広報かつら No.346 1999(平成11)年 3月
2/14

若い世代の協力が 大きな力になっている みなさんは献血をしたこと がありますか。 医療の発達した現在でも、 血液を人工的につくることは できませんパ病気やけがの治 療に必要とされる輸血用血液 のほとんどは、多くの人の善 意による献血で賄われていま す。献血は医療現場に貢献す るボランティアの一つなので す。 献血に協力できるのは、十 六〜六十四歳までの健康な人 です。実際の献血者数では、 十六1二十九歳が半数近くを 占めており、若い世代の協力 が大きな力となっています。 あなたの善意の献血が 医療に必要とされています 桂村での献血キャンペーンは三月二十五日 午前九時三十分〜三時三十分 (昼食時を除 く)中央公民館駐車場で行ないます。 献血者が少ない月の 献血にご協力を 緊急の事故や災害など が起こったとき、即座に 輸血用血液を供給するた めには、輸血用血液を常 時確保しておくことが必 要です。 そのため、年間を通し て献血への協力が必要と されていますが、実際は、 月によって献血者数にバ ラツキがあります。特に この時期は一年のうち で、最も献血者が少なく なる月です。安定した輸 血用血液を供給するた め、ぜひ、献血へのご協 力をお願いします。 適正在庫との比較 0 0 0 0 0 0 6 4 2 単位数 左のグラフをご覧下さい。 必要とされる (適正在庫) 血液を血液型別にみると、A 塑・0型・AB型が不足して おり、特にAB型は極端に不 足しております。 A型 0型 B型 血液型 AB型 [ニコ適正在庫 Il■本日在庫 献血は三つの方法か、う いずれかを選びます 献血は、①二〇〇磁献血、 ミ‖.リノ▼Pル ②四〇〇戯 献血、③成分献 血、この三つの献血方法から 選ぶことができます。 私たちの体内の血液の量は、 個人差はありますが、男性は パーセント ゲ士ノト 体重の約八%、女性は約七% といわれています。体重六〇 りリソーも キログラム 短 の男性では四人〇〇舶、 キロ’ラム 体重五〇短 の女性では三五 ∵ ‖一しこ 00戚 の血液量となります。 医学的には、ふつうの人は体 パー′宇/ト 内の血液量の一五%以内(男 ミリ一-ノ.甘心 ミリりゾゝ.ふ 性七二〇舶、女性五二五戒) が失われても、身体上の問題 はありません。ですから、四 ミリ‖リソ●rん 00磁 の献血も日常生活や 健康にさしさわりありません。 いままで八〇〇腑.の輸血 tヽ■1-〓■ノ†ぐむ をする際、二〇〇舶 の献血 の場合では四人分の血液が必 りリノ・「ん 要でしたが、四〇〇舶 献血 の実施により、その半分のl一 人分ですむようになりました。 このように少人数の献血者の 血液を輸血に用いることがで \■ノ ( 三つの献血方法 ●献血のしくみと手順 きるため、未知の肝炎などの 感染症や、その他の輸血によ る副作用を大幅に減らすこと が可能になります。このよう に四〇〇彪 献血は、量の確 保という面ばかりでなく、輸 血の安全性を高めるためにぜ ひとも必要なことです。 成分献血 成分献血は、成分採血装置 を用いて、自動的に血液中の 血しょうや血小板だけを採血 する方法です。この場合、赤 血球成分は献血者に返すよう になっています。最も回復の 遅い赤血球を返しますので、 からだへの負担が軽く、一〜 二週間の間隔で献血できます。 この方法は世界各国でひろく 行われており、わが国におい ても、その安全性は十分に確 かめられています。現在、全 国の血液センターや一部の献 血ルーム、献血バスなどで実 施されています。 献血は安全です 献血する場合には、献血者

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です