広報かつら No.371 2001(平成13)年 4月
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斤 平成十二年度種村生涯学習 請演会が、三月十一日中央公 民館にて開催されました。 講師には、オウム事件でテ レビなどに出演していた、ジ ャーナリストの江川頼子さん です。話題の人ということで 大ホールは定員三〇〇名を越 える入場者で熱気に包まれま した。 江川さんは、小柄で親しみ のあるポチヤツとした顔で、 とてもすてきな方でした。 演題は「私の取材ノートか ら」 で、もの静かな話し方で 一時間三〇分が、あっという 間にすぎた感じです。 まず、オウム七ふれ、ある 青年は、自分がやりたい事が わからずにいた時に、オウム から「人類救済を君のような 窟 こもら〝いきがいくん〞です㍉ 涯学習講演会 夢を持つこと 還 「弘の取材ノートから」 人がやらずだれがやるのか」 と言われて入信してしまった そうです。 最後に、夢を持ち続けて頑 張っている三人の苗をされ、 その内一人は、プロ野球で活 躍する事を夢見ていたが実現 せず、やがて日本一のブルペ ンキャッチャーをめざすとい う、心あたたまるお話でした。 江川さんは「夢を持つこと は大事なことで、年齢に関係 なく、やりたいことを見つけ て行動しよう」といっていま した。あなたも、自分の夢に ついて考えてみてはいかがで しょうか。夢は一生です。 ( 加藤 瑞江 人生において、より確かな 夢をもって生きるということ は、大切なことであり、誰も が願い求めていることでしょ う。しかし、周囲の環境に左 右されて、それがいつのまに か思いもよらぬ方向へと転じ ていき、やがて気づいた時に は取り返しのつかぬ所までい ってしまっているということ にも遭遇するのではないでし ょうか。 先日、ジャーナリストの江 川相子先生の講演を拝聴し て、それが現実のものとして 心の奥深く受けとめました。 いかに才能があり、いかに夢 の実現に向かってひたむきな 研錬と努力を重ねていって も、ふとした機会にあること にさいなまされ、そこから脱 出するというすべを知らず、 唯一筋に突っ走ってのめりこ んでしまう恐ろしさを痛感い たしました。これも人間の先 天的弱さというのでしょう か!貧・病・争という現実の 社会生活の中で、それに打ち 克っていくといっても、盲目 的な強さだけでは流されてい ・d仁確かな夢壱 ってしまうのではないでしょ うか!私は先生の講演をきき ながら、人の世の哀れさと反 面、自らをみつめる目と心を、 しっかりとつくつていかなけ ればならないと強く感じまし た。 一方、今に生きる子供達に 思いをいたす時、この複雑多 様でしかも変化のはげしい社 会の中で、自らの考えをしっ かりもって生きていくために は、子供達に対してまわりの 大人達は傍観することなく、 所にふれ適切な示唆と、子供 の気持ちに共感しながら、よ り確かな夢を育てていくため の努力をしていかなければな らないのではなかろうかと心 新たにいたしました。 三月十一日 (日)、中央公 民館大ホールに於いて、合同 修了式が行われました。 主催者そして来賓の方のあ いさつのあと、各学級講座の 今年度の学習成果が発表され ました。 公民盆講座 会教育学級 合同修了式 」 幼児教育学級を代表して 坪洋子さん、西巻律子さん、 岡本之子さん、加藤木順子さ んの4名により、桂幼稚園幼 児教育学級のこの一年間の 様々な活動報告と会報めだか の紹介があり、武井律子さん から女性教養セミナーの学習 の成果が発表されました。つ づいて、坪地区公民館の民舞 教室の皆さんにより、秋田甚 句など3曲が披露され、一階 ロビーでは各講座の作品展示 が行われました。 8 ……広報かつら4月号…… 彗
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