広報ななかい 第57号 1959(昭和34)年 7月
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金 七 村 報 升5丁号 (1) 昭和34年7月20日 本年度第三回臨時村議会 は、去る〕ハ月三十日午前十時 招集され左の五件を原案通り 議決(同意)して同日閉会し た。 会議の状況 ㊥日程六月三十日(一.日) ㊥議員の出欠状況 l出席 十二名 2欠滞 な し この制度は=老令、廃疾、 又ほ死亡というような事故が 発生したとき、国民に年金を 支給し、これによって国民の 生活の安定を保障しようとす る制度であります。 拠出制と無拠出制=この制 度は各自が保険料を払いこん でおき、それに応じて年金を もらうのがたてまえです。 (拠出制)しかしながら、事 情があって保険料の納付が掛 釆ない人もありましよう。た とえば、この制度が始まった とき、すでに事故が発生して いて保険料を納付するひまの なかった人もありましよう し、また一生の大部分が貧し い生活の連続で保険料を嗣付 する経済的余裕のなかった人 もいるでしよう。これらの人 には国が全額を負担して福祉 年金を支給することになって います。 (無拠出制) ’‾∴..t:㌻ 新らしくはじまる 国・民 年 金 国民年金制度とは何か 第三固臨時会 助役、農委監査委等を決める ことになっておりますが、さ きに述べた制度のはじまった ときに、すでに老骨、廃疾又 は身体障害の状態にある人々 に対して支給する福祉年金の 部分です。この十一月一首に 七十才以上の老令老、重度の 身体障害者、及び十六才未弼 の子のいる母子世間で、それ ぞれの受給要件に該当する人 々に支給されることになりま す。 たゞし実際に各人の手に年 金が應たるのは来年の三月か ら凹月頃で、このときに四ケ 月分がまとめて支払かれるこ とに.なるわけです。 撼出年金について 被保険者-抜出制年金の実 施は約二年後のことですが、 ㊥提出議案 1、七会村監査委員選任に ついて 2、七会村農業委員推薦に ついて 3.、七会村職員の給与条例 の一部改正条例 4、昭和三十四年度七会村 儀入歳出過加予算 5J廓.し選任につき同意を 今年の十一月一日から実施さ れるのは叫この制度の基本で ある。拠出制度については、 昭和三十六年四月一日から保 険料の徴収を開始するという 求める件 ㊥議決事件のあらまし l、監査委員会は議会代表 一名と、学識経験者一名 とで構成され議会代表は 前回の読会で選任済(大 森蒐氏) のため、学識経 験者の委員として大字其 たします。墟出制年金の対象 となる人(保険料を払い込む 義務のある人) は二十才から 五十九才までの全国民です。 たゞしすでに厚生年金保険と か恩給あるいは.各種共済組 合等、現行の公的年金制度に 加入している人は、一応除外 されます。またこれ等の年金 加入者の配偶者、および学生 の加入は任意ということにな っております。したがって国 民年金の被保険者となる人は 一般の商店を営んでいる人達 とか。農業、漁業、五人未滴 の事業所で助らいている人、 一家の主婦達ということにな ります。保険料の額-次に保 険料の観は二十才から三十四 才までは月額一〇〇円、三十 五才から五十九才までは一五 〇円となっておりますが、こ の保険料をどうしても納める ことの出来ない人のために、 保険料免除が出来るとされて います。このように一定期間 の保険料を納めた後に、老今 年金、障害年金、母子年金、 遺児年金、又は、寡婦年金が 支給されます。 そのあらまし 2、前農業委員(公選) 偶の飯村息之氏 指命推せん議会 得て決定した。 本弥平氏が県議出馬に当 り自然失格となった為、 今度は学識経験者として 読会が推せん村長が選 任したものてある∵ゝ のを 同村 憲兵 仁.・-・一-‥ /なお、根本氏は前回同様 県代表委員になる見込。 3、村職員の給与条例の改 正で、初任給の引上及び 期末手当の増額(〇・一 -五〕、暫定手当の給与繰 り入れ等むなす措置で、 暫定手当の給与繰り入れ を除いては、四月一日及 び六月支給分から適用さ れ、暫定手当の給与繰り 入れは十月一日から施行 される。 4、本年度第二回目の追加 予算で別掲のとおり七一 が乏しくて撼出制の老今年 金、障賓年金、又は母子年金 を受けるに必要な期間の保険 料を約めることができないの で老令(七十才) になった り、靡疾になったり、又は子 福祉年金について 福祉年金の型=さきにふれ 美ように福祉年金には二つの 型があります。補完的な意味 合いのもの (これは本来接山 制がたて前でそれを補い全う するという意味です)他は経 過的意味合いのもの(墟由制 が軌道に乗るまで経過的措置 としてのという意味です。) むずかしいことばを使いまし たが前者は保険料の墟出能力 をかゝえて天と死に別れたり した人などに支給する福祉年 金で、これに対して経過的と いうのは、現在すでに老令、 身体障害、又は母子世帯とい う状態にある人たちに支給す るもので、これがくりかえし 申し上げます。 今年の十一月一日から、.実 施される福祉年金です。福祉 年金には、君命福祉年金、障 害福祉年金、および母子福祉 年金の三種甥があります。 老令福祉年金-本年十一月 一日において七十才をこえて いるもの (明治二十l一年十一 月一日以前出生の者) とか、 このときに七十才未満で、接 三千円の追加が計上され た。その主な経費は単県 事業の(土木)地元負担 金と、産経費の電害対策 費、塩子小学校の学級増 に伴う諸経費に期末手当 の増額による庁費等で、 これが財源には小中学校 に対する国犀補助金(一 八千余円)を除いては、 地方交付税と前年度繰越 金の一般財源が充当され ている。 5、去る六月二十五日で任 期満了とな?ていた助役 出制の開始す る昭和三十大 年凶月一日に おいて五十才 をこえる者が この対象とな ります。 すでに七十 才以上の老ほ 今年の十一月 から支給され ますが、後者 の場合は、そ の人が七十才 に逢したとき に支給される ことになりま す。五十才を こえている人 であっても、 そのとき五十 の選任で、前助役飯村栄 氏を村長が推せん議会の 同意を得て再選された。 一■)ヽ一ヽ【コ【二‘;r_′ヽヽヽlく 議会村内の 産業を視察する 六月三十日開催の村会で、 村内の産業の実態を議会人と して知る必要があるヒ云う意 見により七月四日金員が参加 して村内産業胡察が行われ次 の現地を視察した。 ㊥原山駒井舜造氏宅、(開拓 と懲農経営) ㊥瑠=′⊥ノ勝村義夫氏宅(椎茸 、ヽ1、 ・ 二、000円(月一、00 0円)です。 障害福祉年金=障害福祉年 金は今年の十一月一日におい てすでに両腕 た程度(重度) の廃疾の状態 にある者、墟出削が始まる前 に、けがをして、こういう障 害になった人達に支給されま す。年金額は一八、000円 (月一、五〇〇円) となって います。 母子福祉年金=今年の十一 月一日において、すでに夫と死 に別れて義務教育終了前の子 を扶養している者に対して年 金緬一二、000円(月一、 000円)支給されます。た ゞし子が二人以上あるときは 第二子以降の子に対し、一人 につき二、四〇〇円(月二〇 〇円)が加算されます。 福祉年金の支給制限につい て-福祉年金はすでに公的年 金を受けているとか、.本人、 又は配偶者、あるいは扶香義 務者に一定以上の所得がある 人などの場合には、支給が制 限されています。では、どう い しますと 五才未満であれば撼出制への 任意加入が出来ますので、抜 出制の老令年金をもらうこと が出来るようになれば老令福 祉年金の万ほ勿論支給されま せん。五十五才以上の人は問 鍔なく福祉年金の対象になり ます。老令福祉年金の額は一 と桃栽培) ◎戸ノ内、阿久津守男民痙営 の「ぷとう畑」 ㊥荒川鉱業KK高取鉱山(タ ングステン、銅類採掘) ◎日本砕石岩谷事業所(道路 整備用砕石の採掘) ◎仲郷、大座畑畠之進氏宅 (梨栽培) ヽf’‘■ヽ′ヽ′-′;′′ヽl■一ヽ′ヽ‘ 議会常任要員の訂正 片岡 立 阿久韓正一 ㊥教育民生委員 富田 明幹 大森 旭 小汚 義艮 ㊥土木経済委員 森 重 ております ㈲ 夫婦が共に老令年金の受 給者である場合、それぞれ の年金紆が三、000円ず つ波額され夫婦の一方が障 害福祉年金の受給者である とすれば、この方は減額しな いで、老令福祉年金の万だけ 三、000円減額されます 以上が国民年金制度のあら ましですが、くわしくは七会 村役場保険係にお問い合わせ 下さい。 ‘′’’ヽヽ‘1‘′’’ヽヽ‘コくノ■ 国保道営協議会 委員委嘱される 七会村国保運営協議会委員 に次の方々が、委嘱されまし た。又七月十六日の協議会に 於て会長選出を行ない、飯村 栄氏が会長に決まりました。 ■公益代表会長 飯村 栄 根 本人が公的年金を受けて いるとき 拘 受給者に一定額、前年に おいて十三万円以上の所得 があった場合、たゞし、争 の人に義務終了前の子がい れば、一人につき一万五千 円が加算されます 脚 配偶者に所得税を納付す べき程度の所得があると き、又は受給権者を扶養し ている者の所得税額二万三 千六百円以上の場合には支 給が行われないことになっ ク 医師代表 被保険者代衆 ク 1一1J 阿久津正一 池内竹次郎 仲田 通幹 飯村 義盛 ■▼▲▼▲ 男 麗子小で独立 十鳳牢記念式 ピアJ披露と校歌 発表をかね 底子小学校では独立十周年 を記念する式典とピアノ設置 の披露及び校歌発表を合せ、 去る七月十日関係者と村内小 中学校の児童生徒を招いて盛 大に挙行された。 ピアノは昨年徳蔵小学校が 他校に先がけ学区単独て設置 したが、小勝小学校及び塩子 小学校では、学区からの寄附 金と村費を (一校十万円)充 当設置したもので、小勝小学 校でも五月二十日に設置披露 式が済んでおり、これで懸案 のピアノが全小学校に設置さ れたわけ。 また、校歌は鼎指導課主事 (前中校長)多田公之助先生 と茨大教授岩井清志先生の作 詞作曲で作成葬祭さ.れた。 そ町ほか同校児童と隣校児 童生徒の数々の楽器演奏など があり集った父兄達を喜ばせ 記念行事にふさわしかった。 ′、′ヽ-:ljヽ=-【′ヽ」一・√、=:. 徳武小てはテレビ設置 徳蔵小学校では学区単独で ピア′を設置した為ピアノ設 置村費充当分をテレビ購入費 に充てテレビを設置、テレビ を通しての新しい教育を始め ている。 昭和34年慶一股会計歳入歳出追加予算 (歳入) (歳出) 単価千円
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