広報ななかい 第57号 1959(昭和34)年 7月
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金馨はぎ 昭和34年7月20日 第5丁号 (2) 私達は lなれっこになって別 にいたましいとも思はないよ うに無神経に読んでしまって いるか、或ほ見出だけ読んで またかという程度で別に気に もとめてないくらいになって いる。事故を起した者、災害 を受けた者が意識的或は無意 識的であるかどうかは問はな いにしても、共にどこかに人 為的配意又は行為に欠陥があ って生じたものに相違ないの だが併し、当事者の個人的な 問題にだけ極限しては解釈が 出ない。 まして解決の方法のない面 のあることに注意せざるを得 ない。社会の機構が櫨めて複 水稲栽培上に於ける問題の 一つとして病虫害等が大きく あげられよう。本村の様な立 地条件の場合は特に病虫害の 発生か多く被害も大きい。 これらの発生は天候等によ って大㌢く左右され、本年の 様に六↓七月天候不順の時ほ 特に病虫晋の多発か懸芯され ます。従てこれが徹底した防 除が最も大切だと思います。 水稲病虫欝 休 防除について ”手 維になり反面、機械文明が異 常に発達したため人間の行為 が始めは意識的に出発したの に相違ないが、やがて無意識 的、無軌道になり一時的に道 徳や慣習なとを超越した存在 意識と云りたものに支配され るようになるらしい。 こうなっては、私達は安閑 として道路も歩けないし又、 安心して眠ることも出尭なく なってしまう。お互にどうか そういう恐ろしい社会はごめ んだ。ところで人間同志間の 災害に必ず一応は人為的なも のであるから何時かはこれか ら救はれる時代が来るに相違 ない。是非そうしたい。そう 期待したい。 .だが私達の周囲には災害は それだけではない..自然Jピ相 適温は二二〜二七度Cと云わ れています。そして日照が少 なく線度が高い場合、日渡又 は、日の出前噴、菌か地上一 光位のところ多く飛敬し、菌 が稲葉に落ち蛮薫過多の稲に は浸入しやすく、四〜五日で 完全に発病する。 本年の様な天候ですと、イ モチ病菌の繁殖には最も適す る条件であり、且、防除が必 要な事項となって釆ます。防 除方法としては、発病する恐 れのあるものに対しては、予 防に薬剤の撒仰を行う事で す。薬剤はセレ√ソ石灰(一 六六) を一〇アール当、三キ P撒布現在発病している場合 は直ちに」 セレサン石灰二五 {〕を一〇アール当り三〜四キ ロ撒布する。穂首イモチ病予 防の薬剤はセレサソ石伏二ハ 六を出穂寸前に撒布するが良 い、尚発病している水田は水 にしている農家には病害 虫害、水害、冷害、笛害など など数限りない災害と隣り合 せて生活しているようなもの だ。しかも一度-〕れ等の災害 に避退したら必ず手痛い経済 的打撃を受けるかも知れな い。この救済方法がないでも ないか筐の戻ほどである。 だから災害にかからぬよう注 意か肝要だじ 農業に関連した 災害には不可抗力の場合もあ るが或る程度までほ軽減する 手段がない訳ではない。軽減 出来る筈の災宵を人為的災 害、天災に対して人災と称し ている。栽培技術の拙劣さか ら来る病虫害などはその類で 災害の中に入らないと云うべ きだ。過日本村に相当猛烈な 降葛かあった。私も亦七の災 害を受けた一人だ〉 最近の農業経由は営利主義 になったため単純化の傾向に あるが或る特定の作物に年間 生活資金の全体をおんぷした ような経営は一つの拙劣な技 をきらずに掛けいlむを㌧イ干 さい。干す事はかえってイモ チ病を誘発させます。当然田 の草取り等は良くない事で す。 「二化蝮虫」害虫で先づ被 菩の大きいものはズイ虫であ ろうと思います。最近早栢の ものに相当な被害が、でてい ます。本年のズイ虫の発生ほ 例年に比し、第一化期の蛾教 は少ない様です。しかし一化 期が少ないから二化期が少な いとは申上げられませんが、 問題は天保によって発生が号 (テレビ教育を受ける徳臨小児壷J 術に粁似したものと云えるだ らう。或る程愕強力性のある 経営がこうした災害に際し安 定したものと云える。 災害ほ何時、何処で発生す るか判らない。私達の周囲に は災薯はどこにでもある。ど んな災害が釆ても被害を敢小 隈に軽減する栽培技術の体得 と弾力性に富んだ経営がほし 亡国病と云われた結核も、 医嫉の進歩と各種新薬の発見 により死亡率ほ急激に減って いますが、患者の数は反対に 年々増える傾何にあります。 ことに近年農村では三十以 上の者に発生する率が多く、 働き手の主人や主婦が結核で 倒れ家中が不串になった例は 村内でも少くありません。 そこで国はこの様な事態を 未然に防止する対策として、 「一般住民の健康診断」を範 頼性とする法を制定、健康診 断を受ける機会のない兵家の 皆さん方を市町村艮が無料で 診断し(ツ反、間接撮影、精 密検査、BUG等)結核の早 期発見と予防をすることにな っています。 配す呑ものです。 次に か、ズイ虫は卵、桶蛾では徹 底した防除が不可能です。」 〜二化期とも幼虫を防除する 由であります。防除一のめやす こしては、発蛾最盛期から約 一〇旦剛後が、最も良い。† うすると第一化期の発蛾最盛 ●●●● 期ほ背通六月中旬、防除適期 ほ六月下〜七月上旬。二化期 ●●■●● の発蛾最盛期ほ八月上旬で、 (レントゲン間撮影)を左の 通り実施致しますから、韓当 ついて本村に放ける健康診 呈 あなたの鰹嵐は 大丈夫か∴? みんなそろつて健康診断 l机 いものだと思う。自分の作物 が正にそうした危険信号を発 しているものがないでしよう か。 今のうちに手を打ち秋には まるまるとつやのよい米か沢 山とれるよう正しく観察し正 しい手段をとりたいものと恩 、フ。 者は洩れなく受診し、自分の 「健康」を科学的な方法で判 定、安心して益々お仕事に励 みましよう。 一、該当者、小中学校の児責 生徒及び集団生活 者(会社事業所等 に勤務る者)以外 の一般住民 二、日時及び場所 ります。防除薬剤としては、 浸透性のホリドール又は低毒 性のEPN又は、ディップテ レクスが効果があります。尚 肘言したい事ほ害虫ほ簡生し てから即座に防除出来るが、 柄害は隈柄すると防除が非常 に困経となってくるから予防 的に撒布する事が大切だと思 います。 普及員 山田芳伊 (旧姓 鈴木) 防除岩は八月れ.訂頃と (衛生係) 5、暴力をなくし明るい社会 警察から 夏の防犯に ついてお願い 警察では柑罪の防止と青少 年あやまちのないよう善導に 努めていますが、皆様にも次 の点について御協力をお願い いたします。 1、夏祭や盆踊りに行く場合 は早目に帰宅すること。と くに婦人が一人や二人で存 遅くまで遊ばないこと。 2、「暑いから」とつい戸締 りがおろそかになりがちで す。・お嬢みのときほ勿論昼 間でもうっかりしています と盗難にあいますか七戸 締りを厳重にして下さい。 3、服装や態度が刺戟を与え 婦人が暴行を受けるという 例も多いのです。ご婦人方 の服炎にはとくにこ注意下 さい。 4、夏休み中の学童の生活指 導は大切です。子供達のた めにほんとうによかっ.たと いうような夏休みであるよ うみんなで協力してやりま しよう。 酔∵映写機購入 利用者は早目に 申込みを 視聴覚教育振興のため村で は、十六ミリ晩写機;ルモ 式)を二十数万円を筑じて購 入しました。 これは学校をはじめ各種団 体からの要望により購入した もので、村内の各種団体及び 部落等の利用に応じますから 利用希望の場合は、早目に 教育委員会に申し出て下さ 。 なお、貸出についての詳細 ほ係にお尋ね下さい。 務所) と相談砂利敷を計画、 各所に砂利の運搬を完了天候 の快復と部落の協力㌢得てこ の砂利敷作業をすることにな ■ ▲を築詩才しょう。し ただいま警察では全力をあ げて暴力追放に強力な取締を 拭けています。みなさんの憩 いの場所や日常生活示おびや かす暴力ほど憎むべきものは ありません。暴力を根絶する には、どうしてものなさんの ご協力をいただかなくてほで きません。 なかには被害にかかってもあ とがおそろしいとか、長いも のに巻かれろというようなこ とになりますと、いつまで も、犯人を捕えることが出来 ず、暴力をますくはびこら 廿る結果になりますから、若 し被害を受けたらすぐ警察に 届けて下さいゥ お知らせ 笠間警察署でほ庁舎新築の ため「水戸支庁質問文所内」 に移転しています。 ・ヽ.ヽヽtJ■′■′’′、′ヽヽ‘l一‘′一 徳戒下粗 造路整除に奉仕 梅雨による長雨で村内の道 路は県道、村道ともひどく薄 路となり個所によっこは湧交 不能となる棺だった。 そこで杵では、この悪路解 消の一方策として県(土木事 (御酬講媚酌諾する) 三、酒を無理強いする窯習は 改暦ましよう。酒の無理強 い位い迷惑なものはあ.りま せん。 四、・酒を飲んで職務について の謂はなるべくしない万が よい。思わない争のもとに なり、あるいは職務上の秘 密のもれるおそれもある。 五、酒の度を過し、翌日仕事 に支障を及ぼすなどは、病 気、欠勤よりほるかによぐ い。 六、酒の上の争は愚かしいこ とである。酔っ…て′いると き、けんかを売られたら謝 ってその場を去ることが賢 明な態度で決して恥じでは ない. 七、杯の献酬はこれを好まな い人に対してはさけるべき です。ことに外人に対して は絶対にしないトミフに注意 すべきです。 八、酒をす▲められても、眉 分がたしなまないときは相 手の気を悪くしないように 好意を謝し断るべきです。 「おれは飲めないのだ」と洒 の席の空気をこわすような 態度はつつしみましよう。 っていた。 とこちが去る七日十五日徳 成下組部落一日約甲†人が、 「サヤカー」等作業道具を用 意自発的にこの砂利敷作業車 仕を甲し入れ、同地内の県村 道全般の道路を整僻し関係者 をはじめ通交人に感謝され た。 「-′ヽtノヽJノヽ‘」√ヽ一′ヽ4′ヽ{′ヽ・ 飲酒 の エチケット 一、自己の酒の量を充分に心 得、その限度をこえないよ うにし、愉快に、きれいに 飲むことが酒を飲むものの エチケットです。 て酒を飲んで日頃の不平不 融宕■爆発させたり、上司同 僚の悪口をいうのはひきよ うであり、琴二者が も聞き苦しいものです。

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