広報ななかい 第49号 1958(昭和33)年 7月
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金 村 報 七 (2) 升四十九号 昭和33年ア月1日 暑くなりますと仕事の能率 は上らなくなり、・食欲も衰い 冷たいものばかりほしくなり ます。 しかし、それでは身体の力 が虹けて夏やせの原因とな月 ます。 夏やせは、その人の体質に もよりますが、栄蕃血血かな食 物を、十分に食べていればあ る程度は防ぐことが できま す、だから夏には、暑さに負 けない食物の工夫が大切な訳 です. アツサリした麺類が喜ばれ ますが、ただこれだけでは、 栄養的には不足しますから、 動物性のものや野菜などの組 合せに注意しま㌦よう。 真になると、一般の緑黄色 野業の横瀬が少なく、夏野菜 の代表とも云うべきナス、キ サリなどが出回って、その色 、香、味ともに夏の昧党をそ そります。 しかし、それらの野菜はビ タミソAの助きをするカロチ ンの含まれ方が少ない欠点が あります。 本県の栄蕃調査の結果も、 夏はピタミyAの語り方が、 他の季節より少ない ようで す。この不足を補うため、つ とめて緑黄色野菜(例えば、 ネウレン草、人参、ピーマン 等)などを、とり入れること に心掛けたいものです。 暖冬にはる降雪量の不足と 空ツユが原因となって現われ た水不足は意外に大きく、六 月十日現在に於ける本村の田 植進捗状況では辛うじて約七 十%(平年は八十%--九十 %)を完了しだが、その内約 二十%が用水不足のため枯死 寸前の事態に追い込まれてい 分以上が(約四十町歩)水不 た。また、植付未済地の内半 体力の低下を 防ぐ夏の螢養 田植が終えて一安心 我々の日常の生活がこの素 曙bしい技術の産物によって 圧倒されそうだ。.技術の発達 とそれを受け入れ、 大限に能率化 ョンの実現、他方にはそれ等 によって生産された漸新な商 品を売りこむ販売網その購買 力たらしめ 似化、農村生活の文化的向上 がある、即ち生産の向上とそ れを豊富に消化し得る社会機 構の推移が平行して充たと言 へるのである。同じことが同 時に思想の面でも云へるので ある。 だが先にも一寸ふれたよう ピタ、、、ンBlの体内における 消費も夏は特に多くなります ので、変、強化食品、豆煩など を捕るよう心がけましよう。 また、ねぎ、にんにくなど は、腸内細菌によってピタミ γBlが合成されますので、 料理に使うと効果的です。 ビタミンB2を含む牛乳、 卵類や汗の排泄ビ関係深い塩 分、ビタミンCを多く含む野 足による植付不能と云う田植 期に当って農家に最大の暗影 を投げかけていたが、その後 順調な降雨に惑まれ六月二十 五日で村内の田植が全部完了 しました。早植した農家で は、秋の豊作を念じっつ明る い衷情で病害虫の予防や中耕 除草に毎日丹精しています。 (勧 業 係) 精 神 協力についセ 的 莱果物の鋳り万にも十分気五 つけ、食事の時間を規則正し くすることが最も大切なこと (参考) 西部町村別 世帯と人口 (六月末日現在) 笠間町 六三〇八世帯 男一六一二〇人 女一七三三九人 計 三三四五九人 友部町 三四五六世帯 七 岩 礪 村 町 門 外 漢 生 に農村では新旧の対立があ る。また地域的にも甚だしい 開きがある。この開きほ急速 に解消しっ1あるにしても都 市近郊農村と地方腰村でほま だ大きな相違がある。併し社 会の趨勢と技術の進歩はそん なことにおかまいなしにどん どん自己法則を貫徹しょうと する。勢い古い璧は急速に或 はかんまんに崩れて行く。ぼ んやりして小たら社会の進歩 から取り残されて行く。 さて郁って自分等の周囲に 日を転じて見よう。総て技術 の進歩には必ず所与の材料せ 出来るだけ無駄のないよう合 岩間町 計女男七計女男四計女男二計.女男 五 q一 五 七二 軋J---- 九五二二人 九八〇六人 九三二八人 六九四九人 七五一一人 囲四六〇人 八世帯 一六六六人 二五五一人 四ニー七人 世帯 二〇五八人 二二一八人 四二七六人 (衛生係) 理的に活用するど云う前提が なければならない。かの独乙 人が日常生活に於て如何に合 理的で触駄のない生活態度の 持主であるかは独乙に旅行し た者の認めるところで多くの 者によって報告されてい首。 この日常生活に於ける極めて 合理的できちようやんな習慣 の集積が偉大な科学者を生ん だ社会的バックポーンをなし ている訳だ。技術とはそんな ものである。農業技術もまた 技術である以上少しも変りは ない。それは現実的に所与の 条件を目的実現のために、自 然に対し加へる行動である から技術が理論を構成するも のではないし反対に理論即ち 枝術でもない。技術即ち理論 と混同するから失政してい各 場合が甚だ多いようだ。放て 技術の目的とするところはこ れを経済的に見ると二つある ようだ。その一つは絶対量の 増加、その二はコストの引下 げ即ち労働最の節約である。 農薬の機械化と精密な栽培技 術がその端的な表現である。 日本の農村が何とかして浮び 上らうとする努力が経済的に は収入が多く、文化的には重 労働から解放されようとする 意欲が高度の技術を取り入れ ると共に他面機械の導入へと 押しやっ.ているように思はれ る。技術が高度であればある ほと危険もあるが戌巧すれば それだけの報酬も生れる。 技術は理論ではないからあ くまでも具体的現実的であっ て体験に基づく精密な観察か ら構成されるもの なのであ る。ところが一般の者は理論 と技術を混同して技術が絶対 的であるかの如き錯覚に捕は れるので失敗を寵ねているよ うだ。とにかくも地方都市が 中央都市なみに消費力があり 地方都市が近郊農村を自己の 経済国に強ぐ結びつけるよう になったのだから農村の経営 方針も背の形態から抜け出し 、米、愛の束縛から脱出しよ うとするに至ったことは必然 でなければならない。そこで 先に捷言したことを思い出し て見たい。恐らく詭でも新旧 の対立がある。青年諸君は適 応性には欠けているが思索す る力と、理想を持っている。. 払は鼓で湯川博士の言葉をも う一度読み直して貰いたいと 詐へると共に壮中老侶の方々 には少くとも精神的協力は惜 まないで下さいと願いたいの である。今日虚業技術書に親 しむ青年諸君は素晴らしい技 術の腿望に驚くばかりであ る。自分もやって見たい。そ こに明るい農村生活が展開さ れそうに思う。だがそこには 意外のショウガイが沢刊描は っている。そこに現代展村昔 年の苦悩があるように恩はれ る。今日では技術を自分で体 験を積みつ1マスターする者 は成巧するだらう。併し単に 人まねをしたり、他人の指導 にたよったりしているようで は決して成巧は期待出来まい と思う.例へば水稲の甫ほ時 間むかけて冷たい所で仕立て たものが総ての災曹に抗して 安定した収量を期待し得るも のであることは永い歴史の証 明していることなのである。 この場合本当の意味での健苗 の素質をよく理解し、それに 追いこむ技術的手段を体験的 につかんで置いて貰う必要が ある。この健田を仕立てる方 法が出来ない者がポリエチレ ンやビニール等で人為的保温 による健宵宮成が果して可能 .であるかどうか疑はぎるを得 ない。だからこそ早期栽培に は危険性があるのであって巽 北地方面でこの栽培方法に対 する批判が出ていることは諸 君の承知していることであら う。高度の技術のむづかしさ を体験の尊さがあるのだと思 う。私は保温慣代に反対する 看ではない。ただこれを実施 する者は健苗の素質は何であ るか。病虫書を薬剤にたよら ないで防除し得るよケな苗に 仕立てること、増収の技術は 収穫に至るまで体系的なもの であること等々に注意を喚起 したい。 これほほんの一例を苗代に とっただけのことで全く同じ ことがその他総ての換金作物 導入についても云へることで ある。色々書けば限りがない のだが茹には技術と理論の混 同がはっきりしているように 職務に対する知識の向上と 職員相互の親陸融和を図り、 以って役場事務を円滑に処理 し村民の公僕としての職茸を 全うすることを目的として、 昨年の九月誕生した役場職員 〇〇〇■ 通商産業省では、本年七月 ■0〇 ○● 一日現在で、全国の却売、小 売業等を営んでいる商店につ いて、もれなく商業統計調査 を実施する ことに なりまし た。この調査は、統計払に甚 く「指定統計調査」として、 すでに昭和二十七年に新一回 の調査が行われ、今回は井出 回目の調査であります。 商業統計調査の目的は、商 業全般の事態を把挺して、適 0 0 q 0 0 ● ● 0 0 ● 0 0 切な商業政策を立てる上の基 ●●● 礎資料とするものであります 。したがって、この調査が完 全なもものになるためには、 商店の皆様から真実を報告し ていただくことによって始め てその日的が連せられるので 毎月革帯研究会を開き 公僕としての職責を全うすを 計調査について 思う。湯川博士の提言をもう 一度翫味して頂きたい。要す るに現代は素晴らしい柁術の 時代である。新しい技術辛目 己の体験を通じてマスタ1す る者、そしてそれを経営の中 に具合よく取り入れた者粛呼 び出るだらうし反対にぽんや りしている者は脱落して行く よりほかないであらう。 若い者はどし′1新技術を 取り入れ新たな作物を導入し 体験を積みつ1マスターすべ きである。それでも失敗した ら反省し、思索し根気よく続 けるべきである。このことほ 単に生産の面だけに渦用され るのではなく私的、社会的生 活の面でも同じことである。 併しそれには強い意思と根気 と勉強が必要であらう。 (以下次号} あります。 このため、皆様かち御担出 願った調査票の取扱について は、統計法に基いて調査票を 統計以外の目的に用いること はかたく禁じられこの調査に 従事する通商産業省、県、村 の職員が皆校の御稚告になっ た事項を他にもらすことのな いよう万全の措置がなされて おります。 以上のような趣旨を御理解 せられて、今回の商業統計調 査が所期の目的を達成できる よう商店の皆様が進んで調査 に御協力下さることを切にお 願いする次升であります。 (統 計 課) 事務研究会では、去る六月二 十一日午後一時より役場に於 て升一回の総会を開き、三十 二年度の事業及び決算を承認 したのをはじめ、左の通り本 年度の事業や予算、役員等を 若しくは新年会 一月 研究会(虎告 (教委術生) 二月 ク 三月 総会 注( )内は当番係を示す ◆昭和三土工軽度根文革罫 十二月賂㌢ 決め午後三時間会した。 倍、総会終了後レクサニー ションとして将棋会が開かれ 三役から職員の大部分が参加 熱戦を展開した末、A放でほ 阿久津(広)苔記がB放でほ 卜郡〔閑)書記がそれ′川.\優 勝した。 ⑳唱和圭十三年陵軍票計画 七月1二珊に別れて保苓所を 利用する職員旅行 2請託明の下附について 研究会(庶務) 八月 土地家屋証明の下附に ・ついて研究会(税務) 九月 謄抄本の下附と諦届出 の受理について(戸締) 十月.研究会へ勧業統計) 十一月 タ (国保) ◆役員 会 長 村 長 副会長 助役、収入役 会・計 阿久津(侍)書記 書 記 飯村卜部開書記 (庶務係) l、収入の郡 イ会 費 口繰越金 (雑収入 二、支出の部 イ研究会費 口磯貝給付金 (福祉厚生費 一一語支出金 ホ予備費 (農委) (反省会) 八二三五八○ 八一三四 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 四四0000 四○四○ 二二0000 二○二○ 一一 0000 -〇一○ 唱

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