広報ななかい 第100号 1973(昭和48)年 4月
4/4

第100号 な l し な 昭和48年4月25日(4) 顛夜目 当面の不安不評の解消と 将来に問題を残さぬ対策を 竃腰 謝ガ仇ハ戦災 塩子川流域の産米より検出さ れたカドミウム問題は、去る三 月八日県譲合の一般質問から端 を発し、地元住民はもとより、 村全体に大きな不安と衡激を与 えましたが、地元関係書及び村 公害対策委員会(三役、譲合で 組織)の冷静適切な行動と、地 元県会議員の強力な援助協力、 県当局の公害を重視した特別の 取計らいにより別掲の対策が、 すべて県代行で実施されること になりました。 特にこのカドミウムによる公 害は、人体に影響するため緊急 対策としてり保有米対策□飲料 水の検査と健康診断、更に恒久 対策として汚染田の土塊改良等 の必要があり、地域関係者の要 カドミウム汚染対策計画表 七会村公害対策連絡会 区 分 汚 染 米 対 策 健康診断と水門検査 土 壌 改 良 摘 要 1瀾係地域鹿骨保有米のト‥斉 1.全地域住民の除塵診断(精密 1.48年度を休耕撤滅した土壌改 関係地域 検奄圭で実施される。) 良(作土の人韓・真水の導入) 2.関係地域農家保有米の全面交 2.飲料水(井戸水・沢水等)カ を農家負担なしで県代表で実 住民の要望 ドミーラム検乱 指されかl。 3.汚染保有米の全面円い上げ。 2.休耕補償金を政府奨励金を含 め50.000円以上支給されか、。 ●4月3【j~5[1県衛生部。保 1.4師度米を休耕し、土壌改良 1.関係地域全農家の保有米-一斉 を県代表で行なう。 調査分折の実施(県公害披術 センター) ●このため4月7日、関係技術 Z∴よ毛及び保有米に1.00PPM 以Lの激情が出た農家 につい (基準0.01PPM・数値0.00 ては粧が代行して円い卜げ配 絵描置をとる。 対策と実績 2.4∩24H~缶日 関係地域の罰才以上の者の第 輌l-i。 1次健凍診断実施中。 (配船措置までのつなぎ米1 特に高濃度地区農家11戸(塩 戸30kgを柑が提供〕 子7バ、小勝山り28八分に 3.丘毛及び保有米が0.40PPM 、 以上l.00PPM以ドの農家 は希執こより保有米の交軋 農家数4J,il.450kg交換希望 ●第1次第2次の検査の結果に より第3次欄密検査を実施す る(県中央病院) そ の 他 2.休耕保借金については現在検 討中。 望に添って対策が検討され、既 に保有米は検査の結果により、 買い上げ又は交換等の手続を完 了し、飲料水検査と、健康診断 の第一次検査の検査物採取と第 二次診断を完了し、現在分析中 でありますし、土鍵改良にサい ても、まる七日専門技術陣が現 地を視察され、その方法が検討 中で、方法が決定されれば担当 技術者によって現地調査、設計 施工の運びとなり、今後二度と 再びこの間題を起こさないよう 抜本的な対策が実施される見込 みです。 このカドミウム公害は、二年 前にも問題化し、地元民は勿論 村民に大きな不安と衝撃を与え たため、村は三役譲合全点を以 って公害対策委貞会を、又事務 当局では総務課を中心とする対 策連絡会を各々設置して各種化 学的調査分折の促進協力、地域 住民の健康実態調査、飲料水の 検査等を実施すると共に、公害 対策委月と地元代表によってカ ドミウム公害の事例地群馬県安 中市及び水鋭公害の事例地新潟 市の視察を行ない戸ノ内及び小 勝地区の現況と比較検討を進め 参考としておりました。 その実態調査の結果によって は水質にもカドミウムは不検出 健康状態についても村内他地区 異常は見当りませんでしたが、 四十六年産立毛に○、・四〇PP Mを超えるものが三点あり基準 以内ではあるが事後検査をする ことになつていました。 その事後検査及び三年次検査 として昨年産立毛を検査分析し た結果高濃度含有が確認され、 一「1. ◎転出者 ◇小膵小 教頭 ◇徳蔵小 教諭 ◇塩子小 教諭 絆師 ◇七会中 敷諭 教頭 ◇徳蔵小 教諭 ◇塩子小 教諭 教諭 ◇七会中 教輸 数翰 教職員異動 ◎転入者 ◇小膠小 今回の問題となった訳です。 現在調査分折中の水質及び健 康検査の結果は、五月未頃にな りますが、カドミウム公害は、 人体に悪影響妄及ぼすため、慎 重を期し、第一次第二次検査の 結果によっては第三次精密検査 まで実施する予定であります。 土壌改良も作土の入管、真水の 導入等が要求されています。 とにかくこの公害問題は、地 域住民の健康と生活に直結する 重大な問題でありますし、ひい ては、村全体の産米にも影響す ることでありますので、地域は もとより村一丸となって当面の 不安解消と産米の評判回復に努 め、併せて将来に問題を残さな い抜本的対策を実施したいと思 います。 村民各位の一層のご支援とご 協力をお願い致します。 教諭 「 今瀬 茅子 今瀬 書嘩 小林美恵子 阿久津千恵子 漕水万寿衛 河原 公清 吉内小 校長へ 鈴木 童 宍戸小 多川英久雄 新採 横堀 松寿 七重中 阿久津みさ子絹川小 大越 池生 御前山中 今川 暁子 波崎束小 笠間小へ 古内小へ 高田小 御前山中 笠間南中 :’-■t 待望の医療の殿堂完成 盛ム下に落成式終る 村民待望の診療所の増築工事 がこの程完成し、去る四月二十 三日、内外の関係者多数の参例 を得、盛会に竣工式が挙行され た。 式は、事業の経過報告、工事 関係者に対する、感謝状を贈っ たあと、村長は、本工事は村民の 強い要望であり村政の最重点事 業として実施した。規模は近隣 の病院と比較すれば見劣もある が、医僚機材の設備状況と、青 木先生を中心とする陣客は水準 を超え、村民医療の殿堂と確信 する、すでに着工している完全 給食施設を早く尭成案施し、「 みどり号」 による患者送迎を定 着化し、一層村民の医療の充実 を図りたいと式辞を述べ、青木 先生も、若き情熱と斬らしい知 識、医術を医療に傾注し、村の 期待に応えると共に、村民の健 最近はちよつとした競馬ブー ムで、重賞レースともなると、 兢馬場へ通じる通路はたいへん な交通渋滞になつているようで す。 ところで、兢馬で大穴を当て たとき、税金との関係はどうな るでしょうか。祝儀や競輪の払 いもどし金ヤクイズの賞金など は、一時所得となり所得税の対 象になります。 一時所得は、収入から、その 収入をあげるために支出した費 用を差し引き、さらに一時所得 の特別控除額四〇〃円を差し引 き、残りの二分のJに税金がか かります。一時所得の収入から 収入をあげるために支出した必 要経費を差し引いた結果、赤字 になった場合でも、その赤子は ほかの所得たとえば給与所得や 事業所得などと通算することは できません。 ギャンブルと税金 テレビのコンテストや雉誌の クイズなどに応募して賞をもら うとき、現金ばかりでなく品物 をもらうことがあります。品物 でもらつたときの収入は、通常 の小売価格の六〇%相当額で評 価します。ただし、宝石や貴金 属、書画、美術工芸品などは、 受け顆る時の価格で評価します。 また商品券やギフトチェックな どは券面金額によります。 このような一時所得があつた ときは、ほかの所得と合計して 翌年の二月十六日から三月十五 日までの間に、確定申告をしな ければなりません。 なお、宝くじ当せん含も一時 所得ですが、これは「当せん金 附証寮法」 によって所得税はか からないことになつています。 (水戸税務署所資一部門雪三 四二一」) 康増漉と福祉の向上を図りたい と力強い決意が示された。 つゞいて内外来賓多数からの 祝辞と、受富者代表の謝辞があ り閉会、祝宴をゴルフ場クラブ ハウスに移して行なつた。 感謝状贈呈者次のとおり ◆設計監理者 日立市 日立木材地所KK ◆請負施工者 水戸市 茨城県機械開発KK ◆敷地協力者 小勝 清水義彦氏 小勝 川村武松氏 【..一一1一m]rl ■ t. (需成式の#機) 昭和二十七年七月に創刊号が 発行されて以来遂に百号になり ました。 創刊から五十号(記念号)ま では六年、「四ケ月に一回の テンポで発行されて釆ましたが その後印刷所の関係、紙面を四 面に拡大したこと等により、テ ンポがぐつと落ち、五十肯から 百号に至る五十号は、なんと十 四年九月ケの歳月を要しました。 しかし、二十一年間、役場と 民をつなぐパイプ役としてその 使命を果たして釆たと思い、ご 執筆ご支援下さつた多くの方に 敬意を表します。 一号から前号までを改めてめ くつて見ますと二十年余の村政 の移つり変りが一目で知ること が出来、時代の流れをハツキリ と紙面に止めています。 二十七年人口は四二七六人で あつたものが現在では三一〇〇 人弱、逆に予算は二十七年度当 初六.百五十余万円であつたもの が今年度は二億二千万円(外に 特別会計九千五百余円)に増 加し、その伸長率は三三八五% (三十四倍)です。 その他に目に止まるものとし ては、食糧増産の奨励は農産物 全般に及び、行政では町村合併 間題における町村合併特別辞産 の連歳、産児制限に関する児胎 調節と、小学校児真の急増によ る小学校の増築等が目につく。 そして五十号記念の統計を見 ますと、馬一四二、役牛三二一 牛馬車七八、リヤカー二一〇、 薪十万把、木炭四万二千債、腕 用ポンプ十台が掲才されている。 これを現在のそれと比較して 見ると、米は減反が奨励され、 村報と共に二十年 これが二昔の変遷 特殊産業が推進されている。 合併後の市村町は九十二市町 村となり最少団体、産児制限は 出産奨励の児童手当の新設、小 学校児童は急減し、ついに複式 そして牛馬による輸送と農耕は 全て機械化大型化の一途をたど り、燃料も薪炭から液化(石油 ガス)し消防自動車も四台可搬 式十台に変っていますが、我々 村民の生活内容の変化は、文章 で表せをい程の発展である。 電気製品とモーター類の急速 な進歩と発展は目ざましく、生 精舎般に普及し、テレビ、自動車 は複数以上、水道、炊飯器、洗 濯機、更に電気寝具と数えきれ ない、これは農業国から工業国 へ変身?を図った経済成長の影 響で全国的な傾向ではあるが、 村民の努力なくしてはその恩恵 に浴せないと思う。 今後は更に進歩すること、思 われますが、村民が一致協力創 意をこらし、各種学校、福祉施 設、道路網の整備等全ての社会 資本を充実させ、併せて各人の 所得の増高を図って益々豊かで 文化的な生括が出来るよう努力 しようではありませんか。 総務課長 阿久津尚一 役場告知板 四月一日付 総務課企画係長 仲田 政男(企画主任) 楢祉住民課福祉係 岩下由紀子(総務付より) ℡教育委員会に設置されてい た農集電話「八五九二」が森 林組合へ(二階で♯蚕組合も 同室)移転しました。 ご利用下さい。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です