広報ななかい 第53号 1958(昭和33)年 11月
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(1) 昭和33年11月20日 升53号 当日は菱まき、稲刈等最も 多忙な時期ではありましたが 長老各位をはじめ前祝議員相 打有志、連絡組合艮など五十 名近くの参集を得、村長の予 算、決算、交付税、土木、教 育行政、産業橿済各面の説明 を中心にした話しあいが進め られ和気あいくのうちに午 後五時盛会な会を閉じました が、このような催をもったこ ともこれまた村沢以来のこと であると、ある長老が云われ 数魔の台風も本村にはさしたる被害もなく、むしろ 本年は村兜以来の大豊作が予想され、農家にとっ▲ても 村にとってもこの上もない喜びであります。 この時、本村の行政について隔意ない話しあいを行 う目的で、去る十月三十日(木)午後一時より塩千束 屋に於て村及び議会が共催で「村政懇話会」を開催い たしました。 先般の村議会に於て不常 私が選挙管理委員に再選さ れ、更に過般開かれた委員 会で委員長の要職に推挙さ れました。もとより浅学非 才な私故に辞退いたしまし たが、要員各位の強いての 盛会をきわめた 七会村選挙哲理委員長 鶴田市三郎 饉挨拶 診療所も池内先生の昼夜を 分たね麒身的な御努力と皆様 たとお牒有意義且つなごやか な会でした。 またこの話しあいの中に、 本村出身打県会議員根本弥平 先生の後援会設立の意見がも り上り協議した結果、摘場】 脚語合 御支援でありましたので身 に余る重荷であることは承 知しっ1お引受けいたしま した。 今更私が申し上げるまで もなく現在の選挙管理要員 の職賀は、従来の単なる要 務の管理だけに止らず、公 明選挙推進の∵方法である 「話しあい」による選挙人の 政治意識の昂揚等々政治に 対する思想の啓蒙宣伝ま で、きわめて広範囲な役割 を課されており、この職責 の大なることを再認識いた しております。 国保 ■ ■「■ - ■■ ■心 レ診 ン療 致で後援会を結成左記のとお り規約及び役員を選出しまし た。 一、規約別掲のとおり 二、役員 会 長 阿久津鋭男 副会長 根本三郎平、飯村 栄、阿久津正一 常任理事 大森旭、阿久津 誠之、ト部力三、 菊地粂苫、富田明 幹、山口輝美、肯 尚書作、河原勝右 術門、森重男 理 事 各連絡組合由位に 一名(部落抑蘭〕 会 計 卜部冬青、根本三 郎平(兼任) の御協力によりまして、医療 の荒壁を期し前進して居りま 更に来年度は、村長、村 議の身近かな選挙をはじめ 県知事、県議、参議院議員 と各種選挙を目前に稗え、 すでに事務局に於てはこれ が準備を進めている現状で あって、この職茸を全う出 来るや否や不冥に思う次升 であります。 しかし、一且お引受けし た以上は理想郷実現の根本 をなす公明選挙の推進と公 正な選挙管理のため過去委 員として十年間の経除を括 何分の御指導御協力を下さ いますよう、村報 かりてお願い申し上げ、御 挨拶といたします。 発行所 鰯周 占フ′イ⊥6。七会 発行人 阿久 印刷所 伊藤 昭和≡十≡年 十一 微力乍ら努力い.たす島 でおりますから今後共 牙五十一 城三月 印津村瓢号二 √■■■■う 一 刷鋭役 所男場 営農の中心はなんと云って も主食である「米作り」であ ると思う。 だから農家は常にこの「米 作り」に期待をかけ真剣に取 りくみ少しでも増収しょうと 肥培管理会能力と努力を傾注 している。けれども実際にほ 気象の条件等に左右され毎年 思うような収穫か得られない のが現状ではないかと思われ る。 そこで今年も稲の収穫期に 入っているので、今年の稲作 を全面的に振り返り検討して みることも無駄でほ恵く、こ レントゲy 診 断 別 1八ツ切剋 2四ツ切型 3大四ツ切型 す事は御同慶は堪へまゼん。 去月二十九日に近代医襟帯 其の穀高を誘る蓄放式レント ゲソ装置か診婦所に完仰され ました。本機は結核の早期発 見、・疾病個所の過料診断、叉 村民の健康管理の上に重要な 役割が期待されます。 なおレソトゲソ診断料は次 のとおりです。 川ヽr’■(′ヽ■ヽヽ′ヽ′’-’■,く′ヽ〜_ノヽ′ヽ■′ヽ′ヽ・町’し′ヽ′ヽ-‘ノ、一ヽ 今年の稲作を 振少訪つて 鰐醜配謂触鈴木芳伊 (国保係) 被保険者 負担金 一八八円 三二二円 三七五円 れが来年度の「米作り」に多 少なりとも参考になればと思 い二、三の点を記述してみ る、先ず初めに今年の稲作と 気象について述べてみよう。 本年は苗代から田柿引続古 典常半舷に見緋われ用水不足 で大分悩まされた。 特に早柏する為保温折衷尉 代を実施した部溶等では田植 が十日も遅くれ苗の劣変と云 うことに相当気づかわれた。 叉普通柏の場合でも同様な 傾向をみたが六月十八日の降 雨で、この水不足問題が解消 し田植も急速に進捗六月二十 2臓器診断 3胸腎臓睦診断 (フイルム2枚) (フイルム2枚) 4消化管診断 (フイルム2赦) 5膀胱診断 (フイルム1枚) 4透視診断 六三円 5造影剤使用透視診断九四円 琵 ヨード化拍を使用した 場合燕価分を加算する 冶影剤仇川写真診断 1諸相机緒踊Ⅷ六二五円 注 単なる健康診断の場合 は前表の倍額となります 七五〇円 八七五日 六二五円 三七五円 † √】 完備されたレントゲン 十日〜十五日であっ.たのに本 年は六月五首〜二十日と非常 にながびき而もムヲだった。 これほ用水不足が属国した と思われる。叉田植完了は、 昨年は六月二十三日であった が本年は六月二十五日で昨年 より二日程遅かった。 こうした条件下に植付され た稲は比較的順調に進み、土 用に入っての稲作は一段と 見なおし、早植したもの、普 通晩相したものとも概して良 好であった。 特に分轟茎数調べでは平年 から比較して早生で二本、中 生で三木程度いづれも多かっ た。その後出棺期に至って更 に一部に水不足を生じたけれ ども出穂期は平年に比べ (普 通中生ほ八月廿五日頃)審年 ほ四日程早く進み、碩捕えも 順調であったが、九月十八日 明白仙二十一骨が襲来出釆遅 くれていたものと、窒素過多 のものに倒伏の被告と網架枯 病の発生を見た。 成熟期は本年中生で十月十 五日.(普通枢)昨年は十月二 十日と昨年より五日程早く 粗数に於いては昨年中生で十 二本、本年は十三本と一本多 く稔実に於いてほ全般的に昨 年より傑っていた。 この間に台風二十二号に野 われ晩生型の品種に一部倒伏 や水浸しによる被害を受けた か、稲に一番大切な関毎時卿 てなかったのが不幸中の辛い てあった。 次に本年度奨励した早抱い っいて和しますと、本年実施 した方は効果かあったと思う 単相と云ってもそれ相当な押 術と科学的な根拠のもとで実 施しなけれはならない。 今年のような天候では普通 植とあまり変りがないように 思われるけれども実際収穫し て見ると実入りがよく増収し ている。 これは、土用に入る直前に と了五 田 し‾日 植たに の 0は 最こ村 盛れ内 期を全 は咋体 年に比べる 昨年は」ハ月 根が完全に伸びきってしまい 普通晩栂と異なって硫化水素 ガスによる柿腐の被害が少な い結果と思われる。 従って和が健全な生育相を 示すものと考える。特に山間 地帯ではこうした土壌的弊害 による減収が多いものと考え 来年は吏にこの早栢保温折衷 苗代を本年度以上に奨励した いと思っている。 たゞ問題は用水等の関係で 栽培不可能な地区もあらうか と思うが部落内で十分相談協 力すれば出来ると思う。 次に肥料と病虫害であるが 施肥壁の決定は非常にむづか しい。その土地くの条件、 品種、収鼻目標等によって異 なるもので一概にこの量だと 云いきれないが、本村のよう な山間谷辞田では、出来る限 り中熱以上の堆厩肥を施用す ることが大切で未熟堆肥だと 根腐や胡肺共和、冷イモチ病 等を誘融させたり、叉木年の 出釆遅れの稲の大半は未熟堆 肥施用による弊害だと思われ るじ それから無税酷税肥料をお サ⊥めする、㌧しの肥料ほ遅効 性で且っ有笥物質か含んてい ねい為裾化水素等の発生しや づい山間水田に特におす1め 」たい、叉石灰窒素、熔燐、 トーマス燐肥等もよく、本年 lJ、′-r}もー旨く書・-ヽ′ヽげー 四、本会に左の役貞をおき、会員中より推諾する 会長】名、副会長若干名。常任理事十名、琴撃一 十]ハ名(各連絡組合単位一名宛し会計二名 五、本会に赦随及び会友を置Yことか出来る 六、本会は必要に応じ支部及び分会を設け、地域的に 随時総会又は役員会を開催する 七、本会は講演会、座談会、印刷物の刊行その他目的 達成に必要な事業を行う 八、本会の経費ほ寄附金、会費等をもって之れにあて る 九、本規約に定めない事項は常任理事会に於て決定す る 根本称平君 民の福祉の向上に寄与することを目的とする 三、本会佗会員は前条の趣旨に賛同する者を似て し、入会及び退会は自由とする。 根本弥平復援会規約 一、本会は根本称平復接合と称し、事務所を会長宅に おく 二、本会は後援会璽息雷の通り、の社会的 、 一部の万が施用し大分効果が よかった。 もう.一つ施肥の両で注意顧 い度いことは、早椛と施肥の 開田である。一膜に早楷する から余分に肥料が必要たと考 え無計画な施肥をする万も多 いがこれは危険である。 本年二、⊥二その実例をみま したが早桔してもそう肥料が 必要とはしません。たゞ早相 を連作する場合珊厩肥を二、 三割増施する程度で充分と云 われている。 最後に病虫害であるが、本 年ほ珍らしく稲熱病の発生が 少なかった、これは稲熱病筒 の活動が市況多鼎と温度が倍 かった為に菌の活動が少なか った為と思われるが、一方害 虫は割合多く特に「ズイ虫、 カメ虫」等が早栢した圃場に 発.生した。 しかし共同防除作業を徽匡 的に実施した為被害を煎他に 止めているので来年度もこの 防除作菓の完壁を期されるこ とを期待する. 以⊥簡単に本年の耶作を折 り返っての反省事項を記述し たが結論として皆横万にも充 分検討して頂き来年度ほより 周到な計画のもとに蔚宇し、 より高い収量をあげられるよ う望み督す。 粗 町 和 純 ′′■}ヽヽ■■′′}ヽヽ巾■′J■■ヽヽへ■′.∫-一ヽノヽノー・■■り~ヽ.・■′・-■J■■}ヽへへ■′.ハイヽ-

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