広報かつら No.355 1999(平成11)年 12月
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十月三十日出午前六時三十 分、快晴。バスは中央公民館 を後に、常磐道を北上して裏 磐梯高原へと向かった。やが てハイキングの出発地点であ る「裏磐梯サイトステーショ ン」に到着。バスから降りる と、目の前には静かなレンゲ 沼が水をたたえ、その奥に見 えるはずの磐梯山は、低い雲 にさえぎられ、山頂は見えな ヽ■ ▲U しY 九時三十分、槍原湖畔のゴ ー ルを目指して、全長六血の コースを四十三名で出発する。 高原の冷気が肌に心地よい。 最初は、全長丁二加の中 瀬沼遊歩道。駐車場わきの入 口から平坦で歩きやすい小道 を小川のせせらぎ沿いに歩 く。やがて、小高い丘の上に 出ると、そこは中瀬沼を見下 ろす裏磐梯でも指折りの景勝 の地。紅葉した樹海が中瀬沼 の岸辺を彩り、はるか遠くに 雲に包まれた磐梯山の雄大な すそ野がかすんで見える。 小休止後、中瀬沼遊歩道を 下り、白樺橋から全長三・四 血の槍原湖畔遊歩道へと進 芸磐梯高原 桧原湖畔ハイキング む。整備されたコースの周囲 にはカエデやナラやハンの木 立が茂り、古木には鮮やかな ツタウルシが巻きつき、秋を 彩っている。時折り、雲間か ら射し込む日射しがまっ赤な モミジの色を一段と輝かせ、 その実しさに思わず足を止め 感激の声があがる。 複雑に入り組んだ槍原湖畔 の景観を眺めながら、つり橋 を渡り、ゆるやかな坂を歩く と、道はアカマツ林へと延び ている。高原の秋の凪が桧の 梢を通り抜けていく。風の音 に耳を傾け、紅葉に目を止め ながら、やがて遊歩道は車の 通る長峯給付で終わる。 車道に出て歩くこと二十分 後、最終ゴール地点の槍原湖 畔磐梯高原駅へ全員着いたの は、十一時五十分であった。 槍原湖を眺めながらの昼食 後は、①近くのホテルで入浴、 ②遊覧船で槍原湖の島巡りコ ース、③五色沼近辺の散策、 ④ショッピング等、それぞれ 高原の秋を自由に楽しんだ。 午後二時十分、予定どおり バスは檜原湖畔を出発し帰途 についた。 鮮やかな紅葉につつまれた 槍原湖畔は、この日が最高の 見頃であるとのこと。深まる 高原の秋を心ゆくまで五感で 味わえた和やかでさわやかな ハイキングの一目であった。 ◇参加者のアンケートから ・紅葉が見頃でとても良かっ た。 ・中瀬沼遊歩道の展望台から の眺めが素晴らしかった。 ・檜原湖畔、遊覧船での紅葉 の景色が垂日岡でした。 ・紅葉とお風呂が良かった。 ・景色は最高、昼食もおいし かった。 ・曇っていて残念でしたが、 紅葉の美しさは一生忘れない。 ハイキングの途中にトイレ があるともっと良い。 ・初めて参加したが、和気あ いあいと楽しくできた。 ・マナーの良い旅でした。 ・怪我無し、カラオケ無し、 車内でタバコを吸う人がいな くて良かった。 桂幼稚園幼児教育学級 十一月八日㈲、大桂公園で 桂幼稚園の親子レクリエーシ ョン大会が開かれました。講 師は、県レクリエーション協 会指導員の海野久子先生で す。 青空のもと、音楽に合わせ て親子で手をつなぎ、翰を作 り、手をたたき歌を歌い、二 十種類以上のゲームを楽しみ 汗を流しました。 海野先生からは、忙しい親 ほど家でもこのようなゲーム を通して、子どもの良さを見 つけて励まし、体力・気力を 育て心のきずなを深めてほし いとのことでした。 三歳児から五歳児六クラス の親子合わせて三有名が、秋 の日差しを浴びて、充実した 親子ふれあい教室のひととき を過ごしました。 かr」 ′ \ い 竜一・′- ⊥_-』 権保育所幼児教育学級 桂保育所では、十一月十六 日㈹午前九時三十分から、坪 地区公民館長の大越功先生を 講師に、親子ふれあい作品作 りが行われました。 内容は、幼児の「楽しいゆ め」をテーマに、紙を主とし た立体の絵作りです。 画用紙に色を染め、工作用 紙を切り抜き、竹串にセロテ ープでとめ、発泡スチロール の台にさし込みます。 お母さんと話しながら、一 時間半後には、赤や黄色や緑 に色どられた美しい「お花畑」 や「水族館」 「空とぶ気球」 等の作品が並びました。 「久しぶりで童心にかえり ました。」というお母さん。 幼い子どもの夢をはぐくむ親 子ふれあいの工作でした。 h ■■」. ■■ (8)

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