広報かつら No.342 1998(平成10)年 11月
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払と生涯学習 上阿野沢 所 紀子 野の花を一輪挿して、素朴 さ、美しさに感動し、自己流 に絵手紙を措き、友人へ送る。 その返信絵手紙の素晴しさに 感動して又措いてみる〃 ボランティア活動では、一 人暮しのお年寄への給食サー ビスで、喜んで下さる笑顔に 接し、安らぎと温もりを感じ てのふれあい〃 公民館活動では、毎週一回 のコーラスで、世界の歌、日 ずさ 本の歌などを口進み、幼い頃 への郷愁に誘われ、声を出す ことで、すべてを忘れてリフ レッシュ〃 又女性教養セミナーでは、 村内の史蹟めぐりで、村の歴 史、史蹟などを再認識して、 先人の方々の偉大なる功績な いにしえ どに深く感動、感謝し、古を 偲びながらの探訪〃 いつでも、どこでも、だれ とでも、気軽に集い、ふれあ いの場を求めて学ぶこと、そ の中から自分にマッチしたも のを継続していくことが、生 涯学習で、自分が出来る時に、 自然体で、拙いチャレンジを しております。 現代は、私事化傾向で、 人々の価値観が公から私にな ってしまった様ですが、地域 にあった活動を通して、形式 ぼらず、自己の充実や、生活 向上のために、自発的な意志 で自分に適した手段で、生涯 を通して行っていけば、決し て難しいことではないでしょう。 幸い桂村では、素晴しい行 政の後押しがございますので、 無理をせず、村民の皆様とふれ あい、助け合い、生涯学習の村 づくりをして、少しでもお互い に成長して、心の糧となってゆ けたらと思っております。 体再協会めぐり⑥ 「桂村ゴルフ協会」 桂村ゴルフ協会では、会員 90名により、年2回の会員コ ンペとチャリティーゴルフ大 会を開催、会員相互の親睦と 技術の向上を目指しながら、 積極的な地域福祉活動を展開 しています。 本年度のチャリティーゴル フ大会は、11月25日㈹、桂ケ 丘CCにおいて開催しますの で、皆様の参加をお待ちして います。 ※お問い合わせは、 桂村ゴルフ協会事務局まで (桂村役場内) 女性教養セミナー “史跡めぐり”に参加して 中野千鶴子 さる九月二九日女性教養セ ミナー史跡めぐりが、講師に 郷土史研究家広木太一郎氏を お迎えして開催された。一杉 常子さんから“日本の歴史は 桂村から”それを納得できる 日程を組んだ事、昨年に次ぐ 下通り編である事の説明を受 けて中央公民館を出発した。 先ず、阿波山字古城(海抜 四九五m)の大山城跡地に立ち 郭を眺め乍今に繋がる地名の 由来を聴いた。最初の築城は平 安時代の後期で佐竹義篤の四 男・義孝が南北町時代の正平 十年に再構築して居城とし、 義孝は地名をとって大山氏と 称し、九代義則の時の佐竹領 内知行香えで小高城(麻生町) に移る迄二四〇年続いた。城 の囲い辺りを偲び乍親鸞聖人 の旧跡、大山草庵に赴いた。 今に残る稲田草庵では、立 教開宗の地として浄土真宗の 根本聖典「数行信証」執筆に つとめ、大山草庵では開宗宣 言の地として民衆に仏教を説 いて歩るき、七年間滞在され たとか。そんな親鸞聖人を近 く感じ乍瑞雲山龍谷院へ。下 阿野沢に在る龍谷院は、室町 時代の中期に曹洞宗大功正伝 禅師秀峰宗岱大和尚によって 開山された。本堂は老朽化し 昭和五四年立替えた事、寺宝 の事、境内には千手千眼観世 音菩薩を安置した観音堂があ り、格子は左甚五郎の作と伝 えられてる事などを伺った。 初代水戸藩主徳川頑房公が 早魅防止の為に水利事業を命 じ造られた赤沢江跡を見学後、 栗に戻り粟祭場に幕末の頃「星 野塾」を開いて近所の子弟に 学問を教えた星野直太郎の痕 跡をたどり、峨凋先生こと生 駒周蔵(江戸時代の学者) の 墓(今瀬神官家墓地内) に詣 で、桂村には他にも庶民の教 育に大きな功績を残した先人 が多々おられた事を知る。そ して歴史は現代に足を止め、 超文化的な桂村特定環境保全 公共下水道処理場(中央水処 理センター)を見学した。すで に運転開始、平成二十年には 全体計画区域が完成するそう だ。次いで下坪館跡、石塚城 跡を廻り、高瀬河岸と桂村の 渡船場等に当時の歴史と自然 の変化を学び小場江堰へと移 った。ここの歴史は古く明暦 二年から始まるが、現在の小 場江堰は昭和四五年に三年か けて完成したものだそうだ。 ゲートボール決勝大会 10月20日㈹大桂グランドに おいて、第6回桂村ゲートボー ル決勝大会が行なわれました。 この大会は、旧村単位(坪・ 岩船・沢山) で地区大会を行 い勝ち抜いた上位6チームが 出場し行われます。 結果は次のとおりです。 最後は、小場城跡を経由し て小場舟渡跡に下車し、大宮 側から桂村全貌を望んだ。雨 あがりの川岸は、まだ四時前 というのに薄く霧がかかり、 薄暮の中にいる様な、そんな 中に映る情景は“まさに日本 の桂村″詩情を注られるほど 優 勝 岩 船 準優勝 孫 根 第3位 北 方 第3位 阿波山二区 (3)
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