広報かつら No.358 2000(平成12)年 3月
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村内の小学校三年生は、社 会科で、お年寄りが子どもの 頃の村の様子を学習していま す。 一月十九日㈹は、桂村中央 公民館で寿大学生の協力を得 て家、道具、遊び、地域や交 通、服装、食べ物の六斑に分 かれて、お話を聞きました。 二月九日㈱は、桂村立図書 館で、これまでに調べたこと をまとめた合同学習発表会を 行いました。 教室を離れて外の場所で、 他校の児童といっしょに村の お年寄りの方々と出会い、学 習するのは、三年生にとって は、初めての経験です。合同 学習終了後、子どもたちとお 年寄りの間で、手紙を通した 交流の場も広まりました。 二回にわたって行なわれま した「合同学習会」 の様子を ご紹介します。 村内小学校 ニ●年生社会科合同学習会 一高齢者との ㌧学校三年生の「社会科 合同学習」について 桂村教育委員会 教育長 高瀬 宗一 一月十九日と二月九日の二 回にわたって村内四小学校の 三年生による「社会科合同学 習会」が実践されました。 その学習は「昔の人々のく らしのようす」について、高 齢者の方から聞いて、それを まとめて発表するというもの でした。 まず最初に、種々な困難を 克服して積極的に取り組まれ れあいの中で学ぶー た先生方の情熱とご苦労に対 し更に、この授業に快く参加 され貴重な体験をお伝えくだ さった寿大学の十八人の皆さ んに心から感謝申し上げます。 この合同学習を適して、特 に次の二つの点で効果があっ たと思われます。 l、学習仲間の翰が広がり、 互いに刺激を受けて、今 後の学習に対する新しい 意欲が湧いたこと。 村内の八十九人が一堂に 会して授業することは一 つの驚きであったろう し、自分の学校以外の仲 間の存在に気付いたこと も大きな収穫であったと 思います。 また、今までの自分の学 校にはなかった質問の仕 方やまとめ方、発表の仕 方などを学びとった意義 は特に大きいと思います。 二、寿大学(高齢者) の皆さ んが体験されてきた様々 なお話しを実際に聞くこ とによって、昔の人々の 生活の知恵や苦労をより 深く実感できたと思いま す。そこから先人に対す る尊敬の念や親しみが一 層強まったのではないか と思われます。 以上のことを考えただけで も本当にすばらしい実践だっ たと思います。 しかし、何よりも大切なこ とは、それぞれの小学校で普 段の授業をしっかり積み上げ ておくことです。 各学校における日常の授業 の成果が合同学習で生かさ れ、合同学習の成果が、各学 校の授業をより深まりのある ものにするという相互関係を 大切にすることが重要だと思 います。 l ■▼ - 4班は「地域と交通」,しっいて 学習しました 日の感想 言 ・さいしょは、ほかの学校の 友だちや、寿大学の方とな かよくなれるかどきどきし たけど、お話をしているう ちになかよくなれてよかっ たです。とても楽しかった です。 ・おてだまの中に、なぜあず きをいれるのかわかった。 水てっぼうでとどかないと ころをそうじしていること がよくわかった。 ・寿大学の人と出会ってみて やさしくてみんな笑ってい て、桂村ってとてもいい所 だと思いました。もっと好 きになりました。 ■1・ ■P『-ヽ¶1 1 5班は「鞭墓」 下駄は督つかしいですね (8)
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