広報かつら No.369 2001(平成13)年 2月
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たばこによる火災を防こう。平成11年の総火災件数は58,526件。このうち、たばこが原因で発生した火災は 6,415件で、放火を除く出火原因の第1位となっています。また、たばこによって全国 で起きた火災の損害額は、年間およそ133億円に上ると算定されています。 たばこによる火災の発生経過を見ると、「投げ捨てによるもの」が3,583件(55.9%) と最も多く、続いて「灰皿などからたばこの火種が落下した」が1,342件(20.9%)、 「消したはずのたばこが再び燃えだ した」が325件(5.1%)の順となっ ており、たばこが原因の火災の多く は、喫煙者の火気管理意識のなさや 不注意によって起きているといえま す。 たばこの火は、700~800℃もの高 温です。火のついたたばこはもちろ ん、火を消したつもりでも完全に消 えていないことがあるので、吸い殻 の扱いには十分に注意しましょう。 <資料・消防庁> ′一11 ●たばこの投げ捨てをしない。 ●寝たばこは絶対にしない。 ●火のついたままのたばこを放置しない。 ●歩行中は喫煙しない。 さらに、万一のために次の点を心がけると安心です。 ●布団、シーツ等の寝具類やパジャマ等の衣類は防炎品を使用しましょう。 ●必ず灰皿のある場所で吸い、その周りは常に整理整頓しておきましょう。 ●灰皿は、ふちが大きく深めのものを使用し、いつも水を入れておきましょう。 ●たばこを捨てる際には、水をかけるなど火が完全にきえていることを確認しましょう。 ( t■■- ■ 、 、 、 一- 5 ……広報かつら 2月号・…‥
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