広報かつら No.357 2000(平成12)年 2月
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ではなく、減量化・リサイ クルが中心となっている。 0屋外プール 仕様期間は五月から九月ま で。冬季はスケート場になる。 0屋内プール 平日の夕方だったので、子 供たち十五〜六名が元気よ く泳いでいた。監視人がい るため、親は同伴していな かった。 ○サッカー場 人口五千二百人の小さな町 であるが、サッカーの盛ん なヨーロッパにふさわしい 大きな球技場である。 ○消防舎 消火のみならず、ハイウェ イでの交通指導もしてい る。現在は、八十%が交通 事故によ㌃出動である。会 員は百人、年齢は十四歳か ら六十歳で、全員ボランテ ィアである。常に六十人は 出動可能である。実際、出 動できるのは十人歳から で、十四〜五歳は心の準備 ということである。年間の 出動回数(訓練も含めて) は三百回。ここにある車両 すべて、州・郡から六十 五%の補助を受けている。 ○幼稚園 子供(三歳〜五歳児) たち の歌で歓迎を受けた。建物 はカトリック教会で持って いて、経常は任せている。 保育時間は、七時三十分か ら十三時三十分まで。日本 との違いは縦割り保育(年 上の子が下の子の面倒をみ る)による教育をしている。 一クラス二十五名、児童数 七十五名を七名の保母がみ ている。子供達は自由での びのびとして、目が輝いて いた。 ○農協 日本の農協ほ、ここライフ アンゼン農協が見本。現在 は、農家(会員)だけでは 経営が困難であるので一般 家庭でも利用できるように している。肥料・飼料の他、 建材も取り扱い (自分で家 を建てているため)、また ペットのエサにも力を入れ ている。日本と同様、販売 体制をみても、他の企業と の価格競争が激しくなり、 統合によりリストラをして 対抗している。 ○汚水処理場 五千二百人の汚水処理場。 システムとしては、汚水を ためたところにいるバクテ リアをミミズ等に食べさ せ、クリーニングし乾燥し { て、肥料として地方自治体 が農家にお金を払って引き 取ってもらっている。 ○有機栽培農家 二十ヘクタールの野菜を栽 培している農家を訪問。十 年前から直販をはじめ、今 は七〇血離れた所から買い に来る。労力は、常時三名、 農繁期には四〜五名のパー トを雇う。根菜は土付き、 品質・形にはこだわらな プールやスチームバスあ い。(味・栄養は変わらな いのだから) ○クワハウス体験入浴 り、そしてジェットバスは 最高。労働の後には疲れを とってくれる。桂村にもあ ったら……。 ○民宿農家の方々を食事に招 いて交流会 リンドナー町長をはじめ、 お世話になった民宿のご夫 婦を招き、ボランティアの コーラスグループによるす ばらしい歌声を聞きながら 食事をし、私たちは日本の 歌や踊りを披露し、楽しい 一時を過ごす。 ☆まとめ ゴミの分別については、幼 稚園から教育しているという ことである。さすが「世界一 がQ 氏 名 住 所 年齢 性別 磯 業 備 考 君 嶋 修 子 桂村大字赤沢335 49 女 会社員 2 菊 地 敬 子 ク 赤沢274-2 62 女 商 業 副団長 3 岡 本 幸 枝 ケ 鎧高野1966 46 女 J適確羞 幹 事 4 加 藤 福 子 ク 高根423-2 4ア 女 Jl水稲責 ○ 仲 山 静 枝 ク 高久1405 45 女 農 業 6 加藤木 豊 子 ク 北方2056 63 女 会社員 7 船 橋 月 子 ク 下阿野沢417 37 女 アんパハ 8 武 井 正 男 ケ 鐘高野1988-1 64 男 農 業 幹 事 g 所 定 雄 〃 赤沢291-2 63 男 無 職 団 長 10 和 田 順 子 ク 阿妓山937 60 女 無 職 和 田 明 美 ケ 阿波山9392 50 女 無 職 幹 事 12 全 長 挨 夫 〃 下坪1599 52 男 農 業 13 山 本 良 恵 ケ 寮737 53 女 農 業 14 五位渕 美枝子 〃 阿波山735Z 49 女 無 職 15 杉 山 加代子 〃 下吏下1987-1 48 女 看護婦 16 木 材 喬 〃 上梓247 73 男 農 業 17 加藤木 京 子 ク 轟根338 56 女 住民融ヒ葦 事務局 18 郡 司 政 子 〃 北方266-1 50 女 企画課 事務局 19 大 森 藤 和 ク 上坪1397 67 男 村 長 最も環境対策が進んでいる 国」ドイツであると痛感させ られた。次の訪問都市「ミュ ンヘン」 のホテルに泊まった 時、洗面所のバスタオルが掛 けてあるところに「今、地球 環境に優しい生き方が求めら れています。もし、あなたが よければこのバスタオルを何 回も使用してください。その 場合は、ここに掛けておいて ください。きれいなバスタオ ルをお求めなら、バスタオル を床においてください。」と 書いてあり、意外なところま で地球環境に配慮しているの に驚いた。そして、私たちが 二泊滞在したシェルナッハの 町は、自宅はもとより公共施 ( 設等は町民が協力しあって作 る正に手作りの町である。そ のためか、町の様子は静かな がらも活力に満ち溢れている 様に見えた。 (14)
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