広報ななかい 第122号 1979(昭和54)年 3月
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\ し な な 昭和別年3月25日(2) 第122号 数年前オイルショックに瑞を 発した経済不況と一昨年来の円 高不況は以外に大きく、政府を 中心とする景気対策は、ようや く回復軌道に乗りつ1あると言 われながらもその速度は極めて スロ1で回復に至らず益々深刻 な状態が続いております。 政府は、この事態を重視し、 五十一年度より実施している経 済の建て直しと不況対策の諸施 策を感力に実施景気浮揚を計っ ており、本年度予算編成にあた ってもこの具休策として、各種 公共投資繰り上げによる増加増 大をはじめ、地方財政投融資計 昭和五十四年第一回定例会の第一日日、村長 より施政方針が表明され、村議会をはじめ村 民各位の理解ある協力が要請された。 施政方針 画の大巾な増加を計画していま す。 つまり国は直接公共事業の増 大を計ると共に融資(適債)事 業を拡大して地方公共団休(県 及び市町村) の公共事業を大巾 に増加させ、経済の巌展による 景気浮揚を計り、この実現によ ってインフレ不況を克服、社会 福祉の充実と、物価の安定をも 計り安定成長の基盤を築こうと しており、この諸施策の遂行の 財源には、我国政上例を見ない 国債依存を強いられており乍ら も、あえてこの施策の実施に勇 断を持って踏み切っております。 ついて本村における施兼と財 政運営はl部を除いては国及び 県に対する依存度が極めて高い ことを考慮し、次の基本方針に よって事業を計画し、これが事 業を着実に遂行出来る予算を編 成いたしました。 「予算編成の方針としては、国 並びに県の諸施策及び財政指 導を尊重し、各種指定により 計画している藷事実の遂行を 計り、l一次及び三次的指定事 業の確保、確得に努める。 ニ、本年度施策の重点としては、 H医療福祉の飛躍的発展と充実 を図る。 福祉の要は医療にあることを 心し、診療所の昇格、病棟の 改築等を図ると共に健康増進 と明るい生活環境造りに努力 する。 口教育の近代化と充実を図る 当面する教育の最大課題は、 小学校問題と考えられるので 村民全休に理解される無理の ない統合を図るぺく計画の樹 立をほじめ、幼児から老人に 至る生涯教育の振興と社全体 育の充実を図るためその施設 を建設する。 日産業の振興と発展を図る 各種指定事業(二次林構・二 期三振・田園都市)と継続見 込の二次過疎対策(仮称)等 の特徴を生かした事業を強力 に推進し、併せて継続の土地 改良と村独自の農林畜産及び 商工業等の振興に努め、村民 所得の増高と後継者対策を図 る。 脚道路通信柵の整備充実を図る 既設道路の県村道の整備する は勿論新設の大型農道県代行 事業等の導入を図り、交通対 策、電話、テレビ、路線バス 等の通信体系の整備充実を図 る。 以上四項を重点に紛げこの原 動力である予算は、各橙予算の 特徴古生かしっゝ編成・諸事業 を協和し円滑に遂行し、村民の 要請に応えると共に村民所得の 増嵩と村民福祉の向上に寄与し たいと急ずるものであります。 しかし乍ら国及び県も同じで ありますが、親等の伸長は行政 需要の伸長に追いつけず財源の 比重は依然として地方交付税及 び起債等に頼らざるを得ない状 況で、所要財源の確保について は苦心を致しましたが、一般会 計については、財政調整横立金 へ頼らず融資をもって収支のバ ランスを保ち国保事業会計につ いては、年々嵩む医療費充当の ため約六%程度の増税を止むな きとし、その増税に見合う分を 一般会計から繰り入(出し)を して且つ不足分は年度末におい て手当すること1し、施設堪定 については、多年の懸案である 病棟建築を横立金を充当して実 施する等平年度の倍に近い大型 予算の編成を見るに至り、関係 者に敬患を表する次第であり農 業共済事業会計については、独 立採算制をもって編成いたしま した。 以上概要を申し述べましたが 各種建設事貴は(別途資料参照) 全て各種の指定及び起債事業で 国県への財政依存度が高く、完 全実施には相当の努力が必垂と 思われますが、事務局一体とな ってその遂行に当たると同時に、 事業の遂行により、年々公共施 設が増加し従事激白も増加し低 率ではあっても給与改訂等によ り給与費が増加するため、財政 運営については、健全財政を堅 持して行く所存であります。 各位の一層のど理解とど協力 をお頗いし概要説明といたしま オ㌔ 当 村 分 李韻 53年皮当 初予算額 比 較 増加額 仝% lこ 係 る 国 (2仁施設勘定 296,950 159,650 137,300 86.0 稀 の 合 計 426,150 278,250 147,900 53.0 予 算 計 1,197,274 880,552 316,722 36.0 一般会計 7億48,600千円 計 4億48,674千円・ 額 11億97,274千円 一般会計予算 村税の内訳 歳 入 固定資産税 33,772千円 52.5% 村 民 税 16,393印 25.5% たばこ消雪税 7,500千円11.6% 言701千㌘10J皆% 合計 64.366千円 その他 3.飢5川
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