広報かつら No.331 1997(平成9)年 12月
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正岡子規には、親しみとユー モアにあふれる短歌形式の手 紙「はがき歌」があります。 限定された詩形に、簡潔に用 件をよみこむことで、送り手 の気持ちが余韻となって伝わ り、リアルな文学世界が日常 生活に生きています。正岡子 規のふるさと「文学のまち松 山」から、短詩型文学の振興 と手紙文化の普及をめざして 「はがき歌」を募集します。 ▽応募者/応募資格は問いま せん。 ▽形式/短歌(五七五七七) 形式の便り(短歌形式なら 31文字に限りません) ひら がな・漢字及びカタカナ (難読漢字にはふりがなを 付ける) ▽内容/誰かに想いを伝える もの (例‥近況報告、ラブ レター、見舞、お礼、おわ び等) ▽応募方法/はがきに、縦書 きで、作品とその宛先(父 1親しみをこめて ユーモアをこめて- 第三回 はがき歌全国コンテスト ′し へ、母へ、友へ、恋人へ等 「00へ」と前書きする) を書き、住所・氏名・年齢・ 性別・電話番号を明記して、 左記まで送ってください。 はがき一遍に一作品としま すが、一人何通でも応募で きます。 ▽応募先/〒790-91 松山中央郵便局私書箱第2 34号 「はがき歌」全国コンテス ト係 ▽その他/作品は未発表のも のに限ります。作品・住所・ 氏名などの読みにくい漢字 には、ふりがなを付けてく ださい。入賞作品を含む応 募作品の一切の権利は、主 催者に帰属します。 ▽表彰/大賞(郵政大臣賞) 3点、賞状・記念品(10万 円旅行券) この他に優秀賞 9点、審査員特別賞8点、 佳作管…があります。 ▽問合せ 〒790愛媛県桧山市道後 公園1-30 桧山市立子規 記念博物館内 「はがき歌」全国コンテス ト係 mO89・931・5566 少年による非行といえば、今 年五月、社会に大きな衝撃を与 えた中学三年生による児童殺傷 事件が記憶に新しいところです が、ほかにも、高校生による強 盗の多発や覚せい剤乱用の増加 など、少年非行は極めて深刻な 状況にあります。 平成九年上半期(一〜六月) に、殺人、強盗、放火などの凶 悪犯として全国で補導された少 年(十四〜十九歳)は一千四十 人。暴行、傷害、恐喝などの粗 暴犯として補導された少年は八 千四百六十人に上ります。それ ぞれ前年同期に比べて大幅に増 え、特に高校生を中心とした強 次皿が急増しています。 ● 深刻化する少年非行の背景に は、非行に対する少年たちの抵 少年非行や少年が被害に遭う犯罪が全国的に増えています。 年末年始は、冬休みの解放感から少年が非行に走りやすい時期。 お父さん、お母さん、なにかと忙しくなる師走ですが、お子 さんに不安定な様子を感じ取ったら要注意。親子での気持ちの 通い合いを図ってください。 特徴は、いきなり・遊ぶ金欲しさ・模倣 深刻化する少年非行 年末年始の少年非行・犯罪被害の防止 抗感・罪悪感の希薄化などが指 摘されています。非行を犯した 後も、その重みを感じられない 少年たちが少なくないのです。 かつての非行の典型は、万引 きなど比較的軽い犯罪を繰り返 した少年が次第に行為をエスカ レートさせていくというもので した。ところがいまは、どこに でもいる非行歴のない少年がい きなり重大な非行に走る例が数 多く見られます。 また、遊ぶ金欲しさから非行 /′、\ に走ったり、他の事件を真似た り、友達同士で安易に、といっ た点も最近の非行の特徴です。 非行の低年齢化や女子非行の 増加も心配されています。中学 生による恐喝やひったくり、女 子による傷害などが著しく増え ているほか、テレホンクラブな どをきっかけとした女子の性非 行や性的被害のケースも目立っ ています。 ● 非行の一般的な兆候としては、 ①深夜遅くまで帰ってこない ②不相応に高価な物を持っている などが挙げられ、我が子と積極 的にかかわり、コミュニケーシ ョンを欠かさない保護者の姿勢 が必要です。さらに、小学生・ 中学生を中心に、少年が被害者 となった犯罪も増加の傾向にあ ります。 警視庁では、十二月の重点課 題に「年末年始における少年非 行及び犯罪被害の防止」を掲げ、 保護者だけでなく地域全体で子 どもたちを見守る社会の取り組 みを求めています。 ● 少年の非行や犯罪被害に関して のご相談は、ヤングテレホン (少年相談電話)にご連絡くだ さい。 ℡029-231-0900 (9)

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