広報かつら No.356 2000(平成12)年 1月
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新年明けましておめでとうございます。 平成12年の新春を迎えられ、村民の皆様方 のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ ます。 昨年の日本経済は、景気低迷から脱却すべく 景気浮揚策が講じられましたが、ようやく秋口 から経済指標は上向きの傾向が出始め、年末の 臨時国会でさらにてこ入れをはかり、大型補正 予算が成立し、経済成長率も1・0%と上方修正す る方向のようであります。 桂村の常住人口も昨年11月、7、100人の 大台に乗ることができ、大変喜ばしい限りであ ります。茨城県での過疎町村は県北西部にかた より、里美村・金砂郷町・大子町・山方町・美 和村・緒川村・水府村・御前山柑・七会村・桂 村の10町村であります。 過疎対策法は、昭和45年から10年の時限立法 ( で成立し、過去3回(過疎地域対策緊急措置 法・過疎地域振興特別措置法・過疎地域活性化 特別措置法)の見直しがありました。 平成3年に成立した過疎地域活性化特別措置 法は、平成12年3月で期限が切れることに伴い、 全国過疎地域活性化連盟は引き続き新法の成立 を要望し続けてまいりましたが、本年の通常国 会で仮称ではありますが、「過疎地域自立促進 特別措置法」として成立する見通しとなりまし た。この適格要件(国勢調査時)は、過去25年 間の人口減少率、過去35年間の人口減少率、高 齢化率、若年者比率、財政力指数(全国平均値 より以下)等でありますが、本村はこの適格要 件に該当しないことが濃厚となってまいりまし た。 過疎からの脱却をめざして、過去様々な事業 を展開してまいりましたが「めでたくもあり、 めでたくもなし」というのが現在の心境であり ます。ただ救いとなるのは、適格要件に合致し ないといっても経過措置として、有利な「過疎 債は5年間にわたって漸減するものの適用され る」とされているので、これらの制度金融を活 用して今後の事業展開をはかってまいりたいと 考えております。 本年も厳しい予算編成となりますが、重点的 事業を中心に諸施策を推進し「うるおいのある 村づくり」を進めてまいります。 役場職員一体となり、より一層の努力を重ね てまいりますので、村民の皆様方の更なるご支 援・ご協力をお願い申し上げ、新年のごあいさ つといたします。 ). ( (2)

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