広報かつら No.377 2001(平成13)年 10月
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-国垂日嘩・ お月見行事の紹介 今年の十五夜は十月一日。 陰暦八月十五日の夜に仲秋の 名月を愛でるこの行事は、収 穫祭を兼ねてアジアの多くの 地域で行われています。日本 ではススキに団子がおなじみ ですが、元祖ともいえる中国 では月餅(げつペい)という お菓子を供えます。 一方、陰暦九月十三日は 「十三夜」と呼ばれ、今年は 十月二十九日。こちらは日本 特有の行事です。 桂村では「片月見はよくな 学校の図書庫の真の秋の草 黄なる花咲きき 今も名知らず (『一握の砂』石川啄木) 読書と芸術と学問の秋。手 にとるものに迷ったら天逝の 天才を偲んで歌集などいかが でしょう。月や植物等、季節 的な素材をもとに自然科学分 野に日を向けるのもいいかも しれませんね。啄木さんには 植物図鑑がお勧め。 い」といわれ、現在でも十五 夜・十三夜ともに比較的よく 行われているようです。どち らか一方だけの月見が嫌われ る理由は地区や家によって違 いますが、作物が不出来にな るというものが多いようで す。 月見が現在でも一般的な行 事であるのに対し、月見とと もに行われた習俗で現在では 全く見られなくなったものも あります。子どもたちが「大 麦、小麦、三角ばったり、そ ばあたれ」と歌いながら、稲 わらで作った棒で近所の家々 の庭土を打って歩いたものが それで、「大麦ばったり」と もいいます。歌に出てくる作 物の来年の出来を打ち付けた 音で占うとか、もぐら退治の まじないなど、例によってい われは様々あるようで、村内 だけではな く近隣地域でも行 われていました。桂村で一般 的に行われていたのは昭和十 年代頃までだったようです。 資料館では、これらの月見 行事を展示室で紹介していま す。今年は、実際に「大麦ば ったり」をやった経験のある ′/し みなさんに、その様子を再現 していただき、ビデオでも上 映する予定です。どうぞ、ご 来館ください。 よくよむ ℡029・289・4946森の中の海(上)(下) 1ニーイこ臥・一犯史朴 ZERO(上)(下) 麻′ト恕.幻冬舎 タレン・シャン一報なサーカスーダレン・シ1・ン.●小や怠‡ 「あすなろ」 読み聞かせのご案内 ロバートー1、・キヨ叶ヰ.、・・′Ⅵ堆、Ii心 舷Ilほ訂・ト′駐英社 由抱泳尭/糞婆番畿 10月は13 午宙11蒔から、図書館の 「おはなしのへや」にて‥ お寒七みに! 奮回書カレンダ」ぐ10月)奮 添野蓼率㌔轍病癖泰鞄 ステイーーヴン・キングノノ史f§春秋 シヤlト・マターーン/親鳥斬社 玄借ニ;て久′文王与作妖 J;!111今lけノ′ん和.!FIJj 烏誉 璧芦・ 8 ……広報かつら 10月号…・・・

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