広報ななかい 第29号 1955(昭和30)年 7月
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帯=十九昏 (1)‘ 昭和三十年七月十日’ 「町村合併をすると町村に とつてはどんな利益があるの でしようか」 「まず、町村が私たちの生 活に底接役に立つ、内容の充 実した施設を作つたり事業を 営むことができるようになる ことです。 一体、今の日本中の町村で 道や楕はよく、校合按立派で ある、学校には教材もそろつ て、ピアノや映写樺まで備え つけてある、診靡所も充実し 消防自動車を持つている、水 御 扶 助 役 去る六月二十五日附をもつ て村長補助棋関たる助役に選 任されたのでありますが、も とより洩学非才の身庇て、其 の辞でないことは自分たがら 承知いたし居るものでありま す。 然しながら任を受けました 以上、村発展のため療大の努 力をいたしまして、御期待に そむかぬ様勉むる萄へであり ますので、皆様の御樫総と御 協力と計御願い申し上げる次 升であります。 恩もうに何れの機関を問わ ず其の斑場にたづさわる者の 心棒へは誠の二手把尽きると 凪います″自分といたしまし てもこの㌍を以つて駐預に当 町村 合併 り誠を以つて皆様に接する考 えであります。 「明るい、住みよい、村造 り」言葉は簡単ですが何れの 村でも共に苦労されて居る事 であります、私の考えでは皆 様の村政に対し、希望する線 と、その方向とを正しく判断 してほんとうに、明るく、そ して正秩に執行することによ つて村の融和が生れ、罪展の 通が剋れるのセはないかと思 います。 特に皆様に患厩い申したき 事は磯会ある毎に御批判と御 指導の御言葉をいたゞきたい 寄でああります、最後に呉々 も皆様の御協力を御瞬い申し 上げます。 道工事も順調に進んで水も安 心して飲めるようになる、台 所も畜舎もきれいになり人エ や蚊もいなくなつたといつた よのな、サービスをやつてい る町村がいくらあるでしよう か。このようなことはどの町 村もやりたいのですが、これ だけの仕事をどんどんやつて いる町村は今の日本では数え る程しかありません。 前にも述べたまぅに、人口 の少い町村では六、三制をど SSS$詳録さSSゞ賢 常識講座 吾mm辞州州州州祀M冊戯ボSがWNmMNNm l拶 飯 村 このグラフによると、人口 l一千人ぐらいの町村では、は いつてくる税金をまるまる役 場費に充て1も足りないので その外の収入をつぎたさなけ ればならないことがわかりま す。従つて、小学校、中学校 打ために必要な費用を払うと 、あとは何も仕事ができなく なるわけです。ところが、人 口が一万人ぐらいの町村だと 税金の四部近くが、人口一万 八千人ぐらいの町村だと六剖 が、役場費以外の電設や事業 にむけられる費用となります それは人口二千人の村でも少 くとも役場に十人ぐらいの事 務員が潜りますが、人口が一 方の町村ではその五倍の五十 人はいらず、≒十人ほどです むので、二十人分に必要な給 料などは堀設や事業にまわせ るからで′す。 それだけではなく、人口二 千人の村でも村長や、議会や 教育委員会、選挙管理委員会 農共委員会などはどうしても うにかやつていくのさえも堪 えきれない負担です。ところ 昭和三十年 七月十日 牙二十九号 発行所鯛頑榔役場 発行人 阿久津鋭男 印刷所 水戸伊藤印刷所 人口が少いと町村視だけでは役場費孟描いきれない。 0 0 0 0 ハU 〓 相川 ∧y 偏り・7 が人口の多い大きい町村では 私たちの生活につながりの深 いいろいろの仕事をすること ができるのです、その理由紅 調べてみましよう。 次のグラフは、私たちの納 めた町村税から役場費(町村 置かなければならず、また、 これらの委員会にはをれぞれ 事務員も必要になつてきます ところが人口二千人の村が五 村合併すると、村長だけでも 四人少くてすみ、議員は人口 二千人の村だと十六人、人口 一万人だと二十六人で、.五村 が合併しないで、ばらばらⅥ ときには五村で八十人必要だ つたのが約三分の一ですみ、 重点会も五分の一ですみます それによつて浮いてくる費用 は、道路を直したり教育施設 を充冥さ塘たり、産柴の発展 策に使えるのです。これは干 円持った人が笠間から水戸ま でタクシーで大官円払つたょ すると残り四官円しか男物が できないが六人でわりかんで タクシーに乗れば一人で盲万 ず1払えばよいから、一人九 百円ず1、六人では五千四官 円の品物を買うことができ、 】人の場合の十≡倍余の買物 ができ牒のと同じ理屈です。 議会や村長や委員会に必要な 0 5 5 ニ羊人きで 三キ人gい 五千人ぐりい 七キ人ぐりい こ上ノrい 再三妄りい 一〔午ナ、㍗ } ノ〃 l 長や拒員の給料が主です) を差し引いた残りを示すもの です。もつとも、町村に毎年 はいつてくる収入には ほかに、手数料などや国や県 から交付されるものがありま す。 費用がこの例ではタクシー代 にあたり、道路や教育職設、 産業に必要な費用が買物にあ たります。(以下次号) ′ヽrjtノヽ′ヽ【-ヽr、r … ヽlJヽノヽ′ヽ一【.rJ ㊨開講忠 犬月二十五日 本村定例村議会 出席議員十二名▼欠席議員な しじ 躁軌案分一号、昭和三十年度 七会村歳入鼠出追加予算 阿久旅村長鵠策理由を説明 借詳細に亙り議案の内容を説 明原案通り金員異議なく可決 別記の通り、・ 議案矛二号、七会村助役選 任決定の件 阿久津村長は大字異璃飯村 栄氏を選任、全員の同意を得 て同氏と決定∪ ・議案升三号、七会村選挙管 翠委員会委員及び同補充貞選 挙の件、 本案については選挙によら 暫住民てあ舞■りの 翳粗品オる椙碍昏の 割合言部令囁弘乍ち 唯賢箋這蒔蘭棉 せありきせん) 国権民天占守の 宗璧うち程塙君 島レ引完封台(、、の部 吾憂-き差等讐号 坤窄芋ヽ官営ご心 ず紗名を以つて左の通り決定 した。 委員 勝村敬寿 富田勇 鶴田市三郎 補充員 阿久津信儀 飯村 伝蔵 森l郎 議集矛四号、七会村固定資 産評価審査委貝会委員選任の 件 阿久津村長は大字小勝阿久 津金重氏を選任、金属一致で 同窓決定した。 試案牙五号、茨城県町村滑 防団員災繋補償組合設定把つ いて、 今年の米から集荷制度が変 ることになりましたじ今まで は供出といつて命令的に割り 当てられたやりかたセしたが 今度は「事前申込制度といつ て、まず生産者の方から自主 的に前もつていくら売ります という申込をしてそれに基い て出来秋砿売るというやりか たです。」 これは米の集荷の方港を変 えただけで決して米の統制が 解けたり、或ぼ食糧管理法が 改正されたわけではありませ ん。米の売渡し党が政府に限 られていることには変りはな いのです。 l、賓渡申込は適 正な数量で この制度は、堂ず生産者が 自分で政府への売渡し数量を 決定し、売渡申込期限内に申 込をして政府よ契約を結ぶ( 契約は生産者に代つて紆ぶこ とになる) わけでサ。 この場合の申込数景は、生 産者の自分勝手ということで 今年からかわ.る 釆の事前唐 渡申込制 防組耕法の規定に基いて、滑 防団員が公務により死亡し、 負傷し若しくは疾病にかかり 又は公務に.よる負傷若しくは 療疾と牢つたときはこれを補 償しなければならないことに なつているが、Lこれ等災害が 起きた場合町村個々の負担は なかなか容易でない実情であ るので、全国府県の各町村は 地方自治訟阻規程に基いて一 部事務組合を設立する案であ る、これについても原案通り 議決された。 はなく、その者の作付両棲、 自家滑費畳等から萄えてだれ がみても納得のいく適正なも のでなければならないし、生 産者自体も、国民の食糧を供 給するという自覚の上に立つ て層極的に適正な数量の申込 をしなければならないⅥです 〓、集荷予定傲量 の確保は ぃ政府は、今までと同様に配 給を続けていくのですから 集荷の方浬がどう変ろうと 現在の配給数量を維持する だけの量はどうしても集め なければならないわけです そこで.全国の集荷団体に 集荷予定数量を示し、全国 の集荷団体はそれぞれ下部 集荷業者に要語し、集荷発 着は部落別に集荷予定数畳 を決めて、.その全量の売渡 申込を受けるようにするわ けです。しかし農家の売渡 数量が右の予定数畳を下回 った場合には、規行の配給 は維持できなくなる紗で、 のです。 の割振りにはよ璧晶還五 輪討を行うことも必要であ ろうし、また生産者の積極 的な協力も必贋になつ・・てま いります。 そこで、集荷業者の活動だ けに要せるてとはなかなか 困難なので、中央、県、郡 村等の各段階に米穀売渡推 進協議会というものを作り 集荷業者と一体になつて業 者別予定数畳の決定や売渡 申込の要語、売渡の促進等 に当ることになつているの です。 草、申込みの多い ほど有利 申込みは、生産者側がばら ばらにするのではなく、集材 業者の系統組緋を通じて‥■全 国集荷団体が一括して申し込 むことになり塵す。そして申 込みをした場合は買入代金の 一部を概算払することになり ます。また申込みをして、そ の全量を売り渡した場合には 申込まないで売渡した場合よ りも高い価格を支払うことに なつているので、なるべく多 く申し込んだ方が有利になる わけです。 零などで申し込み数量の履行 が出来ないという心配がある かもしれませんが、この場合 後で補正が認められることに なつて串ります。また、税金 については、申込みをして売 つた分についてをの代金の】 定割合に相当する額を課税所 得に算入しないこととして所 得税の軽減を因つています。 をこでたくさん売る程減税さ れる分が多くなるというわけ です。

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