広報かつら No.346 1999(平成11)年 3月
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が採血後も採血前とほとんど 変わらない健康状態でなけれ ばなりません。その安全性を 確保するために、医学的な検 討を経て国が定めた採血基準 があります。それにもとづい て総合的に判断し、適切と認 められた人に献血をお願いし ています。 献血できない場合 ・血液比重が二疋以下の人。 ・最高血圧が九〇諷鞄未満の 人。 ・妊娠していると認められる 人、または過去六ケ月以内 に妊娠していたと認められ る人。 ・献血により悪化するおそれ がある循環器系の病気(高 血圧、心臓病など)、貧血 や血液の病気などにかかっ ていると認められる人。 ・有熟者、そのほか健康状態 が不良であると認められる 人。 このほか、エイズ患者・感 染者またはその疑いのある人、 麻薬・覚せい剤を使用してい る人、不特定の人と性的接触 のある人およびこれらの人と 性的接触のあった人などから の献血はご遠慮いただいてい ます。 Q.献血の際に、病気がうつ されるようなことはありませ んか? A.献血をするときに使われ る針や血液のバッグなどは、 献血者一人ごとに新しいもの と交換されますので、ほかの 献血者から肝炎やエイズなど の病気がうつる心配は絶対に ありません。 Q.献血後、すぐにはふだん の生活にもどれないのではあ りませんか? A.一回の献血量は、仝血採 血のときは二〇〇牢または四 〇G轡、成分献血では三〇〇 :りり′.トみ 〜六〇〇舶です。この程度の 量なら献血彼の車の運転、軽 いスポーツもさしつかえあり ません。赤血球をとらない成 分採血ですと、からだへの負 担はさらに少なくてすみます。 Q.高校生が献血しても、健 康上の心配はないのですか〜 A.献血の際には、血液の比 重検査のほか、問診や血圧測 定などの検査を行い、総合的 に健康状態を判断してから献 献血って、ちょっとこわい 感じがする・窒とプライバシ量るのは貰の常識 血の適否を決めています。 また、わが国の一回の採血 量は一八歳末満であれば二〇 ミ=リリソトル ○戯だけです。これは諸外国 の約半分であり、高校生であ っても健康上問題はありませ ん。一九九六年(平成八年) には延で三八万人 (全体の バー七▲ノト 六%) の高校生が献血に協力 しています。 Q.献血の結果、病気が発見 されて不利益を受けることは ないのでしょうか? A.血液センターでは、血液 の安全性を確保し、献血者の 健康管理に役立つよういろい ろな検査を行っており、その 結果は、外部に漏れることな く、献血者本人にのみお知ら せしています。また、検査項 目によっては結果を知らせて ほしくない場合にはお知らせ しないこともできますが、か えって気が付かなかった病気 が献血時の検査で見つかり、 早く適切な治療を受けること により大事に至らなくてよろ こばれたケースがたくさんあ ります。 Q.無償で献血された血液が なぜ値段がついて病院などに 売られるのですか? A.血液そのものには値段が ついているわけではありませ んが、献血していただいた血 液は患者さんに安全な輸血を するために、血液型や肝炎、 梅毒、エイズなど各種の検査 を実施していますので、検査 の費用が必要になります。ま た、献血していただくために 血液センターや献血バス、病 院へ血液を届ける緊急車など 施設や車両の整備、製剤の調 製などの費用、さらに職員の 人件費などがかかります。 これらの費用をまかなうた め、血液製剤には国が定める 値段(薬価)がつけられてお り、病院はこれを使用する際 に血液センターに支払います。 病院に対しては、患者さんが 加入している健康保険や国民 健康保険などからの給付と、 患者さん自身の一部負担金に より支払われます。 ′し 茨城県血液センターから のお知らせ 二月一日から三月三十一日 まで、県内一斉に献血キャン ペーンを実施しております。 キャンペーン中、献血にご 協力をいただきました方にデ ィズニーランドのパスポート 券が当たる申込み用ハガキを 差しあげます。申込みされた 方の中から抽せんで一〇〇名 に当たります。 この機会にぜひ、献血をさ れてみてはいかがでしょうか。 (3)

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