広報かつら No.352 1999(平成11)年 9月
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こちら”いきがいくん-ですい 私と生涯学習 北方 田幡 孝 「自然に恵まれた静かで素 晴しい桂村」私は同じ東茨城 郡でも航空自衛隊の町、小川 町で育ちました。 桂村に住んで二十二年、地 区のソフトボールクラブや軟 式野球チーム「フレンズ」に 入ったり、公民館講座のおや じ大学、その他に地域行事に 参加しすばらしい友人や仲間 と出会い、地域の方々との交 流を深めることができ、楽し くやっておりましたが、この 春、自分の健康管理の不行き 届きで入院し手術をしまし た。不自由な生活と不安で幾 度となく悲嘆のどん底をさま よいましたが、和らいだのは、 入院中の仲間の励ましと、友 生涯学習コーナー 「巴コ 畏瓦こ 人の温かい叱咤激励、そして 家族の支えでした。退院の決 まった時の嬉しさは格別で、 健康の素晴しさ、体を動かせ る喜び、趣味やスポーツがで きるとl亭っことがこんなによ いものとは…。又、仲間の励 ましがこんなに嬉しいとは。 自分で病気をして、健康と人 の情が身にしみました。生涯 学習とは、人と人との出会い、 心のふれあいを通して、人か ら学び生涯を豊かに生きるこ と「生きている実感を味わう こと」だと思います。 私もこれからも多くの仲間 といろいろなことにチャレン ジして行こうと思っておりま す。 種村の生涯学習 ボランティア活動から ◎ボランティア講座 一般成人を対象に募集した ボランティア講座の開級式が 過日、中央公民館を会場に開 かれ、学習内容や年間活動計 画等が話し合われました。 本年度は、ボランティアに ついての理解を深めると共に 年間三回から四回、中央公民 館を主に、いろいろなボラン ( ティア活動を実際に体験する ことを予定しています。 次回は、九月十一日出、手 始めに「幸いす」を使用して いる方々への基本的な介助の あり方について、講師を招き 学習する予定です。 ◎ボランティア研修会 七月二十三日幽、午後二時 から、中央公民館で、ボラン ティア講演会が開かれました。 演題は、「地域の高齢者と 歩んで十年」1ゆりの会在 宅福祉ボランティアの実践か ら ー と題して、水戸市常澄 地区「ゆりの会」会長の松田 和枝先生の講話を伺いました。 昭和六十二年一月、当時の 常澄村で「ゆりの会」は、わ ずか四名の女性ボランティア でスタートしたとのことです。 それが十年後には、①重度心 身障害児者施設訪問部会 ② 食事サービス部会 ③ふれあ い電話部会 ④高齢者等訪問 部会 ⑤理容出張サービス部 A垂寸に発展したとのことです。 それらの中から、食事サー ビス部会の活動を主にした講 話をしていただきました。毎 週l回、独居高齢者をはじめ 障害者、父子・母子世帯、高 】 柑 ◎ボランティア情報交換会 今回のボランティア情報交 換会は、昨年発足した桂相生 涯学習ボランティア登録者と ボランティア講座受講生、そ れに桂村うぐいす会の役員を 齢者と孫の世帯等、約宙名を 対象に、宅配サービスを行っ ているとのことです。 ゆりの会をここまで支えて きたもの、それは、「誰にも 訪れる老いの時が、全人生の なかで一番の不幸の時とさせ ないために」という強い信念 のもとに支えあってきたとの ことです。 ボランティアの原点にふれ る貴重な講話でした。 ( 対象に、七月二十三日、午後 ㈱ 三時過ぎから開かれました。 最初は、近隣他市町村のボ ランティアの団体数や人数、 活動分野等の資料が提示され 次に、桂村のボランティアの 活動状況が話し合われまし た。 桂村うぐいす会の役員の方 からは、給食サービスを中心 に、献立から調理、配食まで の事例が出され、お年寄りの 方との交流を深めているとの ことです。 生涯学習ボランティア登録 者の方からは、 での活動の様子が話題になり ました。村立図書館では、図 書の整理や本の読み聞かせを したり、心のこもった手作り 紙芝居等、子ども達は、楽し みにしているとのことです。 そのほかの施設でも、太極 拳や折り紙の指導、生け花を いけるボランティア活動の事 例が出され、和やかな雰囲気 の中での充実した情報交換会 でした。

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