広報ななかい 第85号 1967(昭和42)年 1月
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昭和四十二年一月一日 第八十五号 発行所茨城県七会村役場 発行者七会村長阿久津鋭男 編集者七会村役場総務課 印刷所水戸市伊藤印刷所 午前7暗か 午后6時ま ∴1月窃日(日) し 七会村の世帯と人口 世帯数 694 人 口 8.394 男 1・666 女 1.728 (昭和42年1月1日現在) 県議会議員一般選挙の 投票日です 新年おめでとうございます。 私は一昨年六月議長就任以来 村治議会の協賛と監視という重 大な使命の本に、住あよい農村 建設、形式より実質へと鋭意努 力して参りましたがその前途に は解決を要する問題が数多く横 たわっていることを知りました 第三者の見るような簡単なもの ではありませんでした。 昭和四十二年の新春を迎え、 皆様のこ繁栄を心から祈念いた します。 昨年六月末の酔号ムロ風の被害 は、村内全域に及び農家に不安 を投げかけましたが、皆様のご 努力と、その後の天候に恵まれ 他見作を招きましたことは農村と して何よりの喜 黒い霧が滞延し 県議会は.異例の 閑散、国会も年 来の変則審議から解散と、今年 は選挙で明けたわでありますが 本村においては、理解ある議会 と村民各位のこ協力により村政 全般が円滑に運営され、ここに 平和な新春を迎えることができ ましたことを衷心から感謝伸し 上げる次第です。 今年は更に飛躍するよい年で あるよう念じ、これがための諸 施策をいたして参りたいと思う ものであります。 それには、先づ村民各自が健 康でなくてはならないと信じ、 ぴでありました しかし政界は 健康で明るい村づくり 靴鮎鰐班阿久津 進する外、林業構造改善事業も 採りあげるなど、森林開発にも カを入れ将来の所得の増加を図 りたいと思います。 更に文化凝済の嶺源をなす道 路の改億や、河川の改修工事も 国補や国智事業で行なうよう運 動して短期間完成を期し交通の 利便を図りたいと存じます。 教育行政については、小学校 の教材教具の拡充整備を図る一 方中学校については、技術室も 間もなく完成しますのでこれを 活用した科学技術教育の振興と ず生産を上げ、経済的に富むこ とが第一であります。行なうこ とが高邁であり、清新でなけれ ばなりません。今年は、選挙の 多い年であり射す。選挙は、心 一- 保健衛生と診療所運営に意を用 い医療行政の完壁を期し、農 政については、本年度指定が約 束されている山村振興法にょる 事業を全面的に凝りあげ、農業 の近代化を図ると共に産業経済 の中核である農協と協力して、 各種農業団体の育成に努める一 方農業の基盤である農地の集団 化事業を実施したい。 又、村の大部分が林野である ことを再認識し、大藤国有林二 五町歩を借り入れし辛地造成に よる黒毛和牛の主産地造成を推 交通の盲点にある七会村、猪 の村七会、と不便な、野蛮な、 と云う観念は、他町村の心の奥 から払拭得ないのが現状です。 残念なこの硯状打破には、先 謙虚と誠実で前進 議会議長小 滝・義 良 鋭 男 ・つではありませんか。 投票率九六%県下第一の表彰 をかち取った選管委貝会の名誉 にかけても、内容の椅新な実績 をあげて理解ある水準の高い村 進学対策更に近い将来には完全 給食実施も考えたいと思います 患た近く教職員住宅も完成い たしますので、村外から通勤さ れる教師の方々のカデになるこ とと存じ訂すし、社会教育丙に ついては、農家の後継者対顎と 明るい家庭づくりを考慮した青 少年の性合育成指導を実施いた します。 なお懸案であります役場庁舎 の問題も、現在の庁舎は老朽の 上に狭隈でありますので改増築 は脚下の問題となっています。 す。 消防行政については年次計画 で機動化すると共に村内の各種 の災害を防止L村の安寧を維持 し村民の期待にこたえたい所存 であります。 幸い、村民各位の理解あるこ 協力により納税成績も逐次上界 しっつありますこで、健全な財 政計画を樹立し、以上の諸事業 実施に邁進いたします。村長各 位の絶大なるご支援とご協力を 切にお願い申し上げ新年のご挨 拶といたLます。 の奥が見えると云えます。初め に県会議員、次に衆議院、知事 、村会村長と選挙張りのこの時 にあたり、七会村艮の冷静な滑 許な凰挙振りを、他町村に示そ 議会は勿論、村 民各位と充分研 究し、その建設 も真剣に取り組 みたいと思いま 民であるという名実共に県下に 誇り得る村民になろうではあり ませんか。情実に教われない、 金銭や郡応に屈⊥ない選挙をす ること、これが差し当っての手 近かな問題として解決せねばな りません。厳然とした理想選挙 が出来ないものだろうか、特に 村会議員の選挙くらいは、是非 実行したいものてす。村民各位 の惧罪を期して行動することを 強くお願い致したいところです 謙虚と誠実を心とし事に摘ん で果敢に実行することが〓別進 」であるということを申し上げ 昭和四十二年こそ皆様と共に最 良の年でありますよ.う心からお 願い致しこ挨拶と、たします。 明けましておめでとうござい ます。年頭にあたりまず第一に みなさまのご健康とご繁栄をお 祈りいたします。 昨年は安慣の豊作に続いて米 は史上稀にみる増収、たばこ等 も予定をはるかに上回ると\っ 農村としては誠に結構な年であ 昭和四十二年の僻しい新年を 迎え心から御祝い申し上げます 日頃、小中学校に勤務されて 【 ↓】 ヽ 正し小選挙で発展を 教育委員長阿久津 信 友 人間形成は学校と家庭で 教.育長 滝 和 晃 いる先生方には、熱心に昼夜努 力され学力も年々向上し、県内 の水準に達するようになりまし た。これは、村議会や相当局の 御理解にせり施設、設備の充実 と、PTA会員各位の側面から の御協力がみってはじめて、そ のような結果となってあらわれ たものと深く感謝申し上げます 小学校における完全給食もお懐 で順調に運営され、それととも に児講の体位も年々向上し体育 渋抜等においても大きな学校に 負けない成績を収めていること も体位の向上とともに関係各位 の適切な指導の結果と思います 中学校においては技術室が建 設され、急進的に発達する産業 技術に対応する教育がなされる ことも梅めて恵蕗洗いものと存 じます。 いうまでもなく教育は人格の 完成をめざすものであり、地域 社会、国家社会の要請に応じた 人間能力を開発するばかりでな りま⊥たが「国会の黒い霧」は 異例の国会とか単独審議とか幾 多のしゅう体を演じ、県会迄が 新開やテレビで見聞した通りの 有様でわたくし共の代表者であ る人たちがかかる状態には、あ ぜんとしました。幸い本村にお いては挙村一致の体制で道路河 川の土木事業、産業経済、教育 文化等各般に亘り、村当局の施 策は、理解ある議会を通じて着 々と実行に移されご同慶の至り です。 特に学校につきましては郡内 くこの社会を形成する主体とし ての人間そのものを育成するこ とにあると存じます。 学力をつけることばかりが教 育ではなく、人格をつくること も教育の大きな任務でもあると 信じます。しかるに人間性の善 し悪しは学校教育のみでできる ものではなく、家庭において又 社会において養なわれるものと 思われます。 本村は交通不便の地であり、 教職員の大部分が村外からの通 勤者である関係から、教職員の 福祉事業の一端として、教員住 宅が旧中学校跡にできますので 村外からも立派な先垂が喜んで 赴任され竜こと之存じます。 最近新剛等でも取上げられてい る後期中等教育の問題もそうし た観念からも又重要なことであ り、村においても青少年の育成 と関連して教育の場が必要で あり、今後の大きな謝題として をのよ・丁な誹題を含め1学校数 育と併せて社会教育の振興を計 り一層明るい住みょい郷士を造 るため各位の御協力をお願いす る次第であります。 終りに村民各位の御健康と御 発展を祈ります。 他校に先きだち村内三小学校の 完全給食実施、中学校の技術室 の完備に凝き教職員住宅も建設 中で間もなく完成する運びとな って居ります。今後更に体育館 水泳プ仁ル等の設置が計画され るばあいはl段と青少年の教育 に役立つことと存じあげ一層皆 様のご理解とご協力が望まれる わけです¢ 本年は近々行はれう県議選を 皮切りに国会議員、知事、村 長、村議と選挙がつづきますが この選挙こそ政治経済教育其他 すべてにつながろものと考えら れますので皆さまと共に「正し い選挙」をして村のより発展を 期したいと年頭にあたり念願す るものであります。 J ナ 城県議会は十二月七日午前二時 突然解散しました。 これは、一昨年、東京都議会 の議長選挙にからんで起きた汚 職を解決するために誕生した「 地方課会め解散に関する特例渡 」適用で、この特例法を適用し たのは、都道府県では、東京都 に次いで二番目という不名誉な 記録をもって解散したわけです 投票は一.月八日(日) そこで公職選挙法の規定によ って、地方議会が解散した場合 四十日以内に一般選挙を行なう ことになっており、県選管蚕会 で検討した結果、十二月二十四 日告示、「月八日(日)投票と 決定し、目下選挙戦が展開され ているわけです。 西郡選挙区からは二人 今度選挙される議員は、県下 二十九選挙区から六十一人(前 回より一人増)で、西茨城郡選 挙区(友部、岩間、岩淵町と本 村)からは二人の議員が選ばれ ます。 永久選挙人名簿初使用 投票は村内五カ所の投票所で 午前七暗から午後六時まで行な われ、開票は午後七時三十分か ら役場で行なわれます。 また今度使用される選拳人名 符は、昨年六月一斉調査によっ て作られた「永久選挙人名符」 が使われ買す。 明るく正しい投票せ 以上の経過で選挙が行なわれ ますが、明るく正しい投票を、 一人もれなくおこない、立派な 議員をわれわれの代表として県 政へおJ、りましょう。 議選 県 特例法の解散 茨城県議会の議長 選挙をからむ 「黒い 寮」 に起因して、茨

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