広報かつら No.359 2000(平成12)年 4月
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我が国の経済は、長期的な 景気の低迷が続いております が、景気浮揚策等により、援 やかな回復の傾向にあるもの の、依然として厳しい状況に あります。 村の平成十二年度予算は地 方財政の極めて厳しい状況を 十分認識のうえ、事務事業の 見直しや内部経費については 一層の節減合理化を進めなが ら、村民の生活環境の整備充 実と福祉向上の発展を図りつ つ、事業推進にあたるよう予 算編成をいたしました。特に 本年四月から介護保険制度が スタートしましたので特別会 計を設け、高齢化社会に向け た福祉、医療の充実を図って まいります。 歳入については、地方財政 計画により、自主財源の確保 に努め、地方交付税交付金を 計上し、制度資金の活用を積 極的に図りながら、桂村第三 予算編成にあたり 種 村 長 大 森 藤 和 .( 次給合計画の施策に基づき、 生活基盤としての社会資本の 整備、住民福祉の充実を積極 的に進め「明るい、ゆたかな、 活力ある村づくり」の実現に むけ、 *第一に上下水道の整備、生 活環境の整備、文化施設の整 備充実、公園の維持整備と緑 化の推進 *第二に学校数育と生涯学習 の充実、文化遺産の保護継承、 *第三にスポーツ、レクリエ ー ションの充実、高齢者対策 と福祉の充実、健康づくり推 進と予防医療の充実 *第四に農林業と商工業の振 興、観光開発の推進 *第五に消防、防災、交通安 全体制の整備等 を重点目標に事業の推進を図 ってまいります。 財政運営につきましては、 一般財源の伸びが期待できな い中にあって、国、県の施策 に呼応し、制度資金並びに補 助金等の活用を積極的に図り つつ、財政調整基金、環境整 備基金、ふるさと創生基金等 の繰入れを行い、出来る限り 効率的に村民の要望に応える べく予算編成をいたしました。 その結果、一般会計予算給 額は三十八億二千四百十万五 千円で前年度の予算に対し 一.四%の滅となりました。 次に主なる施策について申 し上げます。 一生括環境整備推進につき ましては、本年も残っている 地域の上水道老朽管更新車業 を進め、下水道事業は一部供 用開始と事業変更認可申請に より事業の拡大推進を図り、 農業集落排永についても昨年 度北方高久地区の事業が竣工 し供用を開始しましたので、 孫根地区の事業推進を図って まいります。 二 学校数育と生涯学習につ いては、その充実に向け積極 的に推進してまいります。 又、施設の充実についても、 各小中学校の施設の整備のた めの各種工事予算を計上いた しました。村立図書館・郷士 資料館につきましては、図書 の充実に努め、更に村内にあ る民俗資料の収集と有効活用 をはかると共に村内の文化遺 産の保全に努め、本年は遺跡 台帳及び分布地図の作成を実 施いたしjす。 又、本年度から村史編纂に 取り組んでまいります。公民 館活動についても、各種教養 講座の内容充実に努めます。 三 スポーツ、レクリエーシ ( ヨンの充実については、健康 の保持と体力づくりのための 活動を幅広く展開し、愛好者 への推進を図ってまいります。 又、各種定期健康審査、健 康相談、成人病対策等を実施 し、きめ細かな保健対策を継 続して進めてまいります。 本年度より実施する介護保 険制度に伴い、民間による在 宅複合施設が完成しますの で、デイサービス、ショート ステイ、訪問着護、ホームヘ ルプ事業等が施設で対応する ことになります。更に社会福 祉協議会の充実に努め、ボラ ンティア事業の推進に一層努 力してまいります。 懸案であけました火葬場斎 場も、大宮地方広域組合で整 備を進めてきましたが、本年 四月供用開始になりました。 四 農林業と商工業の振興、 観光開発等の推進については、 農業の組織化と農用地の高度 利用をはかるべく、県単補助 事業を積極的に取り入れ、合 わせて農用地の流動化を推進 し、特産地の形成、観光農業 の振興、高付加価値作物の開 発等生産物の品質の向上、生 産拡大を因ってまいります。 又、畜産振興につきまして は、優良牛の生産、常陸牛の 産地化の促進に努めてまいり ます。商工業育成については、 小売店舗の活性化がはかられ るよう指導体制の強化に努め るほか、自治金融制度の助成 金等も引き続き計上いたしま した。観光の振興については、 御前山県立自然公園周辺地区、 夫の日沢放牧場、並びにうぐ いすの里一帯を拠点として都 市との交流を進め、観光農業 の促進をはかってまいります。 五 消防防災につきましては、 村民の生命、財産の安全をは かる上からも施設充実に努め、 消防ポンプ自動車一台(第二 分団)、さらに、消防小型ポ ンプ積載車二台を更新すべく 予算を計上いたしました。交 通安全対策につき書しては、 制度資金の効率的を運用によ り、住民の生活に不可欠であ る生活道路の整備等について も、計画的に推進してまいり ます。環境衛生事業の一環と して、広域し尿処理場並びに ゴミ処理施設負担金、大宮地 方広域組合負担金、各特別会 計への裸出金等も計上いたし ました。 以上が予算編成の概要であ ります。 (3)

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