広報かつら No.332 1998(平成10)年 1月
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桂村の皆様、明けましてお めでとうございます。 村民の皆様には、お健やか な新春をお迎えのこととお慶 び申し上げます。日頃から教 育全般にわたり暖かい御理解 と絶大な御協力を賜りおかげ をもちまして着実に発展への 基盤を固め、歩みを進めて参 ることが出来ましたことは、 桂村の皆様新年おめでとう ございます。 農業委員会制度の発足を見 て四十大年になります。農政 の基本は、農業生産力の発展、 農業経営の合理化、農民の地 位の向上に寄与することが柱 です。振り返って五十年前の 農地の大改革を見ると農地は 種村教育委貞長 小 林 輝 男 桂村農業委員会長 小 林 弘 皆様方の御指導御協力による ものと厚くお礼申し上げます。 ご承知のとおり、昨年を振 り返りますと、行財政改革の 問題と同時に、金融機関の一 部破たん問題などに不信感を もたれたと思います。が明る い話題もありました。サッカ ーのワールド杯への初出場権 の獲得や、全世界をあげて、 宇宙開発を進めている実験遊 泳の快挙がありました。さて 教育は国家百年の大計である と言われますが、最近の教育 をめぐる状況は大をく変わろ うとしております。 「ゆとり」の中で子どもたち 耕作者自らが所有すること、 耕作目的以外は排除されたの です。それとは裏腹に高度経 済成長簸打込まれ、農村 を守る若者が都会の企業に吸 い込まれ、農地改革が狂い始 めた。農地改革に精魂を傾け た農民像も影を薄くし国民の 生命を守る食糧生産の農地が 荒れ始める現状です。物が豊 かになり、心を忘れ他人への 配慮をなくし、自分だけ良け ればと無意識な考えとなり、 もっと 二十一世紀の農業に向って尤 も大切な農民の共同態勢を生 む力が浮ばない。 ヽ √tへ 個人の力では解決できない 極めて困難な農業の実態です。 農民の地位の向上こそ不可欠 であり、農業振興の原動力で す。古い農民像を捨て去り進 まなければ認定農業者の育成 も、農業後継者対策も、農村 の花嫁対策も不可能になって しまいます。 農地改革以上の大事業と心 得なくてはならない難問と判 断されます。・まず、農地を荒 さない、遊休農地をつくらな い(農業委貞会だよりに記載) よう心掛けて下さい。 親子の話合いを積極的に進 に「生きる力」をはぐくむこと を理念としつつ、個性の尊重 への転かんを目指して一人一人 の能力、適正に応じた教育を 展開していくという考え方に 立ったさまざまな改善策が提 言され、教育システムの見直 しへと加速的に実施されるこ とが予想されます。ために私 たちは常に社会の変化や国の 動向等に強い関心を持ち、より 広い視野から今後の教育の在り 方を考えていく必要があると思 います。21世紀を目前に控え教 育に対する期待は実に大きいも のがあると思います。 こうした動きの中にあって め、農地の利用方法を計って いただきたい。 明るい村づくりは、農業の 存在如何にあるかと考えられ ます。村民一体となり農業発 展を願って御尽力いただくこ とをお願いし、年頭のご挨拶 と致します。 皆様と共に、高度情報化、国 際化、高齢化などの激しい変 化に対応して、着実な歩みを 進めて参りたいと思います。 本年は文化の更なる活性化と 生涯学習等活動の拠点として の図書館、郷土資料館が開館 することになりより一層、行 政、学校、家庭そして多くの 地域の皆様方の御支援、御協 力を賜わりますよう心からお 願い申し上げますと共に、こ の1年が村民の皆さんにとり まして実り多い年であります ことを御祈念申し上げまし て、新年のごあいさつといた します。 仰〇て>こト=ト〇1ニてト=ト〇てン ひ ゆったりヒ一日のつかれ癒1ゐ る藩舟のヤに聴く虫の声 よ 宮本ふみ江 みやーニウ 飼求まとふ「歩美」は何思ふや御社 のりと の太鼓永司を身に受け止めて 山形 式妙 整製の小きき小きき花の赤泥 めつつはつかに日産1秋めく 渡辺千紗子 電線に寺岡隔に並ぶ 「あきつ」 皆何で向きに並びたり 綿引 栄子 佗1きに汲庭の薔及を労りて清 くたちまち心ゆたかになりぬ 青柳 京子 初めての運動各に未忍は一位と なりてゴールに入れり 石井きぬ子 フェリーより観ゆる小樽の鹿の 景色汲々ヒ舟は鬼放ちつつ 大森 久子 わが国に女性パイロット炭生す 堂にも千草に働く代束たり 高堀よしの 久々に友を奇ぬれぼ恕糞故にす がりつつわれの手強く甚る 佐川 あや 酪農家はふえつつあらむあちこ ちに紘草凍る知日だちて 杉山みちこ かつら文芸 税金は 国をうるおす 大事な源 桂中3年 畠山 恵 (4)

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