部事務組合事業では ありますがゴミ処理施設が尭成 し五十九年度より稼動すること になり地域の環境衛生の向上を はかることになりました。こう した事業につきまして私共繊会 は柑と一体となりより効果的に 専業を進めて参りたいと考えて おります。さらに七会村で一番 大きな間錮となっております村 の教育問題、縫合としましても 将来括気ある茨城県として大い に発展は期待されるわけですが、 現況ではその投資が、地区外の 自治体には財政の圧迫要因にな っていることも否めません。 本村においては、物件費の削 減を図り、諸費を節約して事業 上の確保に努める一方、国県の 事業を最大限に導入する横領力 するつもりであります。その為 には県の関係各課との接触を密 にし、即座に対応出来る態勢を 整えて置く辛が必要でしょう。 あらゆる可能性を求めて最善を 尽くす辛が七会村を前進させる 遁であると確借致します。 本村には前述の諸事業の他、 小学校の統合や診蝶所問題等解 決しなければならない辛が数多 くあり、特に第三期水田再編対 策に至っては、皆様のご協力な くしてはとうてい完遂すること は出来ません。今後共尚一層の ご援助をお願い申し上げごあい さつといたします。 この間虜には本年度中に或る程 度甚本的な方向を見出すべく努 力したいと思います。 総教育問題と並ぶ診療所閉虐 につきましては、村、特に診療 関係機関とはかり改善に努力し たいと思いますし、或いは新し い発想をも取り入れて村民の信 頼を得る医療福祉機関として再 生させたいと考えて居ります。 しかし乍ら少い予算でこれら事 業を遂行いたしますには私達譲 合の努力はもちろん乍ら村民皆 様の深いご理解とあたたかいご 協力がなければ実効をあげるこ とが出来ません。何卒一層のご 支援、ご協力をお味い申し上げ まして新年のあいさつといたし 享。 壇 川仙‖l‖lllHllllllllll柵Illl‖‖川l川Il‖H州l‖ 村 議 会 Ill州仲川l」‖l州l‖ll川l=剛‖lllH川仙川‖】l 第四固定例村議会は、十二月 l一十日に招集され、会期をT一十 二日までの三日間と定め、決算 認定三件、補正予算三件、固定 資産評価書査委員会の委員の選 任について等、惧重に審議され ました。 議決された績案とその概要 ○昭和五十七年度七会村l般会 計歳入歳出決算認定について。 歳入総額 十一億四G七三万県じ三四円 歳出総額 十億八、六四六万五、八一九円 歳入歳出差引額 五、四二六万八、二一五円 ○昭和五十七年度七会村国民健 康保険特別会計歳入歳出決算認 定について ◇事業勘定 歳入総額 一億五、一五一万五、四六一円 歳出総額 一億四、四八九万三七一一円 歳入歳出差引額 六六二万て七五〇円 ◇施設勘定 歳入総額 一億六元七二万六d二五円 歳出総額 一億五、九〇一万四G一〇円 歳入歳出差引額 一、〇七一万二、〇一五円 ○昭和五十七年度老人保健医療 事業特別会計決算認定について 歳入総額 八八四万一、000円 歳出総額 四九八万五、六八八円 歳入歳出差引額 三八五万五、三一二門 昭和五十八年 第四国定例会 ○昭和五十八年度七会村一般合 計補正予算について。 本補正予算は、本年度第三回 目のもので補正額は二、九三八 万九千円になります。 歳出の主なものは、ごみ処理 場建設に伴う負担金、広域農道 負担金追加分等です。財源とし ては、地方交付税、村傭筈を充 当し、総額で十億三、六一七万 五千円になります。 ○昭和五十八年度七会村国民健 康保険特別会計補正予算第一号 について。 本補正予算は、当初見込んだ 保険給付費が増加するため歳入 歳出にそれぞれ一、八〇〇万円を 加え総額で一億五九〇〇万円に なります。 ○昭和五十八年度七会村老人保 健医療事業特別会計補正予算 第一 回 臨時 会は一月十一日に 招集されました。 議決された棟案とその概要 ○城北地方農業共済事務組合規 約について 農業災書補償法に基づく農業 共済事業の事務を常北町・撞村、 御前山村・七全村の各町村ごと に.肌理しているものを、昭和五 十九年四月l日から合併し、関 係四町村で城北地方農業共済事 務組合を設立し共同処理運営を するものであります。 〇七会村特別職の職員の給与並 びに旅費及び費用弁償に関する (第一号)について。 本補正予算は、七十歳以上の 老人に係る総医療費が、当抑見 込んだ金額を大幅に増加するた め歳入歳出にそれぞれ彗工四二 万一千円を加え、総額で一億二、 九六二万一千円になります。 〇七会村固定資産評価書査委貞 合の委員の遥任について。 異端十二番地、飯村敏夫氏が 再選任され議会の同意を待まし た。(任期三年) ◆一般質問 条例の一部を改正する条例につ いて。 農業委員室長及び香月、教育 委員会委員長及び委員、部落会 長、納税協力員、衛生組合長、 の報酬が平均約二十%引き上げ られました。 〇七会村職員の給与に関する条 例の一部を改正する条例につい て。 国家公務員の給与に関する人 事院勧告に沿って閣韻決定され た一般職の給与を改正するもの です。俸給平均2%、諸手当平 均0・03% 〇七会村消防団員の定員、任免、 給与、服務等に関する条例の一 部を改正する条例について。 昭和卯年庄一般会計決算 ○統合を目的とする現況視察及 び教育向上について。 永山貞男蹟月 村長⊥部協議会と検討し班会 に諮って進めて行く考えである。 教育長-今後の児童数を考慮し て検討する要あり村民と一体と なり進めたい。 ○教育聞題について。 薗部一二議員 教育長-偏差値のみによらず裏 面をよく見て指導することが望 ましい。 消防団貞の報酬を平均約6・ 7%引き上げるものです。. 〇昭和五十八年度七会村一般食 計補正予算(第四号)・国民健 康保険特別会計補正予算(第二 号)・農業共済事業特別会計補 止予算(第一号)について。 いずれも人事院勧告による職 員給与改定に伴うものです。 補正総額三、九三四千円。
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