広報ななかい 第50号 1958(昭和33)年 8月
1/4

升50号 昭和うぅ年8月Ⅰ日 ここにめでたく「七会村軸」 の五十号が発行されましたこ とを心からお啓び申し上げま すとともに、今日にいたりま すまでの関係者の御努力に対 し、深く敬意を表したいと存 じます。 わたくしたちが行政を進め 七会村報奨刊以来年を関 すること六年余、回を重ね て今回五十号を迎えまし た。 民主政治は「ガラス張り の政治」だと云われ、これ が施策は先ず升一は率直な 村政の倭を知らせ理解と協 力とを求め計「広報活動」が 民主政治の根本をなすもの 発刊五十号を祝して 〝正しい世論と広報″ 茨城県広報研究会長友未洋治 御 挨 拶 七会村長 て行く際、常に心がけなけれ ばならないことは、住民の正 しい世論をよりどころとし、 住民の理解と協力の上に行政 を運営して行くということで あります。 この正しい世論は、行政に 対する正しい理解と認識がな ければ決し.て生れません。そ こで正しい世論を生むため、 行政の実体を広く住民に知ら せ、これに対する住民の意見 をよく聞き、これに基いて政 発とサービスの改善をはか 阿久津鋭男 と思われます。 最近県内の各市町村にあ っては、この「広報活動」が 活発になり有線放送や広報 紙の発行によって、いかに 村政を知らせるか、理解さ せるか、協力させるか等種 々と苦心をしており、去る 四月県公聴課を中心として 閣僚市町村が相寄って広報 研究会を結成研究しており ます。 「七会村報」は前村長片岡 氏の企画により昭和二十七 年七月に郡内各町村に先が け創刊号が発刊され当時は 隔月一回発行の計画で広報 活動が始められたのであり ましたが、村民各位から新 り、その結果をまた住民に知 らせるという一環した広報活 動が必要になるわけで為りま す。従って、この広報活動は 民主的な行政の基礎的条件の 一つであります。 この広報という新しい種子 が、行政の分野の申にまかれ てからすでに十年、県内各市 町村の広報活動も非常に進歩 発展しました。 そして、広報の手段も、有 線放送、スライド、映画、座 談会、回覧板、その他全職口貝 の窓口その他をとおしてのP Rなど、いろいろとられてお りますが、広報紙は内容を詳 細かつ確実に広報することが でき、さらに長く保存がきく という持ち味があり、なんと らしい企てとして親しみと 支援とを受ける一方係員の 編集技術も回を重ねるに従 りて次升に上達⊥た為三十 年噴からは休刊なく毎乱発 行を致してまいりました。 今や画期的な地方自治の 変革である町村合併もー段 落を遂げ、合併前県下三首 六十余の市町村も現在では 九十余の市町村と、その数 ほ四分の一に減少し反面合 併町村の規模は四倍以上に 拡張、新ら.しい市町村建 設に伺って大席輸の回転を 始めて.お町ます. 本村は村民の皆様御承知 の通り種々の事情によりこ の町村合併から除外され県 下唯一の合併不能村として 独立して行くことになり、 これが前途は多事多難が予 想されるのであります。 しかし村民の皆嘩の訴悪 昭和≡十三年 八月】日 牙五十号 西茨城郡 七会村 阿久洋 伊藤印 r「 刷鎖役 所舅場 いっても広報活動の中軸であ るどいうことができると思い ます。 いまこの広報紙は、県下の 約八割の市町村によって発行 され、住民と行政を結びつけ るヒモとしてなくてはならな いものになっております。 さて、前にものべましたよ うに、市町村行政ほ、その住 民の世論によって、そのあり 方がきめられますから、住民 の皆さんが、行政内容に十分 心配されました、今夏の異 常渇水も、村当局をはじめ、 村民の皆さまの非常な御努力 ある協力を待て合併不能村 としてのあらゆる不利を克 服し、健全な財政を確保す ると共に虚業轡宵改選尤ユ る生産性の向上、 実、民生の安定、道路の整 備等々に研究と努力を藍ね 村民全体が幸福に暮らせる 様誠実を尽す覚悟でありま す。 この様な新しい事態の施 策や、国保、旗協、学校、 各種機関団体の状況を広く 村内の隅々まで行渡るこの 村報をよりよいものに造り 上げ村民の瞥梯の福祉増進 に役立たせたい所存であり ます。 露に創刊五十号の記念号 を発刊するに当り、従来よ り各方面より寄せられまし た御協力に対し感謝の意を 表し今後とも変らぬ御支援 を下さる棟お願い致し御挨 拶と致します。 Y. 七会村報発刊五十号な お祝い申上げます 水戸支庁長 高木不二男 ㌻、その検、降雨に意まれ、 ようやく愁層を開くことがで 関心を持ち、よく珊解し、正 しい世論をもりあげなけれ ば、本当によい政治をもりあ げることができません。この 広報紙は、.このために必ずや 大きな役割を果すことと存じ ます。 村民の皆さんが今後とも、 この「七会村報しに探い愛惜 と関心を.持たれ、この広報紙 をとおして、村政をよりよく 発展させることができますよ う期待してやみません。 きましたこと、まことに御同 慶に堪えません。 さて∵Jのたび「七会村報」 がこ1に、誕生升五十号の記 念発刊を迎えましたことをお 喜び申上げます。 民主主蕪は「よく許し合う こと」であり、「よく知り、 よく知らせる」ことでありま す。村の繁栄も、住民の福祉 も、村の政治が民主的に、建 広報紙「七会相和」が誕生 してから滴六年、号を取ねる ごどに成長して、ここに、五 十号が発行されましたことを 心からお慶び申し上げます。 われわれ、吋村の行政がど のように行われていくかほ、 七会村報五十号嬰列 記念に寄せて 茨城県町村会長川 村 衛 〔r rl 設的に行われているか、いな いかによって決ります。それ には、村の行政の意図すると ころを、村民の一人一人によ く知っていただき、また村民 の芦をよく聴いて、これを行 政に反映し、相互の信頼と協 調によって、はじめて、立派 な村づくりができるのです。 このために、拡報活動は、 近代行政にクローズ・アップ され、重要性をいよいよ深め て釆ました。 現在、新聞、雑誌、ラゼオ、 テレビと、マス・コミのはげ しい競合の中にありまして、 広報紙としての性格と使命を 失はずに、独白の編集によ り、十分の効果をあげますよ う、大きな期待をよせる次升 です。 「七会村報」が昭和二十七年 七月から六ケ年にわたり、孜 々として実観をあげられ、村 民の皆さ㌃と一特に歩んで来 られた、輝し小歴史に敬意を 表しますとともに、今後、新 村建設のために、更に親しみ のある広報紙として、ますま す発展されますよう、お祈り 申上げお祝ひの言葉といたし ます。 住民斉しく監視の まとであ り、町村民の福祉に直接連が る緊要な問題だけ忙、その在 り方は細大洩らさず、公正に 伝えるだけの大きな茸任が負 荷されております。その方法 として広報発行によるもの、 有線放送によるもの、その他 いろ.いろありますが予就中、 広報紙が負うところが大きい ことを痛感いたします。 ここ数年問、町村合併が急速 度に推し進められ、本県にあ っても、骨て、三首六十二の 町村を数えたのが、七十有余 の町村数に減少し、殆んどの 町村が、広大な地域を行政区 七会村報が村民の広報機関 として発刊されて以来滴六ケ 年余の月日を経てここに升五 十号を刑行するに重り、逐次 その内容も充実し村政発展に 大いに貢献しておりますこと は誠に慶賀に堪えない次升で あります。・ 今更私が申し上げるまでも なく村報の使命は、議会の運 営、会議の状況をはじめ村条 例や予算等議決事件のすべて と、村の施策全般を正確に且 つ迅速に報道し、村政に対し て村民全体がら理解と協力を 得ようとするものであり、叉 村民の皆さんが村内に知らせ たいと思う意見や希望を掲才 報告することにあると思いま す。 この意味で「七会村報」は 創刑から今日までに果した役 割は大きいものと存じ深く敬 意を表す次升であります。 とするに至り、従来の観念か らすると、住民の距離が著し く還きを感じさせるのであり ます。この精神的距離を速や かに縮めて、住民の部落観念 を払拭することが、行政上必 要であると私ほ日頃考え、そ れを実行して いるでありま す。それは云うまでもなく、 住民各位に不便をかけないこ とであり、町村役場に無駄足 を運ばせない、用件は能う限 り即決し待たせない、と一宇っ ように、首長のもと補助者協 力一体、サービスに努めて、こ の距離を締めることに努力し ている。合併地域をも七ない 七会でも、このようなことは 共適した問題ではあるまいか と思われる。こうした些細な 事でも納得の政治の一助とな ることを確信しているからで あります。 今日、合併後の町村は幾多 の建設計画を樹て、既に懸命 の努力の下、実行にむ移し、 県、国またその助成指導に努 祝▼ 辞 議会議長 根本三郎平 ここに五十号発刊を契機と してこの「村報」が承々益々 村政に貢献されんことを望む と共に、今後更に村報を通じ て議会と執行機関と全村民と が手を捏り新しい村道りに、 本村福祉の増進にすべてに協 和一致努力を塾ね、理想郷実 現の一日も早かれと希うもの であります。 尚この機会に一宮申し上げ ますが議会は常に皆様の意志 を代表して皆様の納得の行く 行動を致しておるのでありま すが芳し皆様に納得歪胱いこ とや希望等がありましたら遠 慮なく、議会の時又は事務局 に申し出て下さい。 村民の意見はどんなことで も尊重し、これを実現に移し たい考えでおります。 暑さ離しき折柄村民皆様の 御健康をお祈りいたし村報五 十号発刊の祝辞と致します。 力されているけれども、現下 の町村財政では、なかなか意 の如くならないのが実情であ ります。真の自治体として聾 固な町村を築き上げるには、 国や県の助成や指導は勿静大 切で・ありも、われわれ自らが適正な 規模を基礎とし、住民と一体 となり、足並を揃えて推進す る村政が、より大切なことと 考えるのであります。このよ うに町村自治体の容易ならぬ 将来を想うとき、広報誌の役 割がいかに大きく、これに期 待するところが、ますます大 きいことを痛感するのであり ます。 どうか、「七会村報」が関係 各位の創意と工夫によって、 名実共に優秀な広報誌として 、すくすく成長を続け 村政振興に大きな役割十-充分 果されますよう祈念し、五十 骨董刊のお祝いの言葉といた します。最後に、村長さんは じめ関係みなさまの一層の御 健斗をお祈りいたします.

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です