広報ななかい 第31号 1955(昭和30)年 9月
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会 報 村 七 和昭30年9月20日発行 (1) 号≡十丁・卦 わが国現在の消費生括の水 準から見て大部分の者は多額 の医療費の負担に堪えられな いと から長期患者が出たらそれは 直ちに死か破産か、公的扶助 かを意味するものです。 私等の日常生活はこうした 不安に患びやかされて漁りま す。.この医療費を除ぺために 国民健康保険が出爽ているの であります。病気やケガは嘩 もきらいですが、いつ病気に なつたり、ケガをするかわか りません。 このような予側しない不幸 になつた場合、その身体の苦 痛は別として金のか1′をこと か負担をその者に負わせるこ とは社会上まづいことで臥り ます。これは全般の者が負担 すべきでありす。その見方に よつて社会補償制度が生れた のせあ巧ます。一粒の勤労者 は社会保険や共済組合によつ て、一応保償されております 次の国は、町村の人口別に その関係を示したものです。 斜線を引いた部分は、町村で つかう金のうち議会襲、役場 費と統計や選挙の寵めに必要 な割合を示します.これは住 民には直接に利益にならない 事務的な経費です。白い部分 国民睡魔傑険実施に常すて 村長 阿久津銃男 町村 倉併 §捜NmNmmNm州椚罠…罠MNS州mH椚Ⅲ皿撃題バ塁山嶺持出 琶NNNN…冊MN絹 快より初秋の俵となりまし た。村民各位には御健勝Ⅵ笥 と存じお慶び伸上げます川御 存知の通り七会村国民健険保 険組合が村公営に移管されま して当七会診療所も九月一日 より村直営七会診療所として 新発足致しました。従って私 も引続いて診療所に勤汚する … が唯一人残されたのが農業者 と、小南工業者であつて、こ れ辱の考を救済するために国 民健康保険があるのです。 水村には早くから鰹康保険 の凝繋がとられてあつ凌ので すが、組合連営だつたため、 今回県、並に村嘩の要望と議 会議員の力強い協力により、 九月一日から組合より村営 に移し発足致しました。 小勝の直営診療所も同時に は、道路や椿を修蟹したり、 診療所やー学校の設鳳をよく したり、農業改良を行うなど 私たちの生括に直接利益に計 る、そうして私たちが期待し て乏しい財布の中から税金を 納めている、施設や仕事に使 われる費用にあたる謝合を示 御挨拶のことば 七会村直営診療所 医師 菊 地 健 三 します。 人口が少扱いと蔵設や仕事を 革になり重したので喜に就任 の御挨拶を申述べたいと存じ ます○ 俸旋な身体に健倉な精神が 宿るといふ革は古今の重言で ありますが人間兎角健康であ るときはその有難昧を忘却し ているもの・です。毎日苦痛に ゆがめられた患者さんに讃し 開始いたしました)この診療 所は村営の診療所ですから、 もうろん儲様の診療所なので すから、御中告などありまし たらどしどし、宙寄せ下さい また発足したばかりで軌道に 乗りません。閑居全部で、も りたて上皿派に運営が出来る よう御協力下さい。 今後国保運営については種 々困難もあると思ひますが、 ぜぅぞ健康保険を十二分に利 用され早期診断、早期治療、 で村民全部健放となつて】層 家集に励むこ主に致しませう 【人口が少年いと施設や仕事を冥充することができ.ない】 人口甥≡キ人ぐ1し、の即村 人ロニキ人まて初町村 充冥することができない。 これをみてもわかるように 保健と所感 助役飯村 祭 敗戦と同時に押売りされた 民主主義も我が国情に副わぬ 立法樺構のため、骨肉相蝕む 幾多の事例に依つてその改廃 を読者のみならず、一枝国民 する限り皆様のよき相談相手 となり治療面に於て虻田邦る 限りの労力を惜しまぬもので t す。どんな事でも皆億のお聞 きしたいこと、識り度い事が ありましたら患気軽に潜出か け下さ.い。村民の為の診療所 でありますから菩んで尽力す る心算であります。 以上甚だ簡単ですが診療所 勤務就任の御挨拶を申上げま した。皆様の御健験を切に望 む次升です。 の間にも強く論議検討されて 居る所であります。 一国の民主化とは、他人よ て居りますと医師としても百 分の廃優に反省させられる事 です。病気は早期鞘見、早期 治療が最苧でありますから村 民各位も充分認識せられて常 に健康で野に山に弊例の醍醐 味を味は1れ度ぐ希望致しま す。 車にこ1七会村診療所も始 めて村公営として発足致しま た。寄身体の、保健管理に関 山:臥代岬斬村 人ロ‘匹キ人く′帆、の町村 閻は町村の穏蠣神韻合の人たち 加給料や層滑空買ために宗誤 る費用の割合ですかき、の如骨 が夢いと道管病院 辛買にむ叶るハ五の封(占が少く なります .人口甥人ぐ丸lの耶柑 られ逓される沌のでなく、国 民全体の創意の上に実つた収 獲でなくては成りません} 我々民族の弱体化を飛す部分 の民主主義の衣を一日も早く 蕾替へねば、我々同胞は再酪 どころか滅亡ヘム道を歩まぬ ばなりますまい。 かつて一倍一心波涛を越え て火の玉とな♭、錦の御放を 礪へし、皇道欒土の檀讃をス p-ガンとして満州の咤野に 進軍した事冥を、愛国の枕に 夢見たとて、敢て反動とのみ は申されますまい。 民族の軍展と幸福を我が村 に港いて考へます時、一濠の 幸福を脅かし生活の向上を阻 聾する庵のに疾病が附傷つて 居ります。 土を離れて生きる遣なく、 土にしがみついての勤労に生 き抜く我々の日常は、何時も 乏しい生計を営んで居り医療 費の貯へ専一瞭には望む可く もありません。 社会嗣祉事業の最前組を行 く健康保険こそ、共存共栄即 ち共に笑ひ共に泣く友愛精神 の異能に徹するものと信じま す。此処に於て、本村の至上 の繰越であつた組合制圧下の 健康保険も、今や日和見的処 置や批判の時機は去り皆さん の要語と福祉に応へるため、 町村の人口の多いところほど 蔵設や仕事のために使われる 費用が総文相の中で占める割 合が多いのです。しかもこれ は酎合だけを示したものです が、とれを金額にするとまた うんとふえてきます。町村の 住民一人あたりに使われる費 用を千五官何としますと人口 二千人までの町村では官二十 万円が確設や仕事に使われる ことになりますが、これでは 犬、」一面をやっていぐの か りの権力や条文に依つて与へ L、 いlばいで、ほかには辛が回 らないでしよう。 人口∵万人ぐらいの町村で は九育三十万円位と怒り、道 路や橋を直したり、診療所を 建てたり、その他相当なこと ができるようになります。人 ロ二万人の町村では二千四百 五十万円がそういう経費に使 えますから、大き怒町村では 私たちの生活が首にみえて豊 かになるような礪設をつく牒 、事業をしていくこどが国衆 察研究の上、議会、理事者一 体となり村営として新発足い たしました。 企図するものは村民の相頂 扶助、関るく住み良い村造り の一環として取上げた。 阿久津村政の矛一歩であり ます、その下で私が主任を命 ぜられ直接その運隊事務を担 当する事に成りました。 村民お互が手にヰを取つて 生き抜く現実の声に、をの使 命の重大なる事を諒認識し皆 さんより信和される健庚保険 事業へ上、新らしく盛り上る 持てる精魂の前に、紅燈の魯 の雑念鬼ど、さつばりと消え 果てた公僕生活の今日、誠意 と熱意とを以て御車仕申す覚 悟で御座います。 何卒御理解ある御協力と御 鞭捷を切に御願して止みませ ん。 (三〇、九、〓一) 本村国保の協定した医師は 左の通りです。(協定医師は 半額です) 笠間町医師金員 笠間町歯科医金員 西酢診療所 茂木町 遠近の優良保険事業町村を視 仝仝医 師 金川◆佐 沢上藤 金 貞 一猛夫 るでしょう。 現に二村を合併しただけで も ほどの金を浮かしこれで最初 の年には保育所を、次の年に 張番老院を建て、計画的け二 つずっ村民のための滝設をつ くっている村があります。 しかも小さな町村で誼設をつ くれば何かと割高につきます が、適当な大きさの町村でつ くれば内容も充実し、謝安に すひ利益があります。たとえ ば、小さい村では中学校の規 模も適正に軋らないので、生 徒の教育も充分でないのです が、・これを統合すると、先生 の配置も学校の設備もよくす ることができるようになりま す。このように、町村の住民 一人あたりに使われ、る費用を 干五官円としますと、人口二 千人までの町村では首二十万 円が施設や仕事に使わるれこ とになり蚤すがこれでは六、 三制をやっていくのにせい一 ばいで、ほかにぼ辛が廻らな いでしょう。 人口一万人ぐらいの由村で は九育三十万円ぐらいとなけ 道路や椿を直した♭、診療所 仝 石井 確 仝 大乗 歯科は交渉中 石塚町 医師・協定交渉中 歯科 滑川 弘寂 仝長尾 透 木村歯科は交渉中 水戸市 国立水戸病院 水戸赤十字病院 水戸協同病院 友部町 友部協同病院 一 を建てたり、その他相当なこ とができるようになります¢ 大きな町村では、私▼たちの生 活が目にみえ七豊かになるよ うな箱設をつくり、事業をし ていくことができるでしょう 「次に合併によつて町村の受 ける利益は、役場でやる事務 の能率がよくなり、それだけ 私たちに対するサービスがよ くなることです。」 役場の事務員は、人口二千 人の村で十人位はいり、人口 一万人の町村では≡十人位で す が、それだ按でなく、十人で 一つの町村の仕事を全部やっ ていかなければなちない場合 に町どうしても一入で二つ も三つもの係を担当しなけれ ばなりません。ところが三十 人で専務を処理する場合に.は 、一人一人が専門の∴lウゐ係 の仕事を担当し自分の仕事を 専門的に 私たちに対するサービスもそ れだけいきとゞくよ今になり ます。また、複写器や輪転機 などの機械によって事務の能 率をあげることもできます。 きちに町村合併による利溢 の一つどして立派な人が画の ために助けるようになり告す 町村合併の結果人口がふえ るので、それだけ役場の役蟹 員も広い範囲から有能な人を 搾用することがでぎるよう紅 なり、合併によゥて村が廉か 叱なりますので待遇訂よくす るこどもでき、そういうとこ ろへ良い人が集まつてくるの は人情の常ですから、町村と してはます′1良い聴員を採 用することができます、また 議員にも、それだけ広い範囲 からすぐれた考え老持った立 派な人が選ばれてくることに なります。 (以下次号)
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