広報ななかい 第45号 1958(昭和33)年 3月
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金 七 村 報 昭和33年3月20日 労四十五号 (2) すなわち野菜、食肉、英 子、果物の食料品で現在使わ れている貫や匁が「キログラ ム」 「グラム」となり\和服 や洋服生地の売り買いに用い られている、ヤール、尺、丈 等が「メートル」に、酒、慣 油、油褒で用いられている升 や合が「リットル」となりま す。 勿論商店の商品の値段表元 の場合も「グラム」「キログラ ム」……「メートル」 「リット ル」というようにいわゆるメ ートル系の計量単位に変わる わけです。 昭和三十四年ヒいっても、. あと九ケ月彼のことですか ら、その時になってまどつか ないよう今からメートル法に 使いなれておくことが大切で す。 皆さんク 明日からと云わ 皆さん最近新聞等で、田二 五アール (二反五畝〕と云う 記事に気がつきませんか? これは日本の計量単位が、 八貰泣からメートル法に切り かえりれ皆さんの日常生活よ りも一足早く施行されている 国や土地公共団休の「メート ル法」の単位です。 日本における計量単位の 「メートル法への統こはな かなかの大事業であります が、科学や産其の発展のため に世界と強くつながるため に、又教育の効果を高め、私 たちの生活をよりよくするた めに、一日も早く冥行しなけ ればなりません。 長い間私たちが使りてきた なじみ深い尺や貫、間などの 「尺貫法」や「ヤード」 「イ ンチ」「ポンド法」は特別の場 合(土地台帳、輸出等)を除 いて全面的に来年の一月一日 (昭和三十四年) からメート ル法に切りかえられ、取引や 証明には当然メートル法が使 われます。 早くなれよぅ メトール法に 二、苗代面積は、反当十二坪 は必要である。 三、品種の選定、品種の選定 に当っては特に早中晩軽を合 理的に組合せすることは最も 大切である。勿論無病で多収 性のある栽培容易な品樺を抹 保温折衷苗代で健宙を育成 し、五月二十日頃を基準とし て早期田植をすれば、例外な く水苗代と比較して二〜三別 の安定した増収が計れると云 う事を前号に記述したので、 今回は皆さん方が本年実際に つくられる保温折衷苗代の栽 培技術面の要点を述べで見よ ゝつ。 一、揚床つく畑、床つくりに は二つの方法があり、その一 つは、荒代掻を極く簡単に行 い直ちにならし水を濁し二日 位おいて、床巾四尺踏切溝一 尺に基準縄を張りその際切溝 の土を出〜五寸鍬でさらいあ げ、床面を奴等で平にする方 法と、全然代掻をしないがよ く砕土した乾田揚匿方法でど ちらを選ぷべきかと申します と、土塊の関係、用水、労力 の関係等で一概には答えられ ないが初めて栽培される方に は簡単な荒代捺する前者をす 1めたい。 ず、今日からメートル法に心 掛けいたしましよう0 日常生活の メートルの単位 ○布地メートル 〔和洋服生地矯) ○重さはグラム (お米食料品類) ◆景積リットル (酒哲油油類) ◆広さはアール 保温節義苗餞の つ く、り 方 普及員 鈴 木 芳 伊 昨年の五月塩子戸ノ内前か ら常北町上古内に及ぷ水田三 十町歩の苗代が、二、三寸に 伸びて枯死又ほ倒伏して波紋 を投げかけた、高取鉱山の鉱 害間組ほ、被害面稼が広いだ けにこれが除去対策には予想 以上難行に難行を続けたが、 県側の熱意ある適切な指導 と、鉱山側の誠意ある協力で 、被家老の要望である汚水導 入が歳も被害わ多い戸ノ内前 と小勝宿の二部に実現するこ とは決定工事に軍備一、ンたので .\† ′ 用すべきであるが特に有望な 品種をあげて見ると、早生種 で銀マサリ、幣年早生、中晩 生硬で中生新千本、金両用、 特に堀田(谷津田〕 には東山 三十七号、偲林六号等がよい ようである。 四、椿桟量は坪当二合五勺、 〔但しきたね)反当三升位が 適当。 五、苫前施肥量は、坪当完熟 堆肥一〆硫安五〇匁、燻炭八 (田畑山林) となります。 計堂単位を統.一する時期 と使用できなくな畠計量単位 尺貫法、ヤードポンド法、 馬力は昭和三十三年十二月三 十一日まで。 電球などに使っている「燭」 の使用は昭和三十二年十二月 三十一日まで。 ㊥馬力ほワット、燭はカンデ エフと称えます。 また国や土地公共団体につ いては一般にさきがけ昭和三 十二年四月一日からメートル 法を実施しています。 鉱賓地の一部と 清 水 十ケ月間連日連夜の如く続け られた鉱害対策問題も漸く一 段落した∪ この清水導入は、鉱山の原 水か塩千川に合流する三盲犬 上流に既設せる(山下への導 水)井堰をコンクリート堰に 打ち替え、現在山下の用水路 を拡眼(コンクリートにす る)戸ノ内前から小勝楢川向 え野水するもので、升一期工 事が三十二年度で実施され、 升二期分として小脇宿が三十 三年度に実蒐される計画にな つている。 升を基準としで施肥計画を樹 てゝ多少の増減ほ土壌によっ てす。 六、芽出、種子を清水に四〜 五日浸資しそれをウスプルン 一、000倍液に六〜十二時 間浸活消毒ん清水にて洗い早 速、風呂場三七度(0)に十 時浸活、それを充分潜水して 圃醇している堆肥又は、土の 中に一畳夜軋め発芽洛根を促 がしめる、此の際特に注意す ることは先ず潅水を充分にす ることである。もし水分が不 足した場合真白くかぶれてし まう。最も良い芽の長さは、 一〜二分幼根は二〜三分であ る。 七、焼粗穀焼粗誤は必ず原形 のものを施用する。木灰にな ったものは悪い、それは保温 紙と密着し保温の役目も少な く保温紙が不経済となる。 八、覆土、芽出をした種子を 播種したらその上に畑の土、 又は山の土を椅子がかくれる 程度に覆土する。此れを厚く かけると立枯に躍るから必ず 種子が見えない程度を原則と する。 九、温床紙かけ温床紙は、床 の両側からかけその端を折り 曲げて満の泥でよくおさい更 にその上を杷で止める。 †、況床紙の除紙時期栽培条 また牙〓の原因は 冬型の季 節からあたたかい陽春へと開 放されるため各人の火に接す 三月から五月にかけては、 一年中で一番大火災の多い季 節といわれ、その事笑近隣の 記録では、昨年石塚町の大火 が三月二十二日、塩子道木橋 の大火が五月二十二日に発一生 しており今年は早くも去る三 月二日午前二時頃下非沢の鈴 木邑さん方で居宅外二棟と、 三日午前十時頃大願園有林内 で四畝歩、また五日午後一時 頃真備の柴健一郎さん所有山 林内の炭焼がまから出火折か らの強夙に煽られ、民有林約 五町歩と折戸村有林約五反歩 を焼いております。 こうした大火の原因には次 の二つが考えられますから火 を使用したあとの始末を贋範 にするようお互に注意しまし よ、フ。 牙】の原因は 今までの多軸 の気圧配置が夏型の気圧配躍 への電換期にあたり、天気の 変化が激しく、本県では西風 が強く吹き、異常乾燥の状態 が続き一方大陸に発生した低 気圧の進行状態にともない急 激に風向が変る場合が多いの で火事には厨条件となりま す。また発生したら周囲が乾 燥しているため大火災になり やすいのです。 件や気象条件によつて多少異 なるが基準として本案二枚〜 三枚、草丈一寸五分位になれ ば除紙し、直ちに床上まで潅 水する。 春は大火の多い.せき 桐 の 木 の 仕立て方 本村の家々の宅地内に、二 ・三本の桐が植えてあります が、その仕立て方は粗雑に兄 る機会も少なくなり、火に対 する注意力もうすらいで、心 の緊張もゆるみがちで、つい お互いが防火心に欠けるため でしよう。特に農村では、農 繁期にはいり家庭ほ不在がち になり子供も戸外に出て遊ぶ ようになります。大人が田畑 にはて仕事中に子供の芝焼等 町火遊びから、部彗丸焼にな るというようなー‖ともありま すから幼児のいる家庭では、 マッチなど幼児に取れない所 におくよう気をつけましよ う。 (消防係) 以上でつくり方の概要を述 べたが特に注意して頂きたい ことを列挙すると、 一、・品種の選定二、苗床施肥 畳、三、芽出、四、播櫓量、 軋餌付 を致す計画であ 川二者代表出備の 五、讃土、六、保 温紙の除緋時期 等であるか 尚次号には早期 栽培に関する本 田施肥設計及び 肥培管理を述べ 五月に ほ各部 落毎に実地指導 るっ 下の長さを決めるまで、芽か きを忘れないことてす。 また、芽かき等でさきに述 べた長さを考へ二段仕立て等 にするのもよい方法です。 桐仕立方をくわしく知りた 受けられます。 これでは、せっかく楷えて 育てた桐を有利に売ることは できません、そこで桐を有利 に売るための仕立て方につい てお知らせしましよう。 桐の木は一般に『玉』とい う特殊な単位をもつて取り引 きされます。その単位は長さ 六尺四寸、皮なし京口直径六 尺のものをもって一玉とい 1、太さにより次のように増 減します0 長さ六尺四寸、東口直撃二 寸では八本で一玉。 末□直径四寸では四本で一玉 ク 五寸では二本で一玉 ″ 六寸で≠一本で三 ク 六寸以上では一寸増 すどとに一玉づつ増します。 高さは(樹の枝下高)は、六 笠間署成井徳有投稿 七会村消防団出初式 ○範立山抱かに春の気配満つ ○並立ちゆJ、少年も列出初式 ○春の空消防同族ひるがえる ○費彰の団員頼を染めて春 ○小川から山につゞきて容の 芽が 酢初責の放水試験 佃′ヽ■ヽ■ヽ 一 から高さ、太さが ち、㌢どどの単位に 合致するかを考へ て仕立てたら有利 に売ることができ ます。 このように仕立 てるのに特にたい せつなことは、苗 を桔えてから、枝 尺四寸、九尺六寸 寸(半玉)の長 で 俳句 計算され.ます 尺八寸と三尺 い方は、塩子に石島仁八さん という桐仕立方の名人がおり まほ 盤清の溢ぬ牒 (三月〕 ◇零は大火の琴節です。一」ソ ロの点火中は絶対に石油の 給油・暫しないこと、また電 気機具の過熱、残り火の始 末などとくに注意しましよ う。就寝前にべケツに水を くんでおく習慣をぜひつけ て下さい。 ◇昨年は三年続きの豊作とい われましたが、豊作の準備 はまず、優良碍子を手に入 れることです。それには採 種ほ産のよい種子との交換 を少なくとも三年に一度は 行いましよう。 ◇いよ′11四月から売春防止 法が全国的に施行されます みんながそれぞれあたたか い理解と協力によっで売春 のない社会にするため努力 いたしましよう。 ◇牛の脈を計るのにもっとも よい所をご存知ですか。そ うです。尾の付根から二、 三寸離れたところです。 ◇零さきの二月末から三月に 乾燥がつづくと肥料のきき めがおそくなります。これ が麦のシロシプ病やサビ病 の原因ともなりますので潅 水をよくやって下さい。 ◇楽しい夢の実現にも、思い がけない災難にも、必ず役 立つのが貯金です。貯蓄で 明るい家庭をつくり日本の 産業を興しましよう。 ◇井戸端会議というのがあり ますが、奥さんたちは簸め て明るい健康な話題を選び 、お互いが明るくまたなご やかさを増す機会といたし ましよう。
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