広報ななかい 第95号 1971(昭和46)年 11月
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な な か しl 拠出年金制度が実施されては じめての老今年金証書交付式が 去る八月未役場全紙室に於て行 なわれました。 この年金は、月額五千円、年 額六万円ではあるが、長生きを して楽しい人生をすごす一助と なれば幸いに思います。 毎月の積立も大変ですが、所 得比例制度も活用し、より多く の年金が受けられるよう今後と も一層の努力を厳ってやみませ ん。 尚今回受給される方は三十人 で年々増加の見込です。 ヽ \ \、 ▲一r●t.j●-1■●一-…●r,l一▼と…---一■】一rと.;●rl-一rL一≡●-・l「一r・弓.._一l_-一▼-t-きl一■L「卓i’」r≒.■●●1.■●一≡■■=_l一r.■t...’一l一■■--.」ぎl一r■て.き 花ひらく十年年金 初の受給者は三十人 大部分が飲料『適』 心配の水銀・カドミは不検出 高取川流域に最も近いと思わ れ上宿戸ノ内及び小勝宿に至る 十八戸の飲料水の検査が、十月 十八日採水により県衛生研究所 において分析され、その結果が 十月末、発表になりました。 結果によりますと、アンモニ ア系含有により飲料不適が三戸 ありましたが、他の十室戸分は 飲料「適」でした。 とくに心配した水銀、カドミ ウム等は十八戸全部不検出でし た。 感 初の拠出制年金手帳の交付式凰景 宿の両地区に各々公青(鉱害) 対策委貝会を結成して対策を協 議した。 水質、土壌等を分析調査した 結果、鉱山の排水に含まれる銅 イオンが直接の被青原囲と断定 されたため鉱山の排水合流点の 上舐より清水導入が計画され、 高取川合流点上流約三百米の井 堪を改修し用水路の新設を因っ て被害地への清水導入を図った しかし水量にも限界があり、被 害地全域を満たすには至らず被 専の激甚を戸ノ内前約七HAを 満たす程度で、小勝待向田と宿 の前約十HAは従来どおり鉱山 の排水を含む塩子川より用水し ていた。 ◎体山で公対番目然解散 昭和三十八年六月高取鉱山が 閉山したこと、被害激甚地区が 清水導入に成功したこと等によ り、村及び戸ノ内の公害対策委 貞会は自然解散の形となってい たが、小勝福地区の委員会は存 続していた。 ◎再朋鵠は小勝地区が交践 昭和四十二年五月高取鉱山が 経営者が変って再開されるや小 勝領地区公害対策委員含は単独 で鉱山側へ被害の補償と各種公 害の詞査分析を要求してきた。 県は地元の要請と公害総点検 により、四十四年十月と四十五 公害の経緯と対策 ◎鉱書 (全書) は明治時代から 村内で発生している公 書には、古くからの鉱毒 による公書と新興産菓の 砕石関係の公害その他が あげられる。 高取鉱山の排水による 公害は明治時代の最盛期 にはじまり、近年の話越 では昭和三十二年五月戸 ノ内水田の苗代枯死閉居 がある。 ◎戸ノ内前に清水斗入 当時、この間題を解決 するため県の指導協力を 得、村及び戸ノ内、小膠 公害関係事務分担 ◎総務課 1 村公害対策委貝会の事務 及び砕石公害の防止促進、 2 国、県等各種機関との連 絡網盤と公害法令の研究、 ◎経済課 1 高耶鉱山関係の水質、泥 土塊、産米等の調査分折に 対する協力 2 畜産公害の防止指導 ◎福祉住民課 1 飲料水の検査 2 地域住民の健康実態調査 (現在の雁病状況、既往症、 死亡年令、乳児の死亡状況そ の他) 年十月の二回にわたり水質、泥 等の調査分析を実施その結果が 去る九月未回答され、今年度調 査の検査物採取も十月六日役場 立合で行なわれ、その分析作業 が実施中であった。 ◎公対婁を股_して対簾 たま〈十月十一日新聞記者 の兼村から新聞等報道に至っ たが、既に六月定例会議会にお いて各種公書対策として公害対 貴著貝会の設置と対策等譲合か らも要請もあったので、これを 契機に村では譲合全員協議会を 開いてr七会村公音対策委貞合 一を設置、今後の対策の方針と 各種化学的調査を県に依頼する こと等を確認した。 ◎事務当局では実態_董を 一方事務当局では課長関係係 長会議を開いて当面の対策とし て、各種化学的調査分析の協力 相独自で地域住民の健康の実態 調査等を実施し、当面の事態の 収拾と、化学的分析の結果に基 づき将来にも不安を残さをい対 策を続けることになった。
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