広報ななかい 第140号 1983(昭和58)年 3月
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(1)昭和58年3月31日 な 一 な 第140 号 昭和五十八年三月三十一日 第一四〇号 発行所 茨城県 七会村役場 発行者 七会村長阿久津憲二 編集者 七会村役場 総務課 印 刷 水戸市 伊藤印刷 ★★3ない運動★★ ●酒をのんだら運転しない ●運転するなら酒をのまない ●運転者には酒をすすめない ★…交温安全推進事項…★ 七会村の世帯と人口 人戸人人 7 1.4 3 1 6 8 3 9 丘U.4.▲- 2 1 1 口数 人帯男女 絶世 ・昭利鎚年3月1日現在 三月二日、徳蔵集落センター、 三月六日、小膵仲郷集落センタ ー、三月七日塩子生活改善セン ターにおいて、夜間、国立水戸 病院長 渡辺 鼻先生、悩神経 外科医局長 高橋慎一郎先生の 「健康と医療について」の講演 会が開催されました。 渡辺院長は、詩碑の中で、七 会付からガンや脳卒中など成人 病で死ぬ人をなくし、全国一医 療の進んだ称をつYろうと熟っ 正しい知鼓で予防しよう ぽく参加者に誇りかけ、予定時 間を延長して、住民一人一人が 日頃から正しい知識を知り、定 期的に検診をすれば必ず実行で き、医療費の低減にもつをがる と許しておられました。 ガン、脳卒中、心臓病は昭和 三十Tニ年以後、病気原因の上位 三位を占めでいます。 これらの病気に共通している のは、社会や家庭で重要な地位 につき始ぬる四十戒ぐちいの人 ..‥.卜、汗 から、次第に多く見られるよう になる、というせとです。 成人病とは、、♯定の病気をさ すのではなくこのような働き盛 りの人を♯う病気の総称です。 早期発見、早期治療には検診 が大切な役割を持っております。 村では、循環器系検診を始め 胃ガン、結核、子宮ガン等の検 診が毎年行われておりますが、 検診率は良いとは言えません。 .一 (下表参頗) かかっ・てからよりも、かかる 前に病気皇止し琶知って予防に 努めましょう。 濃 辺国立l再院長 艶 っ ぽ く 慣 る 又、四月から過一回、国立水 戸病院から、渡辺院長は守め、 各専門の医師が、診僚所におい て診察に当る予定です。 診療所では、常時健康相談を 受付けておりますのでお気軽に おいで下さい。 循環器系の病気には、主に次 の二つがあります。 圏 脳卒中は「脳いっ血」「中気」 「中風」とも呼ばれ、脳の血管 が破れて出血したり、あるいは つまって血液が脳に行き届かな くなる病気です。 この病気にかかると、脳の働 きが考え、急に意識がなくなっ たり、手足が動かなくなったり し、ひどいときには死亡するこ とがあります。一度、脳に降車 を受けると回復は難しく、手足 のマヒなどの後遺症が残る場合 もあります。 圏圏 心臓に血液が十分に行き届か なくなり、心臓の筋肉が酸素不 足になって起こります。 一時的に血が経れなくなるの が「狭心症」、完全に流れなくな るのが「心筋梗挙いわれます。 いずれも、激しい胸の痛みが ありますが、心筋梗塞では痛み が長く挽き、死亡することがあ ります。 脳卒中、心臓病にかからない ためには、高血圧や動脈硬化を 防ぐことが大切です。というの は、脳卒中や心臓病は、高い血 圧に耐えきれず血管が破れたり、 動脈硬化で血管がつまることが 原因と考えられるからです。 高血圧の予防には、減塩や栄 兼のバランスを保つなどの食生 活のバランスを保つなどの食生 活の改善が必要です。また、適 当を運動を日常生晴の中に取り 入れていくよう心掛けましょう。 (タバコ、アルコール、カロ リーの取り過ぎにご用心 -動脈硬化の予防-) 動脈硬化になると、血管は弾 力がなくなってモロくなります。 原因は、血管の内壁にコレステ ロールや中性脂肪がくっつくこ とです。 動脈硬化は、十代に始まり年 を耶るにつれて、硬化の範囲が 広くなり硬化の度合いも高まる といわれています。カロリーの 取り過ぎや、タパコの吸い過ぎ、 酒の飲み過ぎが拍車をかけるこ とが分かっています。暴飲暴食 は僻みましょう。 (血圧を管珪しよう -ホ血圧の予防-) 血圧の高い状態が続くと、脳 卒中や心臓病などの病気が起こ りやすくなります。 血圧は、気温、運動瞳、精神 的ストレスなどで変わりやすく、 一回の測定では「高血圧」かど うかは分かりません。機会をみ ては血圧を測り、変化をつかん でおきましょう。 血圧には左図のような目安が あります。 血圧区分 t加圧匡ヨ諾認空[]正伽圧 循環器系の病気から身を守る には、日常生活でのちょっとし た注意が役立ちます。 例えば次のようなことに気を 付けましょう。 ①精神の安定を保ち、急激な 運動を避ける 心配、怒りなどの精神的緊張 は、血圧を高め、脳卒中や心臓 発作の引き金となります。また、 体力以上の運動は危険ですから、 体力に合わせてマイペースで楽 しんでください。 ⑧寒さから身を守る 脳卒中や心臓病で倒れる人が、 冬場に多いことからも分かるよ うに、循環器系の病気にとって 寒さは大敵です。戸外へ出ると きは、温かい服装をし、寒い風 に長時間吹かれないようにし ましょう。 また、夜間にトイレに行くこ 1.昭和57年度検診受診率調べ(七会村) 肺がん切除5戯例の5年生存率 唱和32年5月、昭和4,年5月 (資料)国立ガンセンター 対象者 年 令 受診者 串 循環器検診 人 :r 澹■一触 人 9お l,100 田 31.l 胃ガン。 1.1¢○ 】S-1l 望】妙 19.† 子宮ガン○ 刷沖 … 7さ 11.7 鋸 頼○ 1.15l 一般 l,058 92.0 生存率(%) 年 5¢ 与5 位 悪性新生物 7 悪性新生鞠 lO 月血管疾患 9 2 心 疾 患 6 心 疾 患 10 心 疾 患 8 3 脇血繁簡遁 3 陥血管疾患 ¢ 老 書 8 4 一 枚 2 肝II頼 3 蓮性新生物 5 とも、できれば避けたいもので す。寒さを防ぐには、トイレに ストーブを持ち込む工夫などを しましょう。 ⑨便秘にならないようにする トイレで脳卒中を起こすケー スが多いのは、寒さばかりでな く、排便に力んで血圧が急に高 くなってしまうからです。 野菜や果物など繊維垣の食品 を多くとり、毎日決まった時間 にトイレに行くなどして、日ご ろから便通を整えることを心掛 けましょう。 ④長鴻は禁物/ おふろはぬるめにするととも に、あまり長い時間人らないよ うにします。温度は夏が摂氏三 十九度、冬が四十一度ぐらいが 目安です。 冬場は一番ぶろを避け、浴室 が暖まってから入浴するよう心 掛けましょう。 l i 3 1 5 年 (保旅館生課調べ)

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