広報ななかい 第40号 1957(昭和32)年 5月
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■ ■ l ■ 一 ■ ー ー - ■ ■ 1 - ■ 昭和32年5月20日 矛四十号 〔2) それに農夫痛があります。 これはいろ′1な原因が重な りあってなる病気で、大体腰 痛(寝ビし)や息切れ、日† イと病気と思われない方が案 外多いのですが」農夫病の病 呪二ノで立派な病東です。つ 変り頭痛、腰痛、動き、息切 れ、目マイ、下瞳部の張り、 手足の痛みなどで、農村婦人 ひ五〇%を占めているといわ れます。 またこれから梅雨時に向か い、操虞と温度が多くなると 疲れもいっをう増して伝染病 のふえる季節です。疫痢、赤 これから濃紫期になると、農家の人たちの体誼は、普通 七、八百匁、多い人は一貫及位い減るのが当り前とされてい ます。そして、農繁期が絶えて一息ついたころ常、どうもエ 合が感いと医者通いする人が多くなり癒す。これは機械化の 遅くれている日本の農業では、無理からぬ現象といえます が、現状においても、もうすこし伽き方な改善したり、病気 に対する注意をすれば、未然に病気を防ぐことができると思 われますので、農相に特に多い病気と、それに対する予防法 を簡盟に記してみましよう。 農繁期の健康 疲れをあすに 持ちこさぬ〃 視察概要 午前七時笠間町役場に集合バ スにて西部煩えと走らせた。 当日は朝から好天候に恵まれ 絶厨庵日よ沖で挙った、途中 痢、大勝カタル、日本脳炎、 漁ジン、水虫、療冷えなど貰 とともにやってきます。こう 考えてくると、何からどう用 心してよいのか迷いますが〔 手軽に出来ることを考えてみ ましよう○ ※疲れと冷えにはフロ まず疲れを明日にもちこさ ないことです。上手な肋き方 を知っていますか、上手な大 エさんほど、カンナをとぐ時 間が多く、仕事の能率も上が るのと同傾に、私達も小刻み に何度も休みをとり、掟れを 少なくし能率を上げる倒き方 で。続けざまに長時間幼くほ ど疲れがひどく能率の上らな いことはあり愛せん。 また、今日の放れと冷えを 明日にもちこさぬために、毎 日おアロに入ることです。体 と き 昭和主十二年四j二日 ところ 所木県立有畜靡菜畜産試験場 同西那須郡関東々山県業経営畜産部 発進地を尋ねて 普及員 鈴木 芳伊、 馬頭、鳥山、近辺には最近新 棺されたブドウ、桃、梨園、 等の集団樹園が見受けられた 暫くして西部須県立有畜農業 試験場に漕いたの昔耳懐三十 を温めることは血圧を下げ、 血のめぐりをよくし、体の申 にたまった疲労物資を洗い流 してくれます。ただ余り熱い フロはかえってよくない場合 もあります、そして〕週間に 一皮ぐらいは塩拐を使ってみ ることです。一握りの塩を入 れた塩拐は、温泉に行かずと も、農夫病にききめのあるこ とをためして下さい。 ※韻義はかかさずに あとぼアトン干です。食う 寝るところに住むところ、と いわれる、をの寝るところは どうでしょう。冷たい圏いフ トンは睡眠中の皮膚呼吸を妨 げ、手足を冷えさせ、やすめ るどころではあトニ更せん。 梅雨の晴れ間の太陽利用は しないのが損というもので、 三時間も干して應コリをたた き出せば綿のもちもずっと長 くなり資す。 栄茸をとるのはぜいたくで はありません、ウシやウマを 幼かせる時にも、濃厚飼料を やるとか、作物に元肥、追肥 といつも‖琵意されるはずで す。肉や魚、卵は農繁期にこ そ食べるべきで、煮物や汁物 に油も使い、・有色野菜も欠か さぬことが健 ことです。 (衛 生 係) 分であった。早速当場の岸本 技師の案内で、現地説明を聞 く。この試験場は昭和三十一 年七月に県の機構改革により 粟約有畜島米試験場に改め、 中に四つの研究部を患いた。 て種畜部二、草地部三、耕 作部四、経営研究部それぞれ の部聞に於いて研究しその結 果を末端農家に普及事務所や 其の他の資料を通して普及を なしている。私が担当してい るのは種畜部で乳牛でありま す。現在飼育▲堅一十五班、l 番問題は飼料ですが、搾乳牛 の場合産乳量に対して基本的 な濃厚飼料を与え冬季は三分 一、夏季は四分の一、としそ の内訳は穀将三部大豆粕二部 残五割は挺糠専であります。 偽カルシサームは濃厚飼料の 三%程度与えております。濃 厚飼料以外の粗飼料は牧草ク ロバー顆、及オーチャード、 野草、冬季間はエソシレー ジ、玉萄黍等を主としており 史す。倍・一頭当りの秘乳且望 日平均一斗五升程度である。 以上で説明を経り、中食をょ り一時間桂質問をかわした。 一時四十分次の視察地関東々 山農共経常畜産部あ示ねた早 速係員の指揮で現地訟明を受 ける、澱初に山羊の飼料と秘 乳量の研究体重体質体型の研 究等、育標的等の説明があっ た。 二時州分次の祝祭地下都賀 部間々田町青木守一氏宅え約 二時半ゆられて到着、氏は車 道空で出向い心よく迎えて下 さった。早速概況から詮明を 聞く、経営は水田四反、畑六 反、・山林六町五反、果樹ブド ウ一町二度、梨四反、桃二反 五畝、東三町、家畜豚三既、 家族は十人家幼者六人年間の 粗収入は三胃五拾万程度であ る。私は果樹を主として藻は 四汁年の体験を持ち、最近は クリクマバチの被害からブド ウ梨えと切替えつ1あります 以上設問が終り早速現地で 冥際の仕立方について種々伺 う事にし、ブドウ園に案内さ れ、楷えて五年目品種は、マ スカットベリーA、を七反、 ナイヤガラ四反、ヒヤンベル スl反、植栽は畦巾大間株間 六尺仕立は殆と一文字仕立会 枝に薦主枝を六寸お骨に取り 二芽残し弊定し相方は浩堀り で深さ≡尺巾二尺五寸有機質 堆厩肥聖二屑佐相漬けl株当 りの金肥石灰窒素二〇〇匁、 過石三〇〇匁を施肥追肥は十 二月中把北側に構施肥三月上 旬把南側に堆肥と早効性窒素 肥料を蔵している、棚は高さ 六尺に銑穐を眠りめぐらし、 収穫は八月上旬、昨年の収穫 l本当り(五年生)四貫糧変 此れを選別して五〇〇箱に詰 め、出荷組合を通じて宇都宮 と東山瓜市場に出荷、貫当りは 四〇〇円、反当六万円の収益 をあげてい竃。 次に桃園に案円され桃の畦 巾二、五間林間二、五間相方 は坪掘巾≡尺、深さ≡尺、礪 肥はプドゥと同様、仕立法ぼ 旧態の盃状形であるが最近と られている関心自然形仕立把 着々切り替え様と芽擢ぎ嘩を してあった。特に桃の場合重 要な蔀は主枝を努定せずに伸 す≡本仕立盗主枝はl一尺間隔 に二〜三木弊定せずに伸す、 そして盟主枝から七寸間隔に 結果枝を出しその側杖(結果 杖)を五〜六寸で勇足し結果 させる、品種は大半開山早生 だ、放近有望なる品醒倉方、 布目、箕島葦に変え様と申し ていた。収櫻は七月下旬昨年 貫当り三〇〇‖反当七方円の 収入をあげている。 最后に梨閑を見た、梨の場 合旧式の仕立であるが、桃と 同様に放近の自然形仕正に変 え様としておる、品種は七割 長二郎残り菊水、八雲、等で ある。暁巾株間二間単四方に 一本椙肥料は桃等より二割増 昨年の収穫盤一本当り十貫反 撃二五〇貫葡萄と同じ方法で、 〇四月から一週間、口腔衛生 強調運動が実施されます。 「よい歯は健旗のもと」必ず 朝夕博をみがきましよう。 ○犯罪按ちょっとした油断か ら、農繁期には押売り、空 巣などが多くなります、み んなで不安のない社会をつ くるため積極的に協力して 防犯致しましよう。 01日から七日まで計量週間 が行われます、常に物を正 しく計ることに注意して明 るく豊かな生酒を築き重し 土云ノ0 0梅雨時から異夏にかけて発 生する、赤痢(疫痢)は最 も恐ろしい子供の病気です 集団発生を未然に防止する .よう、食前の手洗を励行し ましよう。 ○梅雨の晴間には彙内の採光 出荷しており、反収八万五千 円と云う、伺果樹栽培で】帝 大切な番は病虫層防除であり 私はブドウや桃把対しては新 農薬貿良剤クロン (PCP) 等里一〜≡固撒布し、更に硫 黄剤等も撒布して怠り、叉梨 には石灰ボルド液を四〜五回 撒布して潜る。乳果樹に対す 変の稽がのぴて、田に.畑 に、猫の手も借りたい農繁期 となりました。皆さんの忙し い時期をねらって 垂典どうぽう 押茸り 物もらい などの横行すると思います ので、警察でもこれらの予防 上検挙に努力しておりますが 、皆さんも、つぎのこよに気 をつけて下さい。 ㊥届出が早けりや、橡肇も早 い。 農家の皆さんへ〃 盤滑⑳』恕関(六月) 衣類の日光消毒を いたしましよう。 ○家畜は寒さより暑さに弱り ます。.畜舎の風通しをよく してやりましよう。 ○農繁期は弊幼が激しいばか りでなく、じめーぐーとして うっとうしい梅雨の時期と 重なって、健康を害しやす い状態になります、とくに 蛋白質や脂肪、ビタミ・ン督 の補給を忘れずに。 ○十日は時の記念日です。患 互に時間は大切に、有効に 明るい毎日をおくりましよ ちノ0 0陳の伝染病の中で一番恐ろ しいのが「豚コレラ」です l度この病気にか1ると治 療の方法がありません。発 生しない前に予防注射をす ることが大切です。 ○下桁の素人療法は危険です 下脚でらいといって抑断が る土質である桃、ブドウの場 合は軽彪土、梨等は肥沃な平 坦地が投も良い、侍東園は時 間もないので見ることができ ず残念でもあった。 日の暮れるのも志すれて、 説明して呉れた青木氏に感謝 帰宅した。 被害にかかった 多少にかゝわず、かならず 急いで届け下さい。 ㊥現場はその誉草すぐ届ける 被害があったら、現場はを のままにして、犯人の手を ふれた場所、箪笥の机、戸 、抽斗、椅子戸などは、を の璧1に手をふれない様忙 して、指紋や足跡などのと れるようにして、警察官の 乗るのを待って下さい。 ㊨怪しい者はよく見ておいて 大事を招くもとです。症状 があったら、すぐ医師の診 断をうけましよう。 ○零の大掃除がすみましたか 清潔法が終っ尭かといわず いつも身の回りを掃潔にす るよう心揖けましよう。 C梅雨期となると蚊、人エ、 のみなど人間生活をおぴや かす昆虫顆が一せいに発生 します。これらを退治する には協同して清掃や薬剤散 布をするこよが効果的です ○闊が降ると交通事故が多く なります、雨具で目かくし にならぬよう注意しましよ 員ノ0 0子供計良くするも、悪くす るのも大人たち全部に巽任 があるのではないでしよう か、「自分の子供だけよく なればよい」というせまい 考え方をなくし、いつも明 るい社会環境で子供たちを 見守ってやりましよう。 犯人を月た人がある時は、 その人の体格や服装、はき もの、もち物、特徴などをは っきり憶いてぉいて下さい ㊥大切な品物は軽いておいて いざという時の用たてる 貴金属などは(例へば指 環、時計の場合なら、大き さ、形、番号など、写真捷 なら型式、レンズ番号など ) メモ帳などをつくり、神 零があった時、すぐに届出 が出爽るようにしておいて 下さい。これに土つて瞥察 の手配も早く出来るわけで す。 背から論より証拠と云います が、泥棒の検挙にも証拠が重 要であることは、皆さん御存 知のことと思い至す。只今申 上げた事はこの証櫨をうける 大事な間置になるのです。先 づ取られぬ御用心、もし取ら れたらl時も早ぺ犯人を捕へ る革に御協力下さい? \

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