広報ななかい 第11号 1953(昭和28)年 9月
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会 七 村 報 (t) 親和二十八年九月二十日 牙十一号 森林な失たうことが、その 国の産米や文化をどんなにみ じめなものにするかという数 々め実例を地理と好配の上よ り拾って見よう。 河の氾濫と■いへば親等は支 部の黄河と教へられてゐた、 水一斗に泥六升と 川で年二三-十五倍トンの土な 鯨に運んでゐる、そのた 川口には毎年三首米も新しい 陸地ができ、川底もだん1ぐt- 高くなり、僕かの増水にも、 氾濫して多くの生命と緋地を うばつてゐる。 闘牛で名高いスペインは、 今よ少四百年程前は英国より 先立つ、文化の国であつた。 そゐ頃のスペインの山々は薫 しい森林で水のせれいな谷川 で世界でも有名であつた。 首都マドリアトを練れるタ ホの清流は胃病をいやす、と いわれていた経水の澄んだ川 であつた。 ところが上流地帯にあつた 森林は痙設資材、パルプ、 斬罪等人間生活紅必要欠くと との出来ない、林産物を生産 するだけでなく、具業露営に 対しても、水田の水源を養い 落葉、下草など・を供給するき わめて重要な資漁である。 また、森林は、気候をやわら げ、とりわけ水の流れを調節 する、那珂川の治水は、川の 墳防を高くすることよわヽ本 村の如き上流地帯に植林する ことにょつて解決することで ある。 森林から粛をみて 村長 片 岡 蕃 蕃 国零細経営の矛盾 前骨に放ては四つの基本調 査統計を基礎として本村鼻梁 の有熊についてのアサ‥†ライ ンを四つの観点から大ざつば 忙分解して鼠たのである。併 し、たゞこれだけで魔良家が 平素何と云うことなしに実際 に身なもつて体験している事 輿を数字的に再現(或る程度 啓理された婁に於て)して見 たにすぎない。これは祀会規 象な研究して見ようとする者 忙とつては冥に面白い結論で す。今までは本村農家経済の わ語りの繹原因の内で特に基 本的、支配的なものと思はれ る原因を暗中模索的に探求し てきた訳である。本論の初め 忙述べたように方法論的に正 しい分解の過程 い方経論に基づいて分析が押 し邁め.られることを要求した のはヾ虞に決定的な原因が抽 出されねばたいないからであ 森林の乱伐によつて、豊かな 清流を静つたク應川も、・水が 少なくなり、ひと雨降れば、 濁流の川と変つてしまつた、 と記されてある。 その他ギリシア、ペルシア 、シヴァ等の国々も文化を誇 っていた当時ば豊か放棄林が あつたといわれてゐる。 今日ではそのほとんどが無 くなわ中には沙漠となつた所 さへ地図に見られる。 さき頃優良村の秘訣をさぐ ヽr-rヽ‘-\-ノヽr.\1、\〜l、r′ヽl言 本樹の愛珪計商ほついて㌧㈱ 塩子郵便揖長 画久津守男 この農業経営に於ける基礎的 質素の矛盾(歴史的、政会的 )が直接的に農菜経営形態に 対して支配的影響を及ぼさぎ るを得ないことば畢はれ潅い 壷冥であるが畢にそれだけ忙 止まらないで、その他村の財 政、行政、文化教育、衛生等 を始め総ゆる棟関や団体の活 動から私共の私生活に至るま で直接、間接覗い影醜忘与ぺ ているのである。否むしろ斯 の如き運命づけられた(叫種 の祀金的、不可抗力的なもの として)私生活からとそ祀会 る換言すれば下向運動とも云 うペき所謂分析の過程を経て 来たのである加その結果最虹 決定的な重要な問題としてク ローズアップして雅たものは 耕地の狭小に伴小金農家戸数 中条盈M雰納経営を主体とL た飯米主教授尭経営が圧倒的 比重を占めていると云う轟冥 であつた(統計第一表参照) るべく本村助役を栃木県粕尾 村、仲乳前川鱒軍記空陸郷村 に派遣して調査した結果軽々 優れた点があつたが、その一 つとして両村共民有林の大中 が針葉樹の美しい森林を有し て村民個々が我村民個々より 豊かであるという措辞を得た 依つて、現在の七会村を今の 蕗粗、粕尾と同じ程度の豊か さにするには、七会村≡千町 歩の山林の年分千五首町歩( 各個人所有山林の年分)紅植 林をなし五十年を経過しては じめて、現在前記の村と同じ 森林を有するととになる訳で ある。 発行所 発行人 印刷所 水戸伊藤印刷折 、 … 】■′ヽ√一〉l、一r 牙九二 材郡 日 菩役 番場 あると思う。硯冥を素直に受 け入れる者は必ず自力更生へ の憩い誘惑を感じる.ものであ る。こⅥ際新しい文化的農村 生活の建設把対する努力と日 党が村民の多くの着から痘朗 して来ているのは誠に盛鵠で あつて本村のため大慶蔑梅と 云うべきである。一日立上わ が卑げれば早い程、村民の一 人でも多くが積極的把これに 参加すればするほど自ら道は 拓かれて来るだらうと思うの である。 扱て今まで前輪が大変長か 本村柄物沖一位の道本椅網間組合員の近影 を克服しようとする されたかどうかど間 村だげがそう孜のではないの るし叉逆にその社会生活が私 生括に重圧となつて煎るのサ ある.。このことは訳者には既 に御賢察がm煎るように私共 の公私の生活に常時はつきり と具現していることなのであ る。私共は困窮した生活と低 調な文化水準の中に沈絆して いて希望もなく活気にもとぼ しくどうにもならないあがき にくたびれていると云うのが 償わのない本当の姿でほある まいか。併し玄で誤解されて こ変ることは冷たい軌冥(歴 史的、敢会的からの解放ば仲 々困難であるから) の壁に爽 きあたつて諦観に捕はれて往 ならないことである。特別本 であつてこの.制約きれた環 辰治上程.丸の矛盾が生じも野 題努 な力 のが ノ′J で為囁 咤あるまいか、即ち生庶を通 じてこそ人間は訓練され相互 に有機的関連なも〔敢余人と し咤各人の意識に拓く刻みこ 生れ民主化と協同の精紳に概 して新しい村の建設も可能と なり得ると信じるのであゎま す以下次号。 葵.S‥発い‥りいぃ‥い賀‥いぃバ、消 十月の納税は 村民税爵三期 葵べl」い法責鞘宍バ詩Sk を種斯同訓 星団く 化耕 し体しさ さ ての「[れ れ 凍括自て孤 る勅ら行立 よに村か し う室のね た 把:る行ば、緯 定的な唯…本の大道が発見田 無はしないかと信じるのであ る。大道があれば当然に小道 もあり、平行線も剋繰もある べきである.どの道をたどつ ても終局紅於ける目接ばたど l ヽ づ票愈l封嘲引 分析がら綜合へ.と論を進めて 具体的鮭生策の組立へと乎掛 わな求める段階に到達したと 思うが、その前に零細的経営 が私共の典草生産の総ゆる部 門に如何にその矛盾む貫撒し ているかと厳格に現実に即し つ1分析して見たい虻即ち矛 盾の根本原因を確癒して見る 必嬰があるのである。これ等 の点が若しはつきりと現実的 に把捉川東たら、そこから決 一点に集中するかも 知れないが必ずしも 同時托その日概に到 達するとは限らない し文選捧の如何によ り革に労力や檻費の 節約が可能であると 云うだけでなく成否 を決定する鞄含もあ り得ることを念国に 置か 思う。更生計画が一 目際然とし のだれに牒よく理解 が出衆、それを英行 すること把よつて直 接だれもが利益を受 生産的労勤を通じて け・村民全休が次第に ま政な営 な ろ でから か 括らな ら 気各い協 ので のうち千≡盲町が五十年以上 の杉、椅の森林である。 唯れも瞳郷村に足な入れて 幣くことば、三浦の杉ばかり でなく杉櫓が山の峯まで植林 されてゐることである。 翻って吾が村は、どこを見 ても雑木で、たまに沢々忙杉 桧が見られる程度である、で すから自然と村民個人の昏の 差が睦郷村より低い訳です。 吹忙相林の利を比較して見 よう○ 杉一町歩当≡千本、棺林し て、三十年後には間伐して、 干五官本、一本平均五斗と見 れば七首五十石、石当l一千円 毎年のことですが、本年も 左の要髄忙よつて選挙名蹄登 載申告を取蹟めいたしており 麦すから九月末日まで紅蓮終 組長宛御塊根願ひます。 申骨をおこたると名籍より 紺漏したゎして選挙の際愚挙 権がなくなるこどがあります から必ず申告をするよう御願 い致し愛す¢ 」、調製期日 名簿の調製期日及び期間等 については、次の通り泣定さ れて小るから、との期日及び 期間によらなければならない 1嗣輿期日……昭和二十八年 五月十五日 2調製期限===同年十月三十 一日 3縦閻期間‥…同年十一月五 日から十一月十九田までの 各睡艮聞妊何れも、苑政、 農薬経営等に優れた研がある がそのlとして民有林の大坪 は杉櫓S乗しい森林を有して ゐる。 蔭郷村も山林二千八首町歩 梅林の利麓に・ついで 聯常数橿めはじまる .七会樹遅番管珊委員倉 ¶爪ノ 人魚 固定資産のうち田及び畑の 評価は、雅邦賃貸価格な基礎 に定めて来ましたが、昭和二 十九年以降性自然的条件、経 済的虔件災害の状況、その他 収穫量、賃貸価格等を参考と と見れば官五十万円となる。 難木】町歩を三十年に±回 伐採したとして、一町当≡首 俵予一俵二百円と見て六万呵 三十年間には十〓万円しかな らない。よつて、移を棺林し た方が≡十年間には冒≡十八 万円の利益となる。 山林をお持ちの方ほ樺木林 は特桔林変更によつて伐探し 杉、桧、松等の植林をいたし ましょう。 書一くノl 田及び頗牒帝 票∴1ニ一 十五甘間 4異議の決定期随:・…異議申 立を受げた日から二十日以 内 5確定期日‥‥‥同年十二月l一 十日 ∴「萱線要件 l日本国民で、名辞確定期日 (昭和二十八年十一一月二十 日)にぉいて年令満二十年 以上(昭和八年十二月二十 一日以前血生) の着である こと0 2引続き≡ケ月以来七会村に 住所を有する潜。 3日本国民の要件は、国籍淡 の規定によつて、戸解法の 括用を受けない者は選挙権 を有さない。 (其の他細かい点は申告者の 裏面注意衰項問質下さい) 籍登哉 この追加予算は教育長とし て運割合、学校林造成費、中 学校修繕で、保健街蕉費とし ては国保の帯域費としての補 助轟菜随済費竺一化メイ虫、 相熱病予防のため噴罪幣梢入 費、財産費.ほ村有林下刈賦役 揺り部分の下刈賃金と、北ノ 根村有林中の穫松払下襲用、 諸支出金は治山協会せ土木協 会の負担金である。 この歳入は地方財政平衡交 付金と.、繰越金よりまかなづ に。詳細は別記。 御理解を頂きたく、且つ評価 事務が円滑に冥橋田爽逢す様 絶大なる御協力を御願い致し ます。(税鞍係) ヽ葦ヽ』く一F喜一し」r 物腰闇際悩m脚が村議管 lして定める事忙なり、 軍 、砂礫犀泥炭、不良火山性の 位置、排水の良否、地形嬰素 として農地の傾斜角慶、交親 展索としてその農地の最寄部 落よけ集荷所(農協) までの 距離、耕作要素として農地の 面積、形状、農地の申忙ある 障寄物の程度、災嘗の状況等 について詳細に調薬測定して 定めるのです。 このため評価員等が皆様の 所有地たる、田及び畑に立入 少調査数しょすから、此の点 も九月下旬よれ明春二月頃迄 の予定で田及び欄につき】撃 毎に評価な実施すること1な りました○ この調布の大要は日照時間 風等の気象嬰要と、土地要素 として、土地の母材、基静ま での探さ風蝕の有無、作土の 礫の多少、作土の土色、盤面 八月二十1日 ∵∴昭和二十八 年壁七会村歳入 歳拍追加予算

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