広報かつら No.333 1998(平成10)年 2月
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「緊急生産調整推進対策のあらまし」 米をめぐる厳しい状況を克服するため、国は「新たな米政策大綱」を決定し、この大綱のもとで需給均衡 の早期回復を図る観点から2年間の緊急的な取り組みとして行うことになりました。 平成10年度の本村の生産調整目標面積は、174ha(昨年より31ha、21.6%の増)といままでになく、大幅に 拡大されました。 また、自主流通米価格の大幅な低下や過剰となった在庫の解消をはかり、食糧法のもとでの適正在庫とい われる200万トンとするには、全国で現行より17万6千ha増の96万3千haの生産調整が2年間必要となり、 このため生産調整実施者のメリットを明確にし、次のような対策が新たに実施されます。 ① 生産者拠出(水田面積10a当3,000円) と政府の助成による資金で、補償を全国 規模で実施し、生産調整を100%以上実 施した生産者に、生産調整に応じて補償金 が交付されます。10アール最高で2万5千 円交付されます。また、地域単位で集団的 に参加する場合、10アール当たり5千円が 加算されます。 ③ 水田麦・大豆・飼料作物 生産振興緊急対策 ②水田営農確立助成金 (、- 担い手育成、団地化を支援 大豆や麦、飼料作物などに転作し、水田営農 の実現に取り組む農業者や地域に助成されま す。特に担い手育成を支援する観点から、組織 化や団地化等合理的営農を行う農業者に手厚く なっています。10アール最高で2万円助成さ れます。とも補償の補償金を加えると10アー ル当たり最高で5万円になります。 水田を活用した意欲的な圭・ 大豆・飼料作物生産を支援 水田転作で麦・大豆・飼料作物を生産し、特に湿害 の克服や収量・品質のアップなどをめざす農家・営農 集団に対して必要経費を助成します。 実施タイプ 助成額(還こ芸富津) 大豆の場合の技術倒 基磋技術実施 5,000円 畝立てと適期防除を実施 畝立てと適期防除の基礎 標準技術実施 10,000円 技術に加えて、優良品種 の導入、土壌改良などを 実施(メニュー方式) 地域特認鼓術実施 17,000円 標準技術に加え、地域特 認技術を実施 (6)
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